中国体育総局が長野県にマスク1万枚寄贈、大使館や友人からも友好協会に(4/15)
 
 長野県は、4月14日、新型コロナウイルスの感染拡大で品不足が続くマスク1万枚が中国国家体育総局(中国スポーツ省)から寄贈されたと発表しました。長野県と同局は2016年に「スポーツ友好交流提携を強化させる覚書」を結び交流を続けてきました。県は、新型コロナの治療にあたる県内の医療機関に必要に応じて配布することにしています。

 マスクは段ボウル5箱分で、箱には、中国と日本の国旗と、「一衣帯水」、「両心相依」(近い隣国で心が通い合っている)と記した紙が貼られていました。日本のマスク不足を知った同局から4月2日、県に寄贈を申し出るメールがあり、10日に届いたものです。

 同封されていた親書には「日本が感染症対策に悩んでいることを、わが身の事の様に思っています」などとつづられていました。根橋幸夫県国際交流課長は「大変ありがたい。この危機を乗り越え、東京五輪のホストタウンとして中国選手を迎えたい」と述べました。

 なお、4月15日、公益社団法人日中友好協会を通じて県協会あてに中国大使館から1200枚のマスクが届きました。先に全国本部の呼びかけに応えて義援金を贈ったことに対する感謝の意を込めて届けられたものです。(短期間でしたが義援金は総額721万円、県協会からは147名の協力で61.8万円が集約され、中国大使館に託されました。)

 また、4月7日には中国大使館教育処から長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂あてにマスクが届けられました。孔子学院総部からもお礼と激励のメッセージが寄せられています。

 更に以前、長野に滞在したことのある中国国際放送局の鄧徳花さんからマスクを沢山贈っていただきました。「北京もまだ事態は厳しいですが、マスクの生産は徐々に回復してきて、買えるようになりました。ワクチンが開発されるまで、まだ今のような生活が続くと思いますが、でもきっとみなさんと会える日が来ると信じています。今までのような日常が戻ると信じています。また会える日を楽しみにしながら、一緒に頑張りましょう」とのメセージが添えられていました。心のこもった思いに胸を打たれました。



トップページはこちら
長野県日中友好協会のホームページへようこそ