■aug.1999■
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この日記ページではネオンホールの記録だけでなく、出来れば長野周辺の創作活動状況?みたいなもの〜ストリート情報みたいなものも少しでも記録していきたいと思っています. ペースが落ちることもありますが..よろしくお付き合い下さいね.

あと、RealAudio/Videoを使ったライブ放送のページ掲示板のページもよろしくです.掲示板、一言でもいいので何か残してやって下さい.書き込みがないと寂しいので..



■aug.23.'99---たった今東京から来た“沖縄の”バンド、ハードボイルドボッサロージンを送り出しました.時刻は朝7時!、もちろんみんな徹夜.そう、ネオンホールの恒例イベント、「スーパーネオンホール99サマー」が終わったのだ.今回はかなりのマラソン的長丁場だったけど、何とか乗りきりました.東京の最鋭輝さんとボッサロージンをゲストに迎える、オムニバスCDを配布する、舞踏をが沢山ある..など仕掛けもイロイロだったけど、ともかく普段出演している人々の力強さというか面白さを思い知りました.細かい報告は後にして、いやあ、無事に終わってよかった.参加した皆さん、お客さんだった皆さん、本当に有り難うございました.次は冬、エンドレスなのだ.
(..写真・映像などの記録がばっちり残っているので、またまとめて発表しますね.)...(simizu)

■aug.11.'99---長野の大手・平安堂書店とテレビ信州主催のアマチュアバンドコンテストの審査員としてご指名があり、朝から平安堂の会議室へ出向く.一日で聴いたデモテープの数が、ざっと120本.さすがに疲れた.ネオンホールに送られてくるような“ライブを前提とした”音源でないこと、主催が主催なのでメジャー寄り?の音が多かったことが自分には新鮮だったが、120組の応募者の中に本気で聴きたくなるような音が一つも!無かったのには驚いた.
人からもらったり、CD屋の片隅にあるのを発見して入手した無名のグループのデモテープが、メジャーにはない微妙な雰囲気を醸し出していてニヤリとさせてくれたりすることってあるじゃないですか.ライナーノーツや歌詞カードが周りに集まっている仲間や、活動しているシーンの感じまで伝えてくれて好奇心をかき立てたりして...あの感じがなくて、ううむ、残念だった.例え流行を追ってたって思い入れが伝わってくる事って、あるのにね.大丈夫なのか?長野シーン...(simizu)

■aug.08.'99---今夜のネオンホールはパフォーマー霜田誠二氏らによるNIPAF(日本パフォーマンス・アート・フェスティバル)主催の“ニパフ・アジア・パフォーマンス連続展”、ネオンホールではもうおなじみの現代美術的イベントだ.中国、タイ、インドネシア、ミャンマー、フィリピン等の国々とゲストにイギリス人、そして日本人を入れた総勢12人が、一気にアートパフォーマンスを見せる.またまた感じたことを箇条書きで.

