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(2003/03/01・02)
「レインボー桶川 HMSホンダウイング高橋スペシャル参加レポ」
二日目のオンロード編はこっち。
と言うわけで、バイク歴1年ちょいの非オン車乗り・大型経験ナシ・講習会歴2回め(HMS初)という、ある意味ムチャな状態で参加した、ホンダウィング高橋企画「HMS桶川スペシャル」デス。
3/1、お昼。
高速を降りる頃にはパラパラと雨。
レインボー桶川に着いた時にはすっかり本降りでありました。
まぁ、1日目は午後一杯トライアルの講習でありますので、雨でもさほど悪い訳ではないですが。
#オフ乗りから見れば、むしろ雨の方が楽し(以下略)
レインボー桶川に到着。
早速ゼッケン貰って荷物を宿泊部屋に置いて、ジャージに着替えて移動。
この時点ではまだ霧雨でありますが、プロテクター付けてレインウェアを着たらかなりの降りに。
ちなみに、使用車両はTLM220。
公道走行も可なノーマル仕様でなくて、スクール専用の、ブレーキランプ以外の保安器を全部取っ払ったブツ。
ハンドルまわりはクラッチ・フロントブレーキ・キルスイッチ以外ナニもありません。
キーも無し(爆)
13:20。
本降りの中、トラ車の構造・操作・乗り方の基本・始動方法なんかの説明。
その後ストレッチをやったら、いざエンジン始動。
キックが重いヨ!
2st単発230だからもっと軽いかと思っいたのですが。
まぁ、2stは構造的にデコンプは存在しないから生の圧縮が来るうえ、車体に合わせてキックペダルの長さもストロークも短いからそれも原因デスか。
そんな訳で、3・4回位キックしたら始動。
2stエンジンは初めてだけど、なんというか、妙な感覚があるです。
マフラーからは白煙濛々だし‥‥。
始動が出来るようになったら、車庫前のミニコースで車体と操作に慣れる為にしばらく慣熟走行。
10分ほど走ったらいよいよコースに移動。
土手を超えて、良く写真で見る高架と河原のコースに入る。
しかし、TLMって見た目は普通のバイクっぽくて普通に座って走れそうですが、実際、シッティングで3分も走っていると膝がガクガクになるデスよ。
こりゃ確かに、公道を走れるからと行ってコースまで自走するヤツがいないのも納得出来るココロ(笑)
ちなみに、奥のタイムアタックコースと幅広コースではオンロードの講習中。
この雨なのにパイロンデスか‥‥、まぁ、頑張ってクダサイ(爆)
で、本コースに入ったらここでも慣熟走行でコースを数周。
軽いスラロームやら低速で遊んだ後、停止してまずはスタンディングスティル。
トレールではエンジンをかけたまま練習するスタンディングスティルも、トラ車だといきなりエンジンを止めた状態で練習開始。
車体を軽い力で動かせるのは楽なのですが、エンジンの力が無い分、バランスを純粋に身体だけでとらないといけないわけで‥‥。
結局、自力静止は3秒ちょっとが限界。
難しいデス。
しかし、エンジン止めると判りまするが、この車両、クラッチの引きずりがすさまじく重い。
どの位重いかというと、1速に入れてクラッチを切っても車体を押して歩けないデス。
次はオフセットパイロンのスラロームを使って、V字バランス。
V字バランスは普段の練習課題だし、車体自体が小さくてやりやすく出来ていますので、オフセットパイロンでもそんなに問題はナシ。
でも、ラインの取り方(目線も)がイマイチなのと、左右でフォームのバランスが崩れているという指摘はありましたが。
特にラインの問題は、二日目のオンロードでも大きな課題になる位にアレです。
ついでに、ず〜っと(1時間以上)スタンディングでコースを走り続けていると、自覚が無いけど集中力が落ちてきて、気がつくとハンドルにしがみついていたり荷重移動が甘くなっていたりで、フロントのグリップに頼りすぎた走り方になっていたことが何度か。
