■jul.1999■
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この日記ページではネオンホールの記録だけでなく、出来れば長野周辺の創作活動状況?みたいなもの〜ストリート情報みたいなものも少しでも記録していきたいと思っています. ペースが落ちることもありますが..よろしくお付き合い下さいね.

あと、RealAudio/Videoを使ったライブ放送のページ掲示板のページもよろしくです.掲示板、一言でもいいので何か残してやって下さい.書き込みがないと寂しいので..



■jul31.'99---地元ブルーグラスバンドの“サントリー・ジェントルメン”のライブ.酒に酔った強者達が楽器を取っ替え引っ替えして演奏しまくる.ブルーグラスの演奏、特にバンジョーはフレーズが複雑なうえ音がぎっちり詰まっていて、ハードコアパンクなど比では無いスピード、ヘビメタもかなわない早弾きだ.観ている方は目が回りそうなのだけど、酔ったプレイヤーは実に気持ちよさそうで不思議.
そんなことを思いつつ観ていたら、スタッフ・シオミちゃんが一言、「昨日が遠藤ミチロウさんで、今日がブルーグラス、で、明日がGoggle-Aのイベント.ネオンホールの予定ってめちゃくちゃでいいね」確かに、このちぐはぐさが最高なのだ!...(simizu)

■jul30.'99---遠藤ミチロウライブ.80年代半ばに高校生だった頃、愛読していた_小さかった_“フールズ・メイト”誌で読んだ奇行の数々、“フォーカス”にも載ってしまうようなザ・スターリンのインパクト...自分にとっては伝説の人なので少々緊張気味だったけど、まずは気さくで話しやすい人で安心した.ネオンホールにとっても、ここが昔“仏陀”というライブハウスだった頃にスターリンのツアーで迎えて以来約15年振りということになり、因縁めいたモノを感じてしまう.
そんなこっちの思惑をよそに、ミチロウ氏は爆音ギターと地の底から響いてくるような声で、淡々とステージを進める.約2時間半.5回以上弦を切って、声がかれるまで歌い切った.壮絶な歌詞とザクザクしたリズムに乗ってきたのは、「こうしてステージで気を吐くのが楽しくて仕方がない」「とにかくライブが好き」というような昂揚したキモチに思え、なんか元気が出ました. ...(simizu)

■jul28.'99---またも更新の遅れるネオン・ウェブですが、やはり現実世界のせわしなさの影響をモロにかぶっている感じです.まあ、夏に暇だったら長野では冬にやってけなくなってしまうので、せいぜい忙しくしとかないとマズイもんな.久しぶりに簡単な日記をアップしつつ、写真担当森山氏が送ってくれた画像、および懐かしいヤツを→“What neon goin on”のページに数点追加.SYNCHRO9のライブなんかも観れます.あ、それからお気づきかと思いますがトップページも変えました.長野中央通りの画像(地味だなあ)を加工.
さてさて、夏も盛り.これから8月が本番です.いろいろ面白そうな予定が目白押し.疲れてないでバンバン行こか!
...(simizu)

■jul27.'99---スタッフ・アスカと溜まりにたまった会計処理を昼間やっつける.とけちゃいそうな暑さで、アタマがぼーっとしてきながらも、なんとかやり終えた.最近スタッフであるアスカおよびシオミちゃんの活躍が目覚ましく、助けられてばかりいるなあ....(simizu)

■jul26.'99---“天竺座”インド音楽+“コウ・タオ”による癒し系?ライブ.笛ふきで絵描きの“まるさん”こと後藤さんが主催で、ゆっくりとした雰囲気の中、本格的なインド音楽と舞踊が行われました.しかし、前日までの疲れを引きずっていた自分は、どうもリラックスしきれなくて悲しかった.で、最近メキメキとスタッフ力?をあげているシオミちゃんが店を仕切ってくれました. ...(simizu)

■jul25.'99---**25日はまにまにろまん、TheEnd、TheJamtarts、ミルクエンジンのライブ.そして24日は貴重なイベント“メトロトロンナイト”だったのだけど、疲労がたまり記録することが出来ず.ううむ...(simizu)

■jul22.'99---恒例の夏のイベント“スーパーネオンホール”で配布しようと思っているCDの制作に追われる.今回はちゃんと?プレスに出すことにしたので、DATの音データや盤面の画像データなどをプレス屋の規定通りにあげなくてはならないのだ.集まったのは17バンドで、約73分もの長尺モノになる.バンドからもらったいろんなメディアをDATに収録順にまとめていくだけでも一苦労で、丸々2日位はかかってしまった.連続した徹夜でふらふらになりながらも、何とか郵送を終えて一安心.作った自分でも完成品を前にするのがすごく楽しみです.
...(simizu)

