平和友好条約40周年・河北省との友好35記念事業を柱に交流活性化を決定、県日中友好協会定期大会(5/17)

 長野県日中友好協会は5月17日、第56回2018年度定期大会を長野市内のホテル国際21で開きました。県内各地から135人が出席して、日中平和友好条約40周年、河北省との友好県省35周年に当たり、記念事業を柱に、官民提携して日中交流の活性化を図るなどの新年度の活動方針を決定しました。また、役員改選にあたり、高波謙二会長をはじめとした主たる役員を再選しました。阿部守一知事や中国大使館から蔡紅公使参事官も出席され激励をいただきました。

 清澤浩明・県青年委員長の司会で大会第1部がスタート。「永久の友情を」を県日中女性委員会のリードで全員で斉唱した後、山根敏郎・副会長の開会あいさつに続いて、第4代会長で最高顧問の堀内巳次先をはじめとした物故された先輩の皆様に黙祷を捧げました。
 
 高波会長は、日ごろの会員の使命感をもった友好活動に敬意を表した後、「日中関係は李克強総理の来日により、困難な時期に終止符が打たれ、安定的な協力関係に進むことが期待されている。本年は日中平和友好条約40周年、長野県と河北省との友好県省35周年にあたり、これを好機として、交流の活性化を図り、相互信頼を着実に回復していきたい。県協会としても、県や関係自治体・友好諸団体と連携して河北省など中国友好都市から中学生卓球選手を招いての交流大会、戦時中県内に強制連行された中国殉難者の慰霊祭、中国大使をお招きしての講演と祝賀のつどいの開催、東京オリンピックパラリンピックホストタウン事業や北京冬季オリンピック支援交流事業などに取り組んでいきたい。また日中友好が世代を継いで引き継がれていくように友好の後継者づくりにも心していきたいと 」と述べました。

 続いて、阿部知事は、信州協働大賞特別賞の友好協会への授与を紹介して官民協力して友好を進めてきた協会の協力に感謝の意を表した後、「昨年10月には県日中友好の翼訪中団で高波会長はじめ友好協会や各界の皆様と河北省と北京を訪問した。許勤河北省長や中日友好協会の唐家璇会長、人民対外友好協会や北京市の責任者と有意義な会見ができた。顔の見える交流を通じて相互信頼関係を深め、各分野で交流をすすめてきた。この5月12日には日中知事省長フォーラムで来日された許省長を長野にお迎えしすることができ、北京冬季五輪支援協力について話し合った。河北省とのウインウインの交流を進めていきたい。2020年の東京五輪ホストタウン事業を推進するとともに、2020年の北京冬季五輪の全面支援のため豊富な人材を有する長野県として協力していきたい。県協会の一層の活躍を期待しています」とあたたかい激励をいただきました。

 議長に佐藤敬治(軽井沢)・牛山好子(松本)の両氏、大会運営委員長に金子繁三・副理事長、役員選考委員長に小林勝人・副理事長、大会書記に山崎始・峰村洋の両氏、議事録署名人に清水岳美・茂木博の両氏を選出して議事に入りました。

2017年度の活動報告(布施正幸事務局長)、決算報告(吉岡弘海会計理事)、会計監査報告(田原彰人監事)を承認した後、2018年度の活動方針(西堀正司理事長)、予算(竹内勲財政委員長)を採択しました。役員改選では、高波謙二会長(再任)はじめとした新役員を選出しました。

本年度の活動方針では、日中平和友好条約40周年・河北省との友好県省35周年の記念事業(河北省など友好都市から中学生卓球選手を招いての卓球交流大会、戦時中県内に強制連行された中国殉難者の慰霊祭、中国大使をお招きしての講演と祝賀のつどい、大型人形劇「三国志」長野公演の開催)を柱として、県協会訪中団の派遣、緑化協力プロジェクトの推進、中国留学生ホームステイ受入れなどにとりくみ、これらの活動を通じて、友好交流の活性化、日中の相互信頼回復に力を入れて行くことを決定しました。


 意見発表では宮沢信代・県女性委員長が中国インターンシッ大学生との交流、地域と連携した東京五輪ホストタウン交流事業、日中女性フォーラム参加などの報告を行い、引き続き身近でできる取り組みを全県に広げていきましょうとよびかけました。また寺沢秀文・満蒙開拓平和記念館副館長が開館以来5年を経過し13万人が訪れ、今後若い世代が修学旅行などで記念館を訪れていただくためにセミナー棟を増築を計画していることを紹介し、協力を呼びかけました。

 続いて、「平和友好条約40周年を迎え、条約の原点に返り、歴史を顧み未来を展望し、日中不再戦・覇権反対・平和友好のために、ともに連携して努力しましょう」との大会宣言(市瀬紀子・県女性委員会副委員長)と大会スローガン(木下秀樹・県青年委員会事務局長)が採択されました。

 清水可晴・副会長の閉会あいさつで第1部は終了しました。

 第2部の祝賀パーティーでは、来賓として出席された阿部知事に続いて、蔡紅公使参事官が、日ごろの県協会の友好活動を称えた後、「本年は3つの節目の年を迎えている。条約40周年の節目の年に李克強首相が7年ぶりに来日し、いろいろな分野にわたる10項目以上のコンセンサスを確認した。長いトンネルを抜けようやく春がやってきたように喜ばしい。中国の改革開放40周年の節目の年でもある。巨大な変化を遂げたが習近平主席の指導のもと国際連携を深め更なる発展を目指している。長野県と河北省の友好県省も35周年を迎えた。更なる交流成果を期待したい」と述べました。

 また、濱田州博信州大学学長(県日中学術交流委員会会長)、小林東一郎県議会副議長(乾杯)、後藤茂之(代)・井出庸生(代)・太田昌孝(代)衆議院議員、小松裕前衆議院議員、若林健太前参議院議員、小島康晴・諏訪光昭・高島陽子県議、王昌勝県華僑総会会長、犛山典生県経営者協会事務局長、花岡徹県国際担当部長らから激励のご祝辞をいただきました。

 会場ではなごやかな交流が行われました。

 来賓として前記各氏のほか曹師二等書記官、村石正郎県議会日中議員連盟会長、埋橋茂人県議、西澤奈保奈緒樹県国際課長、青木英明県国際課長補佐、小山峰男元参議院議員、倉田竜彦元県日中議連会長、塚田佐元長野市長、高橋要長野市商工観光部長、宮川直長野大学常任理事、矢ケ崎裕松本歯科大学病院統括者、酒井康成松本歯科大学事室長、岡村重信県経協人材戦略拠点事務局長、渡辺義作県中小企業団体中央会連携支援部長、木藤暢夫県商工会議所連合会常務理事、岩崎弘県信用保証協会会長、高松春洋JA長野中央会総務企画部長、中村賢二信濃毎日新聞社総務局長、野々村博美長野市議、小林佑一郎・木田健二郎県日中参与らが出席しました。