■may.1999■
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この日記ページではネオンホールの記録だけでなく、出来れば長野周辺の創作活動状況?みたいなもの〜ストリート情報みたいなものも少しでも記録していきたいと思っています. ペースが落ちることもありますが..よろしくお付き合い下さいね.

あと、RealAudio/Videoを使ったライブ放送のページ掲示板のページもよろしくです.掲示板、一言でもいいので何か残してやって下さい.書き込みがないと寂しいので..



■may.31.'99--- あ〜、更新の遅れを↓でごまかします.



旧友のWEBより拝借....(simizu)

ピカ○ュウも応援中のNeonhallWeb.がんばっていきましょう.(任○堂が同人誌を抹殺したことは記憶に新しい、、、あ、関係無いです)
Live!neonhallのページに5月15、23日のライブ映像を追加しました.今回から1バンドあたり10〜15分に編集することにしました.前の方が良かった、以前より見やすくなった、気のせいか身長が前より伸びた、などの感想及び朗報を聞かせてもらえたらうれしいです。なんだか自分のことは差し置いて辛口な感想を書いてしまった気がするのですが、俺はみんなのことが大好きだ−.だから、いぢめないでね....(shinomiya)

■may30.'99---葉月、まにまにろまん、リトル・ペニーらアコースティック3組がライブ. これから活動を展開していく3組なので決してかっちりしたステージではなかったけれど、ほっと一息つけるようなゆるい雰囲気がよかったです....(simizu)

■may29.'99---“ハシケン”ライブ.現在一ヶ月のツアーを敢行中のハシケンさんがネオンホールにも立ち寄ってくれた.力強い歌声、沖縄で師匠について修行したというサンシンも魅力的.沖縄の音階を歌ってはいてもやはり沖縄人とは違ったクールさが感じられたけど、全体的に熱いステージ.ホットでクールな感じ...というとめちゃくちゃな形容か、何だかそういうフィーリングだった.うーん、かなりよかったです.打ち上げで“ライブ活動を非メジャー的にどこまで展開できるか”みたいなことをじっくり話せたのが印象的だった.いろんな意味で勇気づけられる一夜だったな....(simizu)

■may.24.'99---久しぶりに“What's Neon Goin'on”のページに写真を追加しました.と言っても2枚だけですが.(最近オフィシャルカメラマン?森山氏が多忙で写真がないのです.自分で撮す写真はネオンホールと無関係なことが多いし..)連休にやって来たザ・コケッシーズもあります.あと、リンクページに“esenApazz”“没落の庭園”を追加....(simizu)

■may.23.'99---本日のネオンホールはなんか久しぶりのライブ.先ずはささやきヴォイス2人組、ント・アンチ.タイルマンのVoと通称“JoLJo”でパファーマンスをしていたマビカちゃんの2人で、よろよろしたメロディを静かに奏でる.この日PA担当の篠宮のリバーヴもバッチリ決まり気持ちのいい浮遊感だった.2つめはチャーとかジミヘンが好きなんだなあ、という3人組・MorningGrowly.前回よりまとまりが出てきたけど、ここっていうところでリズムが乱れるのが惜しい.切れ味よし、うねりアリのギターには好感でした.
 そしてラストは常連・BlackMongolians.今回から何とヴォーカルが加入して4人組になって、いよいよ勝負をかけてるって事か.もともとパンキッシュながら日本のロックの歴史?を踏まえたようなオーソドックスで、ちょっとポップな曲が印象的なバンドだったのだけど、Voの参加で一気にルックスとヴォイスがハードコア路線に向かってしまい賛否両論.疾走感とゴリ押し感はアップでパワフルにはなったけど..  バンドの方向性を打ち出して行くのって難しい.現在学生である彼らが、1年後にどんな位置にいることを狙って活動していくのがベストなのか? ただいい曲つくって、良い演奏してればオーケー、..けど20代前半で、最初の分岐点を迎えつつある彼らの気持ちもよくわかる.不安に負けず、まず自分たちを納得させる説得力を持つべく、(勿論そこにはともかく客を納得させるという大きな課題も含まれてしまうのだけど)頑張るのだ、ブラ・モン達よ! アホでハナタレ的なキャラも捨てないでね....(simizu)

