佐久日中友好協会だより
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『北国之春』の出版に想う(1/1)2023

          佐久日中友好協会 会長 中澤道保

 井出はく作詞、遠藤実作曲の「北国の春」は、国民的愛唱歌として、またアジア諸国でもそれぞれの言語に訳されて人々の心をつかみ、中国でも多くの人に歌われ愛されてきた。井出はく氏の故郷、信州佐久の南牧村の早春の情景を描いたものであることをもっと多くの人に知ってほしいと願う一人だ。このほど、作詞家の井出はく(博正)氏とご子息で新鋭画家の井出新二氏父子が共同して「北国の春」の舞台・佐久の情景をバックに信州の四季を描いた絵本『北国之春』が中国語で刊行された。多くの人にほのぼのとした感動を与え、日中相互理解促進の一助になるものと期待されている。

 佐久では、7月に柳田清二佐久市長も参加して佐久市と江門市とのオンライン交流会が行われた。今後の進展に期待したい。10月に井出亜夫氏(国際善隣協会諮問委員・故井出正一会長の弟)が「日中交流の過去・現在・未来」と題し講演した。国交正常化の基礎を作った先人たちの事績を紹介され意義深かった。佐久市臼田の「不重来館」の館主でもあるので、お声がけいただければお役に立てるのではないかと思う。ともに故井出会長の友好の志をつないでいきたいと思う。

佐久で中国帰国者との交流会140人が集う(11/23)2014

 佐久日中友好協会は11月23日、佐久市内のホテル一萬里において佐久平中国帰国者との交流会を開きました。佐久平地域の帰国者家族や友好協会会員、市民ら140人が参加し、楽しい交流の1日を過ごしました。

 中沢道保佐久日中友好協会会長は、帰国者の皆さんが言葉と習慣の壁を乗り越え頑張って生活していることに敬意を表し、今日は1日楽しく交流してくださいと激励しました。布施正幸県日中事務局長は帰国者一世の配偶者への支援体制が今秋から整備されたことを紹介しながら一世の皆さんが幸せな老後を過ごすためにも二世の皆さん三世の皆さんが安心して働き元気に学校に通えることが不可欠で友好協会としても地域の皆さんとともに努力していきたいと述べました。

 帰国者を代表して1974年に第1陣で帰国した神津よしさん(86歳=佐久市)が年はとっても元気に生活している様子を紹介し、交流会を楽しみに参加させてもらったと語りました。

 来賓として、柳田清二佐久市長(代理/坂戸千代子社会福祉部長)、井出庸生衆議院議員、木内均衆議院議員(代理)、今井正子県議、桃井進県議、吉岡徹市議、朱丹陽・中国国際放送局長野孔子学堂代表らがそれぞれの立場から激励のあいさつをしました。上田、小諸、軽井沢の日中友好協会の役員も参加し交流しました。小林良清佐久保健福祉事務所長の音頭で乾杯し懇親交流会に入りました。ホテル一萬里の畠山社長も大日向村開拓団の生き残りで、自らの悲惨な逃避行の体験を話しました。今回の催しに際して、協力を惜しまず、おいしい料理を提供していただきました。

 久しぶりに再会した帰国者の皆さんは懐かしく語り合い交流していました。続いて、みんなで楽しむビンゴゲームです。山のように用意された景品は、友好協会会員のみなさんが協力して提供していただいたものです。続いて古崎グループによる軽音楽の演奏、中国語学習グループによる「故郷」「夜来香」の合唱が披露されました。更にカラオケにあわせてのど自慢の皆さんが日本の歌、中国の歌を披露しました。最後に全員で佐久出身の井出はくさんが作詞した郷土の歌「北国の春」を全員で合唱して終了となりました。

 参加した帰国者の皆さんは「大変楽しかった。今後も参加したい」と語っていました。佐久日中の花岡茂理事長は今後ともこのような交流機会を持って帰国者支援にとりくんでいきたいと語りました。
佐久で中国帰国者等との春節交流会(2/24)2013

 佐久日中友好協会(井出正一会長)は2月24日、佐久市内のホテル一萬里ゴールデンセンチュリーにおいて佐久中国帰国者等との交流会を開催をしました。佐久地域に住む帰国者とその家族らと日中友好協会会員ら約140名が出席しました。

