河北省との友好20周年を祝す
ー日中関係の新展開に注目し秋の友好交流を強化しよう!

 新型肺炎SARS緊急支援募金にあたっては、会員の皆様、各界の皆様から真心こもったご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。支援金は河北省で有効に使われています。
 中国各地では4か月あまりの闘いでしたが6月24日終息宣言が発表されました。中止あるいは延期されていた友好交流も再開の運びとなりました。
 昨年は日中国交正常化30周年にあたり、記念行事が沢山開催されました。しかし総理の訪中は行われず、もう一歩という感じでした。友好の気運を盛り上げようと各界の努力がありましたが、本年1月に総理の3回目の靖国神社公式参拝が行われてしまいました。国の内外から批判が起きました。
 本年は日中平和友好条約締結25周年、長野県と河北省友好県省締結20周年の節目の年です。
 中国では第4世代の胡錦涛国家主席・温家宝総理の新指導部が選出されスタートしました。改革開放の深化と民主化が注目されています。21世紀の中国を引っ張っていく幹部の配置は中国ばかりでなく、国際社会からも平和と発展に大きな期待が寄せられています。不安定な国際情勢にあって日中関係の発展と友好の強化は一層重要性を増しています。昨年、中国経済は大きな発展を遂げました。成長率、投資システムいずれも世界から注目される素晴らしい成果を上げました。そのような状況のなかで、新型肺炎が発生し世界を驚かしたわけです。中国はこの事を教訓にして、肺炎対策を強化してほしいと思います。
 5月末ロシアにおける小泉・胡錦涛会談によって日中関係は膠着状態を脱し、新しい展望が開けてきました。平和友好条約25周年が日中関係の発展の年になるよう期待されています。
 さて長野県としても遅れていた交流を急ピッチで再開して20周年行事を盛大に行いたいと考えています。秋には大型の県民の翼訪中団を派遣して河北省を訪問し、友好県省の祝賀行事を計画しています。大勢の会員の皆様、各界の皆様のご参加をお願いいたします。
 また、昨年北京で開催された中学生卓球交流を今年は県内で行います。県内6地区で河北省の中学生卓球チームとの交流大会を開催いたします。ご期待ください。
 河北省太行山の緑化事業の支援活動も国際的視点で続けてまいりましょう。
 県内企業も中国各地で企業を立ち上げて頑張っています。
 益々強く深い関係になっている日本と中国、この関係を今年も更に強化したいと思います。そのために日中友好協会の組織を拡充し所期の目的が達成できますよう共に頑張りましょう。(西堀正司理事長)    


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