しかし、2stエンジンってイイですな。
アクセル開けた時の瞬発力、あの味は4stで出せないですよ。
オフで遊ぶ用に、2st125ccオフレーサーがますます欲しくなるデス(爆)
いや、MX80みたいな原付きでもイイ、この際。
いや、むしろチョイノリをオフ仕様に改造して(以下略)
15:00。
休憩。
後半は、トラ車に慣れる為の基礎コースと、実際にオフロードのセクションを走るチャレンジコースに分かれて講習。
折角だから、オフを走れるチャレンジコースに行ってみたりしてみる。
#結局、基礎コースはオフを走らなかったみたいだし。
まずは常設のオフコースを軽く走る。
草地・土のテーブルトップ(50cm)、砂利と来て、土のアップダウンコース(1.5m〜2m?)、ウォッシュボード。
二回ほどまわったら、いきなりコース脇の土手やらドロの溝やらヲイヲイと言う所を走る。
で、コレがまた、ムチャクチャ楽しいデス。
オフテク本で読んだけど実際に試す機会の無かった、きつい登りからきつい下りへの切り返しやら、キャンバー走行・キャンバーターンを実際にやれるのでありますからな。
しかも、ブロックタイヤは雨でドロドロの斜面でもしっかりグリップするし。
ハンドルではなくステップ荷重でのバランス、登りはステップ過重でリアサスをしっかり縮める、ギャップの頂点にフロントが上がったら身体を前に押し出してリアタイヤを上げてやる、下りは入る前にフロントブレーキを当てつつ身体を後ろに思い切り引いてフロント荷重を抜く、と、まさに理論と実戦の融合というか、オンロード走行以上に頭で考えながら走るのが気持ちいいと言うか。
でも理屈・知識以上に大切なのは、「行ける」というイメージを持つ事ですな。
セクションを前に迷いが出ると、前回は普通に上れた坂でもアクセルが足りなくて登り切れなかったり、ドロコーナーでは出口に視線を向けられなくってイン足で支えて引きずってしまったり。
自分が上手く走れなかったところで、(バイクにとって)行けないところってのはありませぬ。
道具ではなく、それを使う人間の能力がダイレクトに出るのが、そして低速・安全な場所でそれを感じられるのが、泥遊びの面白いところでありますな。
で、次は実際にセクションを幾つか作ってチャレンジ。
‥‥しかし、4つのうち2つのセクション設定したのがホンダウィング高橋の店長なのでありますが、この人、後で知ったのでありますが、元全日本トライアルの選手だったとかで、作ったセクションの難易度がトンデモなくなっておりました(爆)
つうか、雨のせいもありますが、本人以外は(イントラですら)完走出来ないセクションになってたりして‥‥、途中でちと難易度を落としたデスが、それでもクリーンが出ないでもう、エライことに。
ワシも数回トライしましたが‥‥‥‥、ええまぁ、なんとか足で押してでもバイクを進めたけど、セクションの2/3にある、斜めの登り〜頂点でフルロックで切り返して下り、が全くダメ。
頂点でコース外に飛び出して失格、デス。
結局、クリーンは一度も無しの最高1点。
つうか、減点でもクリア出来たセクションが2つ。他はゴールに入ることすら出来ないアレっぷり。
無念であります。
つうか、ダレかトラ車をクダサイ(爆)
どこぞで練習してリベンジデス!
そんな訳で、14:20で今日の講習は終了。
ドロまみれの車体を洗って、ガス入れて、人間も洗って、宿舎まで戻って飯デス。
#しかし、ここの飯は量が多い‥‥。夕飯はそんなにいらん、て。
ブーツとグラブは明日も使うので、丸洗いしてドロと雨を落としてから乾燥。
部屋にセントラルヒーティングがあるから、一晩でウェアやらギアの乾燥もできます。
でも、デフォの設定だと猛烈に暑いんですが(爆)
#最終的には窓開けて寝てたヨ‥‥。
ついでに、こっちの雨は実に暖かいので、半日ずっと雨に濡れていた割には寒くないであります。
#むしろ、1日中晴れてた2日の夕方の方がよっぽど寒かった‥‥。