建築家 宮本忠長
Tadanaga Miyamoto
従来の木造の家は、壁と屋根が一緒になって軸組を構成していました。WSH耐力壁構法は、簡単にいうと、サイコロのような立方体の箱と、その上に、屋根の三角形の軸組が載っていると想像してください。
立方体の箱(BOX)は耐力壁という強度の高い木質系パネルで四方、上下を固めた6面体ですから、 “横揺れ”“上下振動”などにも非常に強く、高度な安全性が得られるのです。又、屋根がBOX部分と別ですから、屋根のかたちは自由に選択できるようになり、気候風土にあわせて魅力のある外観も期待できるようになります。つまり、箱(BOX)の剛性と、屋根の形態の自由選択が大きな特長なのです。無論、BOXの気密・断熱・遮音性能も当然クリアーしています。WSH壁構法の家は、無限の夢を私達に与えてくれるのでしょう。

 

戻る    トップページへ   ホームページへ