北アルプス日中友好協会
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 北アルプス日中友好協会、令和7年度定期総会を開催(6/20)  2025

 6月20日大町商工会議所にて令和7年度北アルプス日中友好協会定期総会を開きました。

福島信行会長は、「日中関係は厳しさがあるが、昨年11月の日中首脳会談以降改善してきていることは喜ばしい。トランプ政権の登場によって、日中は手を結ぶ必要が強まっている。北アルプス地域には冬のスキーを中心に多くの中国人が来ている。相互理解を深める良い機会にしたい。高齢化が進む中ではあるが、日中友好の必要性を訴え、友好の輪を広げていきたい」とあいさつ。

来賓には県議会議員の奥村健仁氏・宮澤敏文氏、大町市長の牛越徹氏、白馬村長の丸山俊郎氏、小谷村村長の中村義明氏、白馬村議会議長の太田伸子さん、小谷村議会議長の宮澤正廣氏にご臨席いただき激励のご挨拶をいただきました。

提案された令和6年度活動報告、決算報告、令和7年度活動計画、予算、役員改選など全議案が承認されました。役員改選では、福島信行会長を再選し、宮田守男氏を理事長(事務局長兼務)に選出しました。

 第2部記念講演では、長野県日本中国友好協会副会長の布施正幸氏が、「日中友好交流と地域経済」をテーマに講演。国交正常化以降の日中関係の変化を振り返り、「中国は今では日本にとって最大の貿易相手国。日中スキー交流でゆかりの深い地域として、インバウンドや投資などの動きがあらわれている。友好都市提携なども検討してほしい」などと話しました。

総会には地元紙大糸タイムスから取材いただき活動を地域に発信しました。(理事長 宮田守男)

 中国ナショナルチームジャンプ訓練隊受け入れ(10/1~18)

  中国スキー協会が派遣した中国ナショナルチームジャンプ訓練隊(張冬生・中国冬季運動管理中心幹部一行16名)は県日中スキー交流委員会の受け入れで10月1日から18日まで白馬オリンピックジャンプ台で訓練しました。白馬村やスキークラブの関係者、地元でホテルを経営する大塚善弘北アルプス日中理事長らの支援を得て、熱心に訓練しました。「彼らの練習や生活態度は極めて節度があり、規律正しく礼をもって接する様はすがすがしさを感じます」とは大塚さんの感想でした。この皆さんの中からオリンピック出場選手が選ばれるそうです。長野県と中国とのスキー交流は1979年から県や県スキー連盟、県日中友好協会、関係7市町村のご協力のもと続いてきました。2022年の北京冬季オリンピックのスキー競技は長野県と友好県省を結んでいる河北省の張家口市で開かれます。スキー関係者の関心と意気込みは大きなものがあります。

 

 河北省から北京冬季オリンピック交流訪日団が来県(9/23~25)

 蘇岩・河北省北京冬季オリンピック弁公室副主任を団長とする河北省冬季オリンピック協力交流訪日団一行6名が9月23日から25日にかけて来県しました。長野県内、白馬村や志賀高原のオリンピック会場を視察するとともに北京オリンピックの協力などについて県やスキー連盟など関係者と意見交換しました。一行は、韓国の平昌、北海道の札幌を訪れた後、長野県入りしたものです。それぞれのオリンピック開催地の経験を学び、相互の協力交流を深めることが目的でした。団の通訳として、長野県としてなじみの深い河北省外事弁公室の紀竑さんが同行されました。

 休日であったにも関わらず、白馬村では、松沢忠明白馬村課長や福島信行北アルプス日中友好協会会長(元白馬村村長)、太谷陽一白馬スキークラブ会長らが出迎えていただきました。懇談の中で、オリンピックの際の用地買収や環境保護、財源確保、専門人材育成、気象変化に対する対応などの苦労話が披露され、その経験を踏まえて、現在外国人が一番多く訪れるスキー場になったことが紹介されました。またオリンピックに向けて、2年前にスキークラブを作ったこと、アジア大会とワールドカップの経験を積みオリンピック本番を迎えたこと、村の行政との連携、スキーの専門家の育成、施設をコントロールする人材養成など国際大会のノウハウを次世代につないでいく努力を続けてきたことなどが次々と紹介されました。

 蘇岩団長は「白馬がスキーに最適なところというのがよくわかりました。ジャンプ台も選手が練習していて人気のあるところという印象を受けた。張家口は大会経験が不足しているが、2020年、21年にはフリースタイルのテスト試合などを行う予定。ナショナルチームの訓練隊受け入れなどご協力をお願いしたい」と述べました。

 ジャンプ台やスキー場の視察中も、質問がなされ、熱心な姿が印象的でした。