日本と中国(8月15日)

「歴史問題は"心の不良債権"」
平山会長NHKの取材で


 平山郁夫会長が、8月3日、鎌倉の自宅でNHK・BS1の取材を受け、靖国問題などについて答えた。

 「日本は東アジア、ひいては世界のなかの日本という立場から歴史を見るべき。韓国や中国とのかかわりぬきに、日本の歴史は語れない」と近隣諸国との関係の重要性を強調。「理由のいかんを問わず、戦争をはじめたのは日本。これは日本人が受け継ぐ運命にある負の遺産である。"心の不良債権"は放っておくとどんどん増えていく。大切なのは自分の立場を明確にし、どれだけ時間がかかっても誠意をもって話し合いを続けること」とした上で、靖国問題については「一国の宰相として参拝した場合、周辺国がどう思うのか、果たして国益につながるのか。首相として立場を最優先し、よく考えてもらいたい。今は、公人としての立場しかないのでは」と語った。

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