「新世紀における日中民間友好宣言」を発表

 21世紀のスタートにあたり2001年1月16日北京において、日中友好協会や中日友好協会など日中双方の民間17団体が連名で「新世紀における日中民間友好宣言」を発表しました。
 宣言では、(1)両国の友好団体が日中関係発展に重要な役割を果たしてきたことを踏まえ、引き続き新世紀、友好の伝統を受け継ぎ民間の役割を積極的に発揮し各分野の交流協力を新段階へ押し進める事の必要性を確認。(2)「日中共同声明」と「平和友好条約」および「日中共同宣言」を堅持して、日中関係の健全かつ安定した発展を促進すること、平和と発展のための友好協力パートナーシップを構築することが、両国の根本的利益に合致し、アジアと世界の平和と繁栄に寄与する。(3)2000年の友好の歴史と一時期の不幸な歴史に正しく対処し、「歴史を鑑とし、未来に向かう」精神で、友好発展に全力を尽くす。(4)経済協力を推進し、東アジア地域経済協力促進に努力する。(5)日中友好の基本は広範な国民友好であり相互理解と相互信頼が重要。両国民の更なる協力、特に若い世代に希望が寄せられており、青少年交流を一層拡大し、多様な交流活動を行い、後継者育成を強化し、友好事業を子々孫々まで継承発展させるため共同の努力を呼びかける。−−−としています。
 この宣言が発表された背景には、両国日中関係団体の友好協力を継続発展させようとする真摯な熱意と、世代交代の進む中での友好の後継者養成が急務であるとの危機感があったものと思われます。新世紀を日中平和・友好・共生の世紀としていくために、「日中民間友好宣言」にのっとり、粘り強く、具体的な努力を傾けていきましょう


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