長野県日中友好協会創立60周年を盛大に祝賀、大使館や河北省代表も出席(10/12)

 県日中友好協会は10月12日、長野ホテル犀北館で創立60周年記念祝賀大会を開きました。阿部守一県知事、薛剣中国大使館公使参事官、河北省友好交流代表団、宇都宮徳一郎日中友好協会全国副会長はじめ各界来賓ら約250人が出席しました。

 日中国交正常化前から友好協会が友好を築いてきた歴史を振り返り、さらに交流を深めていく決意を新たにしました。出席者には、出来上がったばかりの60周年記念誌『虹の架け橋・長野県友好の歩みⅣ』が贈られました。

 第1部は冒頭、全員で、「永久の友情を」を斉唱。布施正幸事務局長の司会で進められ、山根敏郎副会長の開式のあいさつに続き、物故された先達の皆様に黙祷しました。

 主催者を代表して高波謙二会長があいさつし、創立以来の活動を振り返り多くの支援に感謝しました。そのうえで、「日中関係はこの10年、大きな変化と試練に直面した」と指摘。安定的な関係発展のために「両国間に経済交流や多くの友好都市があり、文化の共通性がある点に目を向け、民間交流を粘り強く進めたい」と述べ、「60周年は一人協会の喜びであるだけでなく、県民的に祝賀すべき慶事。井戸を掘った方々の思いを引き継ぎ、新たなる一歩を踏み出したい」と締めくくりました。会場から大きな拍手が寄せられました。

 来賓祝辞の中で阿部知事は「日中間には難しい問題があるからこそ、顔の見える交流が大切」と述べ、それを実践してきた長野県日中友好協会の活動を評価し感謝の意を表しました。薛剣公使参事官は程永華中日中国大使のメッセージを代読。程大使は「名実ともに中日友好の懸け橋となった。『民を持って官を促す』伝統を維持し、60周年をきっかけに両国友好に引き続き貢献してほしい」と期待を寄せました。協会全国本部を代表してあいさつした宇都宮副会長は「全国でいち早く友好運動を始め、日中国交回復の機運を盛り上げた。果たされてきた力を更に広げてほしい」と述べました。

  河北省から団を率いて出席された李軍省外事弁公室副主任は県協会が河北省との交流に力を入れともに手を携えて歩んできたことを紹介するとともに、2022年北京冬季五輪のスキー競技が河北省張家口市がで開かれることに触れ「中日両国の地域交流のモデルとして長野県と手を携え友好関係を築きたい」とあいさつしました。はるばる中国からお祝いに駆けつけていただいた一行に感謝の拍手がおくられました。

 式典では、西堀正司理事長が『虹の架け橋Ⅳ』を披露しながら、協会創立以来60年の歩みを報告しました。また、井出正一前会長(最高顧問)に長年の貢献に対し高波会長から感謝状が贈られたほか功労者表彰も行われ、協力団体、地区協会、永年会員などが表彰されました。上村力副会長の閉式のことばで厳粛かつ高揚した雰囲気の中、第1部記念式典が終了しました。

 第2部の祝賀レセプションは、汪成さんの二胡演奏で華やかな雰囲気の中スタートしました。石﨑琢哉青年委員長の司会で進められ、福沢宏夫副会長の開会あいさつの後、三木正夫副会長(県市長会会長)が主催者を代表してあいさつし、60周年を祝うとともに各界来賓の日ごろのあたたかいご支援に心からの謝意を表しました。

 村石正郎県日中友好議員連盟会長、濱田州博県日中学術交流委員会会長(信州大学学長)、河野博明県日中スキー交流委員会代表(県スキー連盟副会長)からご祝辞をいただき、中島恵理副知事の音頭で乾杯しました。国会議員秘書、県議会議員の皆様、県華僑総会の王昌勝会長、中国国際放送局東京支局の李軼剛支局長と王秀閣さん、瀋陽体育学院の王石安名誉教授等から激励の言葉をいただきました。

 あたたかい祝福の雰囲気に満ちた和やかな懇談交流の場となりました。塚田佐元長野市長の音頭で高らかに万歳三唱、宮沢信代女性委員長の閉会あいさつで祝賀大会の一日は終了となりました。