■jul21.'99---夏になるに連れどんどん時間が短くなっていく感じ.やはりこの季節は、ステージに関する仕事にとってはヤマ場だと言えるのだろう.しかし毎日雨ばかりで、梅雨ってあけたんだっけ? 長野にしては珍しく、毎日毎晩じめじめと蒸し暑いです.ううむ、そろそろ暑中見舞いの季節なのに..
...(simizu)

■jul12.'99---自分で作った“遠藤ミチロウライブ”のポスターに見惚れる.久しぶりに思いっきりアングラな?イメージでデザインしたら妙に気持ちよかったです.完全に横尾忠則のパロディだけど.市内の方は街で見かけたら注視してみて下さいね.
...(simizu)

■jul11.'99---昨日のライブは何と客が2人!!で、腰を抜かしそうになってしまった.内容は悪くないのだけれど、..バンドの集客力の問題なのか、店の問題なのか.何にしろあまりにお客さんが少ないってのはやっぱり落ち込む.うーん、大丈夫なのかネオンホール.
で、今日は“アフリカンパーカッションライブ〜ジョン&カズ”、青年協力隊で知り合ったという日本人とニジェール人の二人組.こういう言い方って失礼なのかもしれないけど、単純に「黒人って凄い」.この世のモノとは思えぬリズムの応酬に体の心まで揺すられました.二人が二人ともギターやジャンベ(アフリカのパーカッション)、トーキングドラム(音程が変えられるドラムね)をとっかえひっかえ弾きまくる.16ビートの裏の32のまた裏の64まで入ってる感じ.人類ってまだまだ進化の余地を残してるっていうか、そもそもあれだけのビートを生み出す存在をホモサピエンスと呼んでいいのか?とか..訳のわからんことが頭の中をぐるぐる回る.音の一つ一つがにょろっとつながってペースト状に空間を満たすようなイメージ.ナマのグルーヴの原始的な快感、性的なモノにも似たくすぐったく腰にくる音の波に身を任せているだけで、あっという間に演奏時間が過ぎてしまいました.やっぱりいい音楽って人を幸せにするなあ.愛に満たされるのだ.
...(simizu)

■jul10.'99---今日の長野はめちゃくちゃ天気いいです.もう梅雨って明けたのかな.朝からの少し事務的な作業を終え、8日からやっているグループ展“雪印イチゴ・オレ”の会場へ顔を出しに行く.展覧会中って用もないのに行っちゃうんだよな.やはり自分の作品が人に観られていると思うと気になるからか.そこで写真の早川さんと会い、いつものカメラ・トークをした後、一人喫茶“奈良堂”でコーヒーなど飲む.今日は夕方からまたリハーサルで、夜は“ブンブンバチ”なんかのライブがあるのだ.さて、やることやらなきゃ.
...(simizu)

■jul09.'99---夜、何の予定も入っていないバー状態ネオンホールでボスダブ・チサト、Goggle-A・カマチ、TheEnd・桜井、そしてミツイ&コバヤシのT&Tらと6人で語る.議題は“T&Tの未来について”.ネオンホール界隈では最も先鋭的な活動を繰り広げるバンドの一つ、Goggle-Aのカマチによる活動理念?的なマシンガントークに一堂やられっぱなしだった.竹を割ったようにスパッと解りやすいカマチのエネルギッシュな語りで、「自由に、自分がやりたいようにいい方向へ進んでいくのを忘れるな」「バンドも事務所もレコード会社も観客もリスナーもすべて対等で、お互いプラスになるから向き合うんだ」みたいな..当たり前のようで忘れがちな事を言われると、浮き世の肩こりがほぐれていくようで快感.かつビジネスの現場に足を踏み入れ始めたバンドマンの自信と緊張が発するピリリとした肌触りもオツな感じで、効能抜群ってところか.T&Tの二人はどういう風に受け止めたのか、今後の活動に期待大だなあ.(そういうGoggle-Aの現在を知りたい人はこちらへ→

シノミヤ君の映像部門アップデートに続いて、画像ページ“What's Neon Goin'on”に上越から毎月やってくる“長野のバンド”ブラックモンゴリアンズと、7/4の歩行者天国時に観測されたシスターマリーの肉声メタルバラードライブの模様をアップ.あと、リンクに謎の友人“ウエヴ・パーマガ”を追加.
...(simizu)

