新年のごあいさつ 2025
中華人民共和国駐日本国
特命全権大使
呉江浩
新年にあたり、長野県日中友好協会会員の方々に謹んでお祝い申し上げ、また長きにわたり中日民間友好の促進に大いに貢献されてきた各界のご友人の皆様に心より敬意と感謝を表します。
過ぎ去った2024年を振り返り、双方の努力の下で、中日関係は全体的に積極的な勢いを保ち、改善と発展の重要な段階に差し掛かっています。先般、習近平国家主席は石破茂首相とリマで会談を行い、戦略的互恵関係の包括的推進という重要な共通認識を再確認し、新時代の要請にふさわしい建設的かつ安定した中日関係の構築を推進することで一致し、両国関係の発展に重要な政治的なリードを与えています。大変喜ばしいことに、中日各レベルの対話交流が著しく増えており、各分野の交流協力も着実に推進されております。これは貴協会を含む両国各界の共同努力の賜物であり、よりいっそう大切にし、守っていくべきです。
新たな一年を見据え、我々は日本側と共に、中日の四つの政治文書で確立された諸原則を順守し、両国指導者の重要な共通認識を指針として、政治的相互信頼を引き続き増進させ、互恵協力を広げ、国民の友情を深め、矛盾と意見の食い違いをマネージし、両国関係の長期的で安定した発展を共に推進し、両国民により大きな福祉をもたらし、地域ひいては世界の平和、安定、発展のために更なる貢献をしていきたい所存でございます。
中日友好の基盤は民間にあります。昨年、西堀正司会長のリーダーシップのもとで、貴協会が北京市と河北省を成功裏に訪問し、大使館と長野県共催の友好交流会を支持し、当館館員を招きスキー交流会と日中友好キャンプを実施し、一連の豊富多彩な活動を通じて民間友好の雰囲気がより一層高まりました。貴協会は今年で成立75周年という重要な一里塚を迎えます。ぜひ引き続き友好の伝統を発揚し、対中友好の最前線で活躍し、より多くの日本国民、とりわけ若い世代の方々が中国を理解し、さらに中日友好事業に身を投じるよう取り組んでいただき、両国民の相互理解を促し、中日関係の改善と発展に新たな原動力を注ぐよう願うばかりでございます。
末筆ながら、友人の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、貴協会益々のご発展を祈念申し上げます。
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