伊那日中友好協会だより 
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友好の歌声(11月)2022

 昨年11月、日中友好「歌声喫茶in伊那」を開催しました。「歌は人と人を結びます。歌声は国境も越えていきます。日中国交正常化50周年、平和な世界を築くためには、民と民との交流、草の根の外交が大切です。歌の力で、友好の輪を拡げましょう!」という趣旨でした。予期せぬ第8派の到来ということで、積極的な勧誘はできませんでしたが、約100名が集まりました。中国の歌、平和の歌、童謡唱歌、フォークソングなど25曲を2時間かけて歌いました。

さて、世界は大きく変わろうとしています。地域の発展や安全は近隣との連携無くしてありえず、子や孫の世代にどのような世界を残せるかは、「今」にかかっています。今後も、市民間の交流を模索しながら、草の根活動をもって日中友好に精進していきたいと思います。

(伊那日中友好協会  会長 小原茂幸)

 
中国語会話教室始める(8/1)  2020

 昨年10月から、中国語会話教室を始めました。毎月第3土曜日の2時間で気軽に中国語を話せるサロンです。初回は、20名の方が参加され、関心の高さがうかがえました。講師は当会の事務局長と信大農学部大学院生がボランティアで引き受けて下さいました。参加者は、仕事で中国に行かれた方、勤務先で中国語を習われた方、独学で学ばれた方、留学経験のある方、農家民宿で中国人の学生を受け入れておられる方などです。新型コロナウイルス感染防止から、3月より中断していますが、機会を見て再開していく予定です。

また、昨年大好評だった日中友好・歌声喫茶を2月23日に開催しました。友情出演としてアロハや太極拳の皆さんが出演して下さり、盛り上げて下さいました。今後も、様々な行事を計画し、草の根活動をもって日中友好に精進していきたいと計画しています。

(伊那日中友好協会 会長 小原茂幸) 

伊那市役所ロビーで中国養父母展を開催(1/30~2/2)2019

   日中友好協会伊那地区本部は、本年130日から22日まで、伊那市役所ロビーにてパネル展「中国残留孤児と養父母展」を開催しました。また特別講演会「満蒙開拓と中国養父母」を市役所で開き、満蒙開拓平和記念館副館長の寺沢秀文氏が、満蒙開拓の歴史や中国残留孤児を育てた中国人養父母について、約50人の前で語りました。国を超え、民族を超えて、子供達を育てた養父母には敬意を払うと共に感謝するのみでした。

 寺沢さんは、旧満州に渡った理由を、農村の困窮による「人減らしの受け皿」と「旧ソ連などに対する人間の防波堤」だったとし、「満蒙開拓は被害と加害との両面に向き合って語り継がないといけない」と語りました。

 戦争の悲惨さと愚かしさを再確認する貴重な時間でした。尚、このイベントは人民日報でも紹介されました。
(伊那日中友好協会 会長 小原茂幸)

  
 
日中友好 万古長青(1/1)2018

 「日中友好 万古長青」この言葉を教えられたのは1984年秋の事でした。

同年、長野県と河北省の友好協定の一環として、長野県を通じて河北省交通省より、自動車整備研修生5名を半年間、伊那自動車教習所整備工場で引き受けました。研修生は家族を祖国に残し勤勉に学びました。日本語、整備技術、工場管理、文化交流、日産横浜工場の視察見学等、春から秋までは一瞬のうちに過ぎました。帰国に当たり、研修生が残していった言葉でした。

以来、中古車の寄贈、中国への訪問をする一方で、日本駐在の中国人新聞記者等に、日本の自動車運転免許取得に際し、合宿で支援するなど、交流を継続してきました。

 今世紀に入り、世界情勢は激変し、地政学的にも厳しい環境にある東アジアですが、同じ地球に住む住民として、民間交流の役割は、益々大きくなってきております。今年は大きな節目の年となりそうです。平和友好のために微力ですが精進してまいりたいと存じます。

(伊那日中友好協会会長 小原茂幸=元伊那自動車教習所職員)


「中国文化と中国茶」講演会盛会 (8/1記)2017

 会員の高齢化と減少化による状況を打開しようと、本年2月「中国文化と中国茶」という講演会を企画した。会場の伊那市役所内施設の部屋は、想定外の満席となり、50名近い方々が参加された。講師の人民中国雑誌社東京支局長である于文氏による映像を使用した講演と、アシスタントの葛光静さんの実演による白茶や紅茶の試飲会が行われた。参加者からは「中国茶の多様性に驚かされた」「現代中国の中国茶の様子が分かった」「今までで一番おいしい紅茶だった」などの嬉しい感想を頂いた。

 伊那市は平成6年、北京市通州区と友好都市を結んだ。平成16年には10周年を記念し、それぞれの地に記念碑を建立した。15周年には通州区運河公園に友好の証としての「さくら公園」もできた。しかし、残念なことに現在は交流が停滞している。今後も草の根交流の絆をしっかりとしたものにすべく、様々な行事を計画し、日中友好に精進していきたい。