■jul08.'99---昨日からネオンホールのオムニバス用に“まにまにろまん”“TheEnd”のレコーディングをしている.共にアコースティックでヴォーカル一発という楽な内容なのだけれど、他の作業の合間にやるわけにもいかず、案外時間がかかってしまった.
今日から長野中央通りの朝陽館ギャラリーで、自分たちのグループ展“長野若手作家11人展〜雪印イチゴ・オレ”が始まった.(意味不明な?題名の理由はしらない.)影像を追求する宮下千歳さんと絵を描くチサトが発起人.写真や絵がずらりと11人分並んだ様子はなかなか壮観だった.(でも案外地味でもあるかな?)
参加した人は、上記の二人+森山広之(写真〜このサイトの写真を沢山撮っている)、早川さん(写真)、竹内建二郎くん(影像の人)、清水恵さん(オヴジェ)、龍野さん(日本画〜元ギャルリ・サンザブリ)、小林博美(写真)、轟さん(オヴジェ)、高橋智子(パフォーマンス)そして清水(写真).
みなネオンホールとは馴染み深い人ばかり.美術的な制作にじっくり取り込む若い連中が少ない長野の街に、どれだけのインパクトが与えられるのか.今後に期待&頑張りたいです.
...(simizu)

■jul07.'99---8月のイベント“スーパーネオンホール”時に配布しようと思っているCDの制作に追われている.自力でデモテープを作っている主なネオンホール出演バンドが中心で、十数組が参加、5〜600枚のプレスになりそう.今まで拒んで?きたCD制作だけに、ちょっと緊張気味ですが早くもいいモノになりそうなのでどうかご期待を.
 そんな合間をぬって長野市安茂里の裾花中学近くにある“岡田精機”に出掛ける.写真家・早川さんの紹介.一見して普通の民家なんだけど、よく見るとショーウインドウがあり、奥でお爺さんが時計を直しているという塩梅.この人が時計屋・カメラ屋の間では知る人ぞ知る名人らしい.周りには中古カメラ、壊れた時計がまさにゴロゴロと転がっている.あ、ニコンFだ、ローライも、トプコンも、ライカ..はかえって貴重な偽物だ! 宝の山に囲まれ幸せそうな?岡田氏と話し込んで、探していたハーフサイズカメラも発見できて僕も幸せな午後だった.
岡田精機では、時計・カメラ修理を5000円位から受けてくれるみたいで、どうも相場よりも安い.さすが、古い人は値段も古くていいよなあ.当然夜に収録したFMぜんこうじ“スモールタウン・グルーヴ”で、Goggle-Aカマチ君につっこまれながらそのことをしゃべりまくりました.

このページ、昨日急いでアップしたのでかなり読みにくい文章や、変な表現が沢山あったようです.ちょっと修正しましたのでどうかお許しを.それから少しだけ書き加えました....(simizu)

■jul06.'99---約一ヶ月半の間この日記を更新できなかったのすが、やっとこうして新版をアップすることになりました.忙しかったというよりは、どよーんとしてることが多かったのです.相変わらずメリハリありすぎのネオンホール的日常なので、(とことん忙しかったり、とことん暇だったりってことか)ちょっと息切れしてたのかもしれません.ひょっとして何回もチェックしてもらっていたらごめんなさい..
6/10まではちょろちょろ書き溜めた分があったのでそのまま載せて、後はカレンダー見ながら思い出して書きます...
あと、“What's neon goin..”のページにまにまにろまん、葉月、そしてハシケンさんらの画像を追加.リンクページには写真家・早川さんの“ハヤカワカメラ”を追加.

さらに「ネオンホール/長野日記」のページに インデックス→を付けて整理しました.これを機に過去記録一気読みなんてどうですか?(..しないか)...(simizu)

・7/4--昼は長野中央通りで今年2回目の路上ライブ.タイルマン、ントアンチ、SYNCHRO9、ボスダブ、リトルペニー、荒川健太郎、あまなが出演.高校生のパレードの横で演奏した.何とか雨には降られずにすんだけど、季節のせいか通行人は少な目でちょっとさみしかったな.久しぶりに見たSYNCHRO9がやっぱり強力で気持ちよかった.轟音なパワーポップ?というのか、ひねりの効いた音楽趣味の彼らがあんなにストレートな音をストレートに楽しませてくれるのに何だか感動.ベース・イチロウの「ネオンホールの屋台骨を陰で支えてると自負しております」のMCにさらに感激、その通り.普段のライブ、もっと地元の人が観に来てくれればなあ..絶対楽しめると思うんだけど.
夜はネオンホールで荒川健太郎、あまな、ボスダブのライブでした.

7/3--T&T、ブラックモンゴリアンズ、チェリーコークのライブ.この春あたりからストリートライブをガンガンやって高校生なんかに人気のT&Tのおかげで、取りあえず満員御礼.路上で歌う男の子二人組、オリジナルでいい歌、ライブに来るとギターの巧さなんかにも驚く..うん、取っつきやすくて奥深い.喜ばれるのはよくわかる気がするなあ.実際ステージもどんどんよくなって行くし、今後が期待されます.個人的に気になるブラ・モンは新路線開拓に苦悩しているのが辛そう.ポップな歌、耳に残る歌詞とハードコア又は“レイジ”的演奏の化合は簡単じゃないんだろうな.

