北京市トップ蔡奇書記来県、北京冬季五輪に向け施設視察・知事と会見(6/8)
蔡書記は6月7日に五輪開催を控える東京都を訪問し関係者と交流,、その後長野県を訪れたもので、県内では長野市のMウェーブ、白馬村のオリンピックジャンプ台を視察しました。
白馬村で蔡書記は、競技場の後利用の状況や施設管理で苦労する点などを質問。同行した阿部知事は、ジャンプ・複合競技のワールドカップを共同して東アジアで開催できれば、素晴らしいと提案すると、蔡書記も開催地になるために努力しましょうと応じました。
長野市内でおこなわれた会談で、知事は、「蔡書記のご来訪をうれしく光栄に思う。青少年スポーツ交流は未来に向けて顔の見える人間関係をつくることになる。一昨年の北京訪問の際に北京市長との間で覚書を交わし、スキージュニア選手の受け入れなどが行われてきた。長野県は、中国を相手国とする東京五輪パラリンピックのホストタウンとなって中国選手を応援することとなっている。長野県は日中友好協会やスキー連盟などと一緒に友好交流に努めてきた。長い間スキー交流を通じて培ってきた信頼関係をバックに、北京冬季五輪の開かれる北京市、河北省との友好交流をさらに発展させていきたいのでご支援をお願いしたい」と述べ、8月に訪中することも紹介し、その訪問を通じて、友好交流を更に発展させること、長野県内から中国への農産物禁輸措置の解除や、県内への教育旅行・観光地への誘客などを目的としているのでご支援願いたいと述べました。
蔡書記は、阿部知事に白馬まで出迎え案内いただいたことに感謝した後「今回の長野県訪問はハードスケジュールだったが疲れるだけの価値があった。長野は私たちにとって施設の後利用でも手本のような存在。北京がこれから何を目指せばいいのか参考になった。冬季オリンピック開催という共通点を持っている両地はスポーツを通じて友好を深めていきたい。中国のジャンプ訓練隊や教育旅行の受け入れなど感謝したい」と話しました。蔡書記はまたあいさつの中で長野駅到着の際、長年友好に努めてきた日中友好協会の役員会員の皆さんが大勢であたたかく歓迎してくれたことに感動したと述べ関係者に感謝しました。
会見に同席した高波謙二会長から県協会60周年記念誌などを蔡書記に贈呈しました。
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