■may.22.'99---長野市篠ノ井にある長谷寺に“大野一雄舞踏公演”を観に行く.92歳、常に日本のダンスシーンの最先端を走ってきたと言われる超が付くベテランだ.否が応でも期待は膨らむ.開場時間の6時ちょっと過ぎに現場に着いて、先ずはネオンホールのフライヤーを配る.で、しばしの後会場である長谷寺の庫裡に入り、真ん中の舞台をずらりと囲んだ顔をみると、やたらと知っている人が多いことに気付いた.200人くらいの客なのに、あの人もこの人もみたような顔ばかり..長野ってやっぱり狭い.
 さて、肝心の舞踏なのだけど、繰り出される動きのすべてが感動を呼ぶ、といった類の神々しいものでは無かった.どちらかと言えばたどたどしく見える動きや表情が、絶妙にほほえましくニヤニヤしてしまう、なんかハッピーな踊りなのには間違いないが.. 途中、ご本人が洒落でもなく「今私は何をしているのかよくわからない」「次何をするのかすっかり忘れてしまった」と困惑し始める辺りからこっちも何だかわからなくなってきた.92歳の老人が、200人の視線の前で立ちつくし茫然自失しているのを眺める.確かになかなか観れるものではないが、その状況をすべて受け止めて楽しんだり感動したりするような観客としての度量の広さを、今の自分は持ってない.一緒にあたふたと困ったり、ステージスタッフのこわばった表情に引っ張られて緊張したり.それを斜めからみて楽しむ、限界スレスレのヤバイものとして捉えるにはステージや公演全体の仕組みがフォーマル過ぎる.んーどうしよう、でもいい顔してるなあ、困ってるけど音楽が聴こえたらとにかく踊っちゃうんだなあ、結局本人は楽しいんじゃん? ..てな辺りで公演終了.
 モヤモヤを吹き飛ばす事が出来なかった居心地の悪さから、招待してもらっていた打ち上げは欠席、しかし帰り道、ずっと笑っていられました.帰る寸前に、招待席に座っていた白髪の老人がコンセプチュアルアートの草分けと言われる松沢宥氏であることに気付き驚いた....(simizu)

■may.21.'99---今日も天気がよい長野の街.横目にみながらぼーっと事務仕事.
突然思い立ってネオンホールスタッフ紹介のページをアップデートしました.(そんなページがあったことを皆さん覚えておられるでしょうか.)スタッフ6人が写真入りで紹介してあります.普段「バンドや劇団のように運営したい」などと言ってるネオンホールだけど、こうしてメンバーを並べてみるとちょっと劇団っぽく見えなくもないですね.
“what's neon”のページから行けます.しかし“What's..”のページもいい加減解りやすく作り替えないとなあ.
 夜は恒例のネオンホールフリー朗読会.若干参加者が少な目でしたが、相変わらず地道に続いていて嬉しいです.ほぼ毎回参加している長野高専の下島君による自作詩の朗読が、密かに熟成されているのが聴いていてうれしかった.あと、今回“詩的映像”?のビデオ作品で参加の竹内健二郎&小林千里もなかなかよかった.道路の脇で延々歯磨きをしたり、水をかぶって寝ころんだりと無意味なことを繰り返す人(=千里)を撮り続けただけの作品.不条理モノ短編詩って感じか.トリは舞踏家・関由美子さんと詩人清水克也さんの詩とピアノによる即興.普段寡黙な舞踏家がステージ上でコトバを発する姿に聞き惚れました...(simizu)