 冒頭のあいさつの中で、井出会長は「昨年は日中国交正常化40周年の記念すべき年であったが、尖閣諸島を巡る対立が生まれ残念なことに日中関係がぎくしゃくし心配している。国と国は対立しても民間での友好はしっかりしていかなくてはならない。日中両国民は冷静にこの現実を理解し解決に向けて行動していきたい。両国の文化を理解できる帰国者の皆さんが架け橋になって欲しい」と述べました。

 帰国者を代表して、金井徳義さんは「佐久でこのような交流の機会がたくさんもたれるようお願いしたい。私は、日中の友好が代々続くよう祈っています」と結ばれました。

 来賓のごあいさつで、柳田清二佐久市長が県議時代の訪中談を披露しながら「佐久平に住む中国帰国者や花嫁さん等との交流の窓口を大きく広げ協力していきたい」と話されました。また昨年暮れの総選挙で初当選された、木内均(自民)、井出庸生(みんな)両代議士が出席、両氏とも今後の日中関係の重要性を訴え、特に民間の信頼厚い友好協会に期待するというごあいさつがありました。

 佐久保険福祉事務所の小林一司所長の発声で乾杯し宴会に入りました。”日本語と中国語の頭を使ったクイズなぞなぞ”、”みんなで楽しむビンゴゲーム”、”飛び入り歓迎カラオケ大会”など次々と企画されていて賑やかに会場も盛り上がり、子供も大人も楽しみました。協会員や後援者から景品が多数寄せられ、特に押絵羽子板が目玉となり、あたった人は、喜びも倍化したようでした。フィナーレに全員で「北国の春」を合唱し、お開きとなりました。帰りにはホテルのご好意で温泉に無料入浴でき、ゆっくり温まり家路に着きました。
中国杭州雑技団が佐久と長野で公演、大好評でした(7/20・24)2012

 日中国交正常化40周年を記念して、佐久と長野で中国杭州雑技団公演がおこなわれました。

 佐久公演は7月24日佐久コスモ文化ホールで行われ、800人ほどの市民が熱演に見入りました。開演に先立って、井出正一会長が公演を通じて日中文化交流と相互理解が深まるよう期待しますとあいさつしました。

 国際的な賞を獲得した超絶の離れ技とまばゆいばかりの華麗な演技があいまって見る人の心を揺さぶり感動を与えてくれました。世代を越えてファンタスティック・ドリームの世界に引き込まれ、ため息と、大きな拍手が起きていました。「素晴らしい演技で本当に感動しました」と感想を語りながら帰って行く観客の皆さんを、実行委員会スタッフも嬉しく見送りました。

 長野公演は7月20日、長野ホクト文化会館で行われました。1000人ほどの市民が来場し、華やかでアクロバティックな舞台に見入りました。

 今回の取り組みは、日中友好協会とSBC信越放送が共催で行われました。テレビコマーシャルを見て申し込んできた方もおおぜいいました。
第13回日中友好交流会議と貴州の旅(5/23〜30)2012

第13回日中友好交流会議は5月24〜25日貴州省の省都・貴陽で開かれました。会議には日中両国の友好協会から180名が参加しましたが、うち長野県日中友好協会からは井出正一会長はじめ14名が参加。民間交流促進のため中国側と熱心な議論を交わしました。

「天に3日の晴れ無し、地に3里の平地無し、民に3分の銀無し」と言われた貴州省は中国で最も貧しい省といわれてきたそうです。しかし、高速道路をはじめ交通網の整備が進み大きな転換期を迎えていました。

貴州省はなかなか魅力的なところでした。中国共産党が長征途上毛沢東の指導権を確立した遵義会議の旧蹟、茅台酒の故郷仁懐、そして雄大な貴州の自然を代表する安順の黄果樹の大瀑布、日本に稲作を伝えたといわれる苗族の一大集落西江苗寨などがあります。高床式入母屋作りの堂々たる木造の建物は、この民族の華麗な民族衣装とあいまって見る人の心をひき付けます。案内いただいた姚武強さんに幅広く深く貴州省の魅力を紹介していただいたことも幸いでした。またゆっくり訪ねたいところです。

佐久で中国帰国者交流会開催(4/1)2012

 佐久日中友好協会は4月1日、佐久市内のホテル一萬里において佐久中国帰国者との交流会を開きました。佐久平地域の帰国者家族や友好協会会員、市民ら120人が参加し、楽しい交流の1日を過ごしました。