7/2--セッションナイト.あんまし人が来なかった..あ、珍しく打ち込みメタルバンド・シスターマリーの笠原さんがキティちゃんのサンダルを履いてやってきたので嬉しかった.サンキョー牛乳倒産の話をしてくれました.

6/28--紅蓮劇場主催、木村綾舞踏公演.清水は照明兼音響で参加.アメリカ人演出家リックと20歳の女の子綾ちゃんという異色のコンビが、長野市郊外?..山村の農家を改造した住居で舞踏を探求している、それが“紅蓮劇場”.この話だけでもなんか凄そうだけど、公演内容も..とても舞踏を始めて一年に満たない踊り手のものとは思えぬ完成度の高いモノだった.例によって本番は舞踏家と裏方のコラボレーション.今回一度きりしかない舞台でとにかく緊張したけど、音も光もバシッと決まって安心しました.

6/27--ブンブンバチ、モジャスピーカー、シスターマリーのライブ.この日は久しぶりに?好調だったグルーブ最高のブギーバンド・ブンブンバチよかったのを覚えています.スタッフ一同大ファンの、超天然キッチュなシスターマリーはなんか不調だった.彼らでも不調なことがあるのだなあ.

6/26--ホブルディーズ・ワンマンライブ.久々のワンマン?だったのかな.満員でした.メンバーが増えてからも着実にライブをこなしているのか?、どんどんいいステージをみせてもらってる気がします.

6/25--ウルトラベイビー、TheEnd、ライブ.めちゃくちゃポップでちょっとGS好きな感じのウルトラベイビーと、地味かつ渋くしかしいつまでたっても青い?TheEndこと桜井智丸のステージが案外好対照で面白かったです.ウルトラベイビー、何か新しいモノを期待させてくれるいいバンドだなあ.

6/24--宮入恭平ワンマンライブ.毎回のように宮入節は安定していた.お客さんが沢山来たけど、沢山じゃないときとあんまり変わらないテンションだったのが印象的.いつも全力投球の人なんだなあ.

6/23--地元の大手、平安堂書店で“新しいステージ”の意見交換会に招待される.クラシック関係の人が多い中、ちょっと浮いていたかもしれないが..いろんな気持ちで舞台に向かっている人がいることを目の当たりに出来て面白かった.さて、これからどうしようかと自分のことも考えさせられたな.

6/20--“Beama label action vol.2”、へなへな男女二人組ント・アンチを中心にSYNCHRO9、ミルクエンジン、オメンパワーズらが出演.サンプラー付きリズムマシンをちゃぶ台にのせて、お面をつけた着物姿三人が踊ったりあほな音をだしたりするという“オメンパワーズ”は実は結構練られていて楽しめた.このショボくても「何だかわからなさかげん」がとってもよくわかって気持ちいいステージはネオンホールの伝統なのかな、などと思って妙に感心.あと、元Smooth3のドラマー、勝浦くんの新バンド“ミルクエンジン”も、やはりトータスやステレオラブ方面の涼しくチルアウトしたキモチいい音.さらに元Smoothのヴォーカルの山口氏までが突然就職を棒に振り復活、嬉しいステージ姿を拝ませてくれました.

6/17--夜、長野市の山村・清水(きよみず)の紅蓮劇場に木村綾ちゃんとリックの舞踏練習を観に行く.月末の公演の打ち合わせのため.雨の中バイクでたどり着いた寂しい農家で、白塗り舞踏.稽古場の独特の湿った空気、薄暗い照明、虫の声.やはり何回いってもドキドキする.

6/13--アルツハイムバズーカズ、リトルペニー、ライブ.心ないお客さん?が大暴れしてスカスカの客席で机や椅子をひっくり返しては、ステージにのぼって歌いまくる.観ていて心が痛む感じで、辛かった.

6/12--ネオンホール沖縄ロックフェス?の日.9日の東京でのイベントの長野版で、出演はボスダブ、ブラ・モン、の長野勢と東京から来た沖縄勢LOVESICK LOVERS、NOSE WATER、そしてクライベイビーズ!! 何と言っても思い入れでは遂に再結成したクライベイビーズのステージが印象的だった.93年辺りに沖縄で知り合い、94年に東京進出にともなう長野ツアー.そう、彼らを迎えるために初めて今でいう“スーパーネオンホール”のようなノンジャンル・オムニバスイベントを組んだのだった.その後97年秋に解散したのが、今回ドラマーを新しくしての再スタート.うーん、ここには書ききれない感無量な一夜でした.ライブ後は古い習慣に乗っ取り?全員ネホール床ゴザ上で雑魚寝.


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