安倍首相の靖国参拝に抗議する

                                 長野県日中友好協会理事長 西堀正司

 12月26日、あろうことか安倍首相は、A級戦犯合祀の靖国神社を参拝した。
 このことは平和を愛する日本国民や各界各層から激しい反発を招いている。日本の報道各社やマスコミが首相の行動を批判した。また世界各国、米国、ヨーロッパ各国、中国、韓国そしてアジア各国、世界の多数の国が首相の参拝に反発と批判を展開したと伝えている。
 それはなぜであろうか。
 国際社会は、最近の日本の動向を注視していた。そして、参拝後一斉に警戒感と危機感を表明した。
 日本の首相が68年前の第2次世界大戦の結果を否定しようとしていると見たようだ。過去、日本軍国主義がアジア各国や世界各国人民に敗北して生まれた戦後レジームを覆す作業を始めたのではないか。それを日本の右傾化と見ているからだろう。
 アジアの平和と世界の平和を守り発展させる我々の日中友好運動は、緊張緩和を基本とする政策と軌を一にするもので、軍事増強や誤れる歴史認識とは対極にある。
 我が国は日中不再戦、覇権反対、日中友好の確固とした立派な道を歩まなければならない。日本の正しい道とは日中韓の友好を発展させ世界各国との友好的な関係を強化することである。歴史を直視し、A級戦犯合祀の靖国神社への首相参拝を日本国民ははっきりと拒否するだろう。

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