■may.20.'99---最近、階段の壁の一部を使ってミニギャラリーを開始している.今のところ写真中心で、初回からの参加者は6人.(早川欣、宮下千歳、小林ひろみ、森山広之、小林千里、清水隆史)“Monthly Gallery”と銘打って、参加者は月に1回以上は作品をアップデートするのがルール.
 ほんの小さな試みだけど、ともかく平面作品を少しでもフォローしていければそれなりに意義深いかもしれない.以前からネオンホールに来ている人の中で、ステージでは表現しきれない作品(つまり“ライブ”でないもの)に取り組んでいる人々が少なくないことを感じていて、しかもそれが結構面白いことが多いので、何とかその人達を紹介する場が欲しいと思っていた.もちろん専門のギャラリーとは比べるに足らないけれど、少しずつでも面白い展開が出来ればと地道に企んで?いる.ネオンホールに来られる方、ちょっと足を止めてみてみて下さいね.
(参加希望者も募集中です.)...(simizu)

■may.19.'99---昼間、一人ステージの照明システムの組み替え.ずーっと欲しかったのに手に入らなかったが、先日ひょんなことから入手した“ディムパック”(調光・電源ユニット)を組み込む.これで同時使用出来る照明器具の数が、一気に倍以上になった! 喜んでバカみたいにいっぱい灯体を点灯させてたら、とても熱くて汗をタラタラ.それにしてもうーむ、あれもこれも色々出来るようになって嬉しい!...(simizu)

■may.17.'99---関由美子 舞踏公演「死夜」が無事に終わった.ハレーションをおこすような純白の舞台、包帯を巻いて性器だけを露出した人形、爆音.ハードエッジで尖った印象の、暗黒舞踏を進めた“純白舞踏”か? 土方巽の孫弟子の、90年代から先へと続くべき新しい道.
 舞台で全身を振り乱し、気を吐いて踊り続ける舞踏家に、裏方はフェーダー数本で拮抗しなければならない.今回の打ち合わせでは爆音〜アドリブ推奨、ノイズ必須.舞踏家・関さんは脂の乗ってきた中堅どころ、照明の関根さんは、暗黒舞踏の誕生に立ち会い歴史的な名舞台をことごとくこなしてきた!超が付くベテランだ. ..ともかくやるしかない.ディレイにマルチエフェクター、そしてギター用のコンパクトエフェクターを4〜5個をAUXに繋ぎ、インダストリアル系ノイズ、最近の音響系のオト、なんか変な声の入ったテープ、ダブ物..などを用意して、今までの舞台経験のすべてを動員するつもりで格闘開始.不安と期待で否が応にも緊張するが、爆音とハロの中、浅はかな考えなどはぐらかすように、突き飛ばすように動き回る舞踏家を追って追ってツマミを回し続ける.目の前では神様みたいな手さばき、照明さんがアイコンタクトで引っ張ってくれる.ダッシュして急停止、うねって転がってつっこんで、またダッシュ.轟音でアンプの赤ランプが点滅、悲鳴を上げるスピーカー、だが舞踏家はまだまだ足りないと煽り続ける.行けるところまで行くしかない! 
 ..やるだけやって脱力しつつ、..まだまだ出来る、もっとやりたいと子供のようにおねだりしたくなって終了. ああ、幸せ!
...(simizu)

■may.15.'99---昨日は午前中からの集中的な情宣的デスクワークを終えて、夕方、長野市の山奥・浅川霊園のさらに奥の清水村にある“紅蓮劇場”に明後日からの「関由美子舞踏公演・死夜」の打ち合わせにバイクで出掛けた.(“音効さん”をやる予定)
 紅蓮劇場は、関さんの夫であるアメリカ人のリチャード氏(彼も舞踏家だ)が運営する稽古場兼小劇場.農家を改築した、とても雰囲気のいい建物だ.しかし、市内から約7〜8kmの行く道は、とんでもない山道に加え何故か墓場ばかりが目に付く.幾つかの起伏を越え、巨大な“浅川霊園”を越えた先の小さな谷に“清水村”はあるのだが..夕方に行くと怖すぎて足がすくみますよ.
 着くと少しの打ち合わせの後、すぐ関さんの舞踏をリハーサル的に通して見せてもらう.薄暗く冷たい風が吹きすさぶ山村の夜、目の前には白塗りで憑かれたように踊り狂う舞踏家、農家の土間に一人.ゾクゾクして、身がすくんで動けない、危険な雰囲気.土方巽〜芦川洋子〜関由美子と伝わった?、まさに暗黒な舞踏のパワーに圧倒されたのだけど、これでは裏方は出来ないと覚悟を決め、思い切ってアンプのヴォリュームを上げる.オーディオ用のシンプルな機材のトーンとパン、ヴォリュームを使って夢中で舞踏家の動きについていく.あとは野となれ山となれ、で、冷や汗は興奮の汗に変わり、結局は身を乗り出して、リズムでは割り切れないグルーヴの世界を堪能することが出来ました....(simizu)