・春のNIPAFツアーで半月以上を旅して共に過ごした記憶が生々しくて、すっとパフォーマンス裏方モード?になれたのが自分でおかしかった.
・出演者・お手伝いスタッフは名古屋〜東京〜長野と約10日間の旅をしてきた最終日なので、ヘロヘロになりながらも滅茶苦茶ハイテンションだ.気持ちはよくわかる.
・長野には3日前に入って、飯綱高原でワークショップ的な合宿をしてきたらしい.
・スタッフは清水とシオミちゃんの二人以外全員旅行中なので、長丁場を最低限の人数で仕切らねばならない.
・インドネシア人パフォーマーでラスタマン、ドレッドヘアのイワンがBGMのレゲエに反応してリハ前から踊っていたのが印象的だった.インドネシアで流行ってるレゲエってどんなんなんだろか.
・12人も出演者がいるとリハーサルだけでもたいがい時間がかかってしまい、30分も遅れて開場.
・最初のパフォーマーの日本人・川端希満子さんからいきなり任意の観客を舞台に上げてキスするという濃いパフォーマンス.流れは、誰か私とキスしませんかというカードを提示→三人の男性を舞台に上げる→一人ずつを真ん中に呼んでキスを始めると同時にムード満点のBGMが入る→曲の間中濃厚なキスを交わしまくる→静かになり3人退場、今度は上半身裸になる.両乳首と手を赤い毛糸が結んでいる→「私は売春婦です」と書いたカードを提示→ライターで毛糸を焼き切って暗転、終了.
・気のせいか今回のパフォーマンスは“濡れ場”?が多かった.
・ステージにのぼって頻繁に“作品参加”する人の中に最近話題の長野発文芸誌?「ミエナイザッシ」主催の林部君がいて、毎回変なことをしていて面白かった.
・注目の中国人パフォーマー、マー・リューミン(馬六明)は、全裸でメイクをした本人が舞台に座っていて、それに向けてカメラが据えられている.観客が24枚のフィルム分だけステージに上がって記念写真を撮っていく、というもの.ここにも任意の参加者の中に全裸の女の子がいたりしてちょっと驚いた.
・アジアの外国人が6人いて、日本人が4組、イギリス人が2人のパフォーマーがそれぞれの作品をみせた訳だが、やっぱりそれぞれのお国事情の違いが違った雰囲気を醸し出していた.(血塗れになった鳩を飛ばすインドネシアのユアンとか、まさにそのまんまなのかな)
・アジア人の作品が何処か宗教儀式のように見えやすいのは気のせいだろうか?
・途中休憩を挟んで、7時過ぎから開始した“連続展”が終了したのは11時半.観ている方もぐったりしたんじゃないのかな.
・パフォーマンスアートが今また盛んになってきている、とも言われている.確かにナマの肉体が発するパワーは強烈で、美術館での消極的な展示よりは遙かに迫力があるし、インタラクティブなんて言葉も古びていく最近でも、やっぱりシンプルに行為を提示する事が説得力を持つというのは変わらないことなのだろう.また、パフォーマンスアートと銘打って遠くから珍しい出演者がやって来た貴重な機会ではあったが、単純にステージで起きている事をみれば、普段のネオンホールとさほど変わるところはないように思えて面白かった.こんな小さくてボロいステージだけど、生々しい何かがしっかりと伝わるのならば、存在する意味がちょっとでもあるのかもしれない.
...(simizu)

■aug.07.'99---“OWL”ハードコアパンクのライブ.ネオンホールでハードコアのライブがあるのはほぼ一年ぶりになる.最近ますます騒音の苦情が多いので、ブッキング時から十分話し合っての決定だったが、やはりPAしていて緊張する.元“アンチヘリックス”のメンバーからなる新バンドは、気のいい音楽好きの集まりにも見えるが、..シャツを脱ぐと上半身には所狭しとびっちり彫られたタトゥー.最近は市内で出演できるハコが減ってきたとも聞いた.別に彼らはモノを壊したり大暴れしたりするわけでもないが、そのイメージと出したい音の大きさから、活動範囲が限定されてしまうのだ.“造り手と同じ姿勢で表現者を支えたい”なんて普段から言ってるネオンホールだけれど、例え舞台に向かう姿勢ややる気が一致したとしても、支えきれない表現もある.ハードウエアの限界.どんな場所に舞台を作っても付いてまわってくることだとしても、即ち現時点での自分達の限界でもあるような気がして落ち込む....(simizu)

■aug.06.'99---毎日脱力する暑さに困り果てている.ネオンホール、どうしてこんなに暑いんだ!?
久しぶりの更新は、先ずリンクページに謎のムーディスト“最鋭輝”さんのサイト、それから“ながの情報”のサイトを追加.(NJの掲示板はローカルでなかなかよいです)あと、“What's Goin on”のページにGoggle-A特集を展開.一気に画像を載せまくってます.あ〜、暑い!...(simizu)

■aug.04.'99---暑さで意識が朦朧とした中、発作的にバイクを走らせて日本海へ.新潟県境の棚田や、海に落ちる夕日を観てなごむ.いろいろあって夜、富山市内に迷い込み...(simizu)

■aug.01.'99---絶好調のガレージポップバンド、Goggle-A主催のイベント“Normal2000”の3回目.時間がないので箇条書きで様子を記します.