 井出正一佐久日中友好協会会長は、流暢な中国語で自己紹介した後、帰国者の皆さんが言葉と習慣の壁を乗り越え頑張って生活していることに敬意を表し、地域ぐるみの支援交流に努めていきたいと述べ、また日中友好の架け橋としても活躍されるよう激励しました。帰国者を代表して1974年に第1陣で帰国した神津よしさん(85歳=佐久市)が年はとっても元気に生活している様子を紹介し、交流会を楽しみに参加させてもらったと語りました。来賓として、柳田清二佐久市長、布施正幸県日中事務局長、ケ徳花・中国国際放送局長野ラジオ孔子学堂代表、今井正子県議、佐々木治夫小諸市日中会長らがそれぞれの立場から激励のあいさつをしました。片岡正夫佐久保険福祉事務所福祉課長の音頭で乾杯し懇親交流会に入りました。ホテル一萬里の畠山社長も悲惨な逃避行体験者で、今回の催しに際して、協力を惜しまず、おいしい料理を提供していただきました。

 久しぶりに再会したメンバーもおり懐かしく語り合っていました。続いていよいよお楽しみなぞなぞクイズ、みんなで楽しむビンゴゲーム、カラオケの時間です。山のように用意された景品は、友好協会会員のみなさんが協力して提供していただいたものです。「手紙」「娘」「汽車」・・日本語と中国語は意味が違います、分かりますか?元気に手を上げて答える様子に拍手が起こります。ビンゴゲームは相変わらずみんな熱くなります。景品を獲得して皆さん満足そうでした。最後に当たらなかった人にも景品が贈られ、役員に感謝の拍手が起きました。カラオケにあわせてのど自慢の皆さんが日本の歌、中国の歌を披露しました。最後に全員で佐久出身の井出はくさんが作詞した郷土の歌「北国の春」を全員で合唱して終了となりました。

 参加した帰国者の皆さんは「大変楽しかった。今後も参加したい」と語っていました。佐久日中の花岡茂理事長はこれを契機に臼田日中時代にとりくんでいた交流会や日本語教室を復活させとりくんでいきたいと語っていました。
佐久日中友好協会が誕生(6/4)2011年

 佐久日中友好協会の設立総会が6月4日佐久市野沢会館で開かれました。80人あまりが出席し経過報告のあと規約を決定し、役員を選出、事業計画と予算などを承認し140名余の会員参加のもとスタートを切りました。
 発起人を代表してあいさつに立った井出正一氏(旧臼田日中会長)は「臼田や望月浅科などが旧佐久市に合併して新しい佐久市が誕生して5年が経過し、この間臼田日中と、佐久市日中(休眠)が並存するかたちで歩んできたが、佐久市全体の再活性化を目指して佐久日中友好協会の設立準備が進められてきた。日中友好協会は新中国誕生のときから日中不再戦、平和友好を掲げて全国の心ある人々によって結成され種々の困難にめげず歩み続けてきた。現在は1万4千人の会員がおり、長野県内には1800人余の会員が参加している。両国は互いに戦略的互恵関係を確認し交流を深めている。中国とは好き嫌いではなく正面から向かい合い付き合っていかなければならない。佐久日中友好協会の設立を機に地域に根ざした友好交流をすすめて行きたい」と述べました。
 新役員として、会長に井出正一、会長代行に中沢道保、副会長に田島弘・荻原新七・宮森武久、理事長に花岡茂、事務局長に水間正久の各氏らを選びました。来賓として、柳田清二・佐久市長、西堀正司・県日中理事長、中澤兵衛・市会議長、今井まさ子・桃井進・両県議らが出席し祝辞を述べました。また総会に先立って満蒙開拓団の悲惨な逃避行を体験した中島多鶴さんが語り部として講演し平和の大切さを訴えました。

臼田日中・「春節をともに祝う会」開催
(2/11)

  中国のお正月「春節」をお祝いして、臼田日中友好協会(井出正一会長)は、2月11日、佐久市臼田の総合福祉センターあいとぴあにおいて、恒例の「春節をともに祝う会」を開きました。臼田日中友好協会の役員・会員、日本語教室の関係者、佐久在住の帰国者や中国からの花嫁さんら70名が参加しました。
 井出会長は、日中関係が好転してきている中で、帰国者の皆さんにとって良い一年になることを祈念しながら、政府の帰国者援護の特別措置を早急に実現するように訴えました。帰国者お手製のおいしい中国料理と水餃子をいただきながら交流会が和やかにおこなわれました。日本語教室で学ぶ皆さんで「故郷」、「北国の春」を合唱、頭を使ったクイズゲーム、みんなで楽しむビンゴゲーム、のど自慢など楽しい3時間でした。