■may.14.'99---久しぶりに書きます.たまってた分長いけど許して下さいね.一気に書くと疲れるのだけれど..
 最近の長野はとんでもなく気色良い陽気で、熱くもなく寒くもなく、桃源郷のような幸せな気候.一年のうちに春と秋のごく限られた時期にしかないというこの快適さを今は存分に味わってます.思わず昼寝をしたりして、自営業者の特権?単なるサボリか.
 さて、日記未記入のまま連休から時間が過ぎてしまい、ここに書くことのできなかった出来事も幾つかありました.しかし、これだけは書いておきたい事があります.「ザ・コッケッシーズ最高!、イベントNormal2000最高だった」、これです.
Normal2000--連休中、5/4に行われたゴーグルエース主催のライブイベント.出演はGoggle-Aにボスダブ、T&Tとおなじみの長野勢に加え、東京から“チョコレートパフェ”、そして大阪から“ザ・コケッシーズ”の5組.これだけの出演者で前売りが1000円というお買い得イベントだったので、当然の如くチケット完売、ネオンホール限界の約130人の動員.
 2月に続き2回目のイベントなので進行も手慣れたようだし、客入れも若干上手くいって、それなりにスムーズに進行したのがよかった.出演バンドのチョイスもなかなか面白い.東京から来たチョコレートパフェはこの辺りにはいない70年代風日本語歌謡的パワーポップ?で、四畳半な感性と歪んだギターが等身大、耳にやさしかった.あと最近はガレージポップなゴーグルエースのあっちで鍛えた?エンターテイメント性は凄い.曲間MCでBGMを流してアナウンスするだけでも驚くのに、全員がマジシャンの装いで手品!まで見せてしまう.何でも今回のテーマは“スパイ&マジック”だそうで、..なんかガレージのオトと手品って妙にマッチしてて不思議だった.ともかくテンションで押し切る.今、このバンドは勢いに乗ってるんだ、目を離すと後悔するぞ、みたいな強力な高揚感があふれてました.んー、ええ感じやなあ.そしてさらに!、僕の心を一番とらえたのは“ザ・コケッシーズ”だったのです!!

 「コケッシーズのこと」
“ザ・コケッシーズ”、大阪から来た女の子4人組.90年代半ばから関西で活動を開始して、97年にMIDIからメジャーデビュー.ギター、フルート、ピアニカにドラムセット、パーカッションいろいろ、変な笛と、楽器をとっかえひっかえしながら全員が元気に歌いまくる.ちょいへなへなかなり幸せちょい変強力セッポンナー懐かしかなり弾けて楽しいバンド.なんせメンバー全員のキャラクターが立ってて素晴らしい.誰一人として引き立て役がいなくて、ステージ花盛りって感じ.(ちなみにステージ降りても、見てて全然退屈しません.)もちろん曲もいいしなあ.元気な女の子ポップ?みたいなヤツから力のこもったド演歌ブルース“こけしのブルース”まで、格好つけずに楽しいことをどんどん出してくる引き出しの多さに脱帽.やってる本人が一番おもろいんや、どう、どう、楽しいやろ、行くで!ってなリズムで客はどんどん引き込まれる.そのうえPAやっててステージ上とアイコンタクトとれるのは正に特権かな.緊張しただけの事はある、ええ時間を過ごさせてもらいました.(ライブが実現したのは松本のイベント