 祝賀会に出席いただいた来賓は前記のほか次の通りです。

 (河北省代表団)曹子洲省環境保護庁国際合作処長、裴雅鋒邢台市外事弁公室副主任、紀竑省外事弁公室亜非処調研員、(中国大使館)張亜洲書記官、劉大可瀋陽体育学院競技体育学校長、(石家庄市語学研修生)張旦・斉鴻飛・李子薇さん
 大月良則県国際担当部長、山本晋司県国際課長、李妮県国際交流員、北沢竜英公社日中友好協会広報部長
 小松裕・井出庸生・務台俊介衆議院議員(いずれも秘書)、吉田博美・杉尾秀哉参議院議員(いずれも秘書)、小坂憲次(代)・若林健太前参議院議員、小山峰男元参議院議員、荒井武志・小島康晴・清水純子・今井正子・諏訪光昭・堀場秀孝・高島陽子各県議、成沢栄一元県議
 樋口博長野市副市長、日臺正博木島平村長、月岡寿男飯山市副市長、太田文敏白馬村副村長、松澤忠明白馬村スポーツ課長、山田光美小谷村教育長
 野々村博美・小林秀子・佐藤久美子・寺沢さゆり・望月義寿・若林祥・小泉一真・勝山秀夫・滝沢真一・生出光各長野市議会議員
 島田力夫長野学園(長野大学)理事長、糸井重夫松本大学国際交流センター長、酒井康成松本歯科大学学事課係長、王秋菊清泉女子短大・孔子学堂講師、川村龍洲驥山館館長
 経済界等からは�犛山典生県経営者協会事務局長、井出康弘県中小企業団体中央会事務局長、中村英雄県商工会連合会専務理事、荒井英彦県信用保証協会会長、北村智JA長野中央会地域農政部長、湯本豊JA全農県本部管理部長、鮎沢甲一郎県農業会議参事
 小坂壮太郎信濃毎日新聞社長、土屋秀樹長野朝日放送社長、外山衆司長野放送社長、太谷克彦テレビ信州取締役、堤啓治信越放送専務、塚田俊之㈱みすずコーポレーション会長、北野貴裕北野建設㈱社長、木下雅裕直富商事㈱会長、矢島久和フレックスジャパン㈱会長、山崎利男㈱八十二銀行常務執行役員、千野貴文㈱旭電気商会社長、東條浩一アスザック㈱常務取締役、土屋龍一郎㈱Mウェーブ社長、石井一男元㈱八十二銀行副頭取、小川清久㈱鈴木総務課長、吉田章一㈱第一設計営業担当部長、間地政廣㈱二十一国際旅行社社長、(日本河北商会)葛欣㈱東林マテリアル社長、郭均成副会長、王暁恵理事長、辛赤邑理事・JCI社長
 山口正巳県中立労連事務局長、諏訪浩一県平和人権環境労組会議共同代表、安田政寛県鍼灸師会会長
 小林和彦県体育協会事務局長、峯村威男県卓球連盟顧問、太谷陽一県スキー連盟副会長、桜井啓司県武術太極拳連盟会長、小林和夫県スキー連盟専務、児玉幹夫県スキー連盟顧問、塩島澄博県スキー連盟顧問、河野政己県スキー連盟総務本部長、佐藤志郎県スキー連盟競技本部長、小林清伯長野市スキークラブ会長、田口功一白馬村スキークラブ副会長、小林健一長野市卓球協会理事長、小原秀元松本卓球連盟理事長、宮崎達夫須坂市卓球協会会長
 小林佑一郎県日中参与、木田健二郎県日中参与、有賀士郎県日中参与

(多くの各界来賓にご臨席いただきました。ありがとうございました。)

*写真(上)祝賀大会であいさつする高波謙二会長、(中)華やかでなごやかな雰囲気の祝賀レセプション、(下)阿部知事と会見する、河北省友好交流団(李軍省外事弁公室副主任一行)と薛剣中国大使館公使参事官。


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