河北省から高校生を迎えてホームステイ交流
報告会で体験発表「とても日本が好きになりました」
7月3日から13日にかけ河北省から高校生一行16名を迎えて、県内高校生宅へのホームステイ・高校での交流が行われました。河北省側は、省都の石家荘市外国語学校の高級中学生の皆さん。一行は7月3日長野県入りして以後、11日まで県内で、長野西高、塩尻志学館高、諏訪二葉高の高校生宅にホームステイをしながら、各高校での交流を体験しました。
7月11日には信濃教育会館で双方の高校生が顔をそろえて体験発表と交流会が行われました。河北省の高校生はいずれも日本語や英語がうまく、「日本は緑が多く景色がきれいで、フレンドリィ−で授業は実用的でとても日本が好きになりました。1人で外泊したことも無かったので来る前とても不安でしたが、ホームステイでは暖かくしていただいて感謝しています。食事も美味しかったです」などと感想を語りました。書道の得意な女子高生は「信濃燕趙」"長野県と河北省"(がいつまでも仲良く)との書を披露しました。長野県の高校生も、「日本語や英語が上手で家族のみんなとすんなりなじんでもらえて嬉しかった。短い間だったがとても貴重なときを持てました。日本のこと中国のこといろいろ教えたり教わったりできました」と述べました。
「日本に対する印象は来る前と比べてどう変化したか」との質問には、高校生らしい率直さで次のように答えてくれました。「来る前は日本人は保守的だと思っていたが、大変開放的で親しみやすかった。西洋や外国の文化をうまく取り入れていると思った。女性は勤勉で家族思い、日本料理も美味しかった。日本の生徒は独立性が強く、授業内容が豊富だと思った。多様性を持った日本、一本の道の中国という感じがした。いいところは学びたい。同じ東洋だが大きな差がある事が分かった。いろいろなことに対する考え方の差がある。交流を通じて相互理解を深めて行きたい」などと語り、参加者から拍手が送られていました。
また、7月30日から8月9日にはホームステイを引き受けた高校生の皆さんが河北省を訪れ学校での交流やホームステイなどを通じて交流を深めることとなっています。
この交流事業は、県国際課をはじめとした実行委員会の主催で県日中友好協会も構成メンバーとして賛同し協力しました。
TOP