・前売り券100枚を約2週間前に完売している記録的なライブで、裏方としても緊張感があった.しかも普段のスタッフは清水・たまみ以外みんな旅行中!
・さすがに二人で仕切るには大きすぎるイベントなので、“ボスダブ”メンバーのチサト、秋元さん、“まにまにろまん”の綾ちゃん、それから富士ロックの帰りでたまたま寄っていた懐かしのスタッフ・仲田りょうたを無理矢理口説き裏方にする.
・6時半の開場時にはすでに数十人のお客さんが入り口にならんでて驚く.
・トップはGoggle-A.今回は前半と後半の二回に分けてのライブで、先ずは軽くジャブ..と思ったらアクセル全開.登場時のファンの黄色い声援!がネオンホールっぽくなくて変な感じ.
・二番目は“ママ・ギタァ”.3ピースの女の子バンド.ゴーゴー的'50〜60年代前半ガールズ・ポップ風.お揃いのワンピースも可愛い.
・うーん、ママ・ギタァ、地元にこういうバンドがいたら毎月幸せやろなあ、って感じの完成度の高さ.さりげなくテクニックもある演奏が気持ちいいし.個人的にはギブソンのハコものベースの低音が素晴らしく快感だった.
・次は新潟からの“Extension58”.ギターポップ系のインディーバンドではかなりメジャーなだけあって、貫禄も十分.3ピースとは思えない音の太さ.
・やっぱり懐かしの?英国インディー、クリエイションやチェリーレッドが頭をかすめる.オープンしたばっかりのネオンホールでよくBGMにしてた音だ.バラードに行かずひたすらアップテンポに引っ張る演奏も、今日のイベントに合っててキモチよい.ドラムの巧さ、グルーブ感が90年代終わりの現在を感じさせてくれたのもよし.個人的にはストライクゾーンでした.
・ここらで会場の熱気は頂点に達して、効かないクーラーのおかげで、出演者も客もスタッフもとにかく汗だくになる.機材のセッティング中に搬入口?を開けたりして換気するけど..気休めにしかならない.
・いよいよトリのGoggle-Aが登場.2ステージ目でも全く疲れの見えないテンションの高さがすごい.
・PAをしていてビリビリきたのは真ん中あたりにやった“息が詰まるほどよく晴れた日に”かな.一年以上やってなかった古い曲がアレンジも変えて再登場したんだけど、以前散々PAした曲だったから、構成やフェーダーの動きを体が覚えている.ここでカマチのチョーキングをあげる、ここはブレイクして二人の声を強調、で、エリちゃんの叫びはリバーヴ深くして左右にパン..てな具合.勝手に一体感を感じて気持ちよかった.よく考えたら、Goggle-Aって昔の曲の方がPAとしては難しかったかもしれない.
・真ん中に最近お得意の“チューニング中のマジックショー”を挟む.ライブ中にマジックショウ、よくわからない進行だけど、Goggle-Aの勢いと楽しそうなノリでやられると凄く説得力がある.ギター/u-1エースのマジシャンっぽさが可笑しかった.
・最後の数曲は客もバンドも踊りまくり、転がるようにイベントは幕切れ.酸欠と多湿で不快指数レッドーゾーンのネオンホールの一夜は終わった.
・打ち上げは和やかに?行われた.Extension58の人たちが案外大酒飲みだったり、ママギタァは結構おしとやか?だったりして面白い.
・イベントの台所、Goggle-A/エリちゃんも緊張が解けたのか酔っぱらい、ヘロヘロになっている.幸せそうな笑顔やったな.
・打ち上げも終盤・ネオンホール事務所でGoggle-A/カマチガクとしんみり話し込む.お互い、先はまだまだ長いのだ! がんばろう. ...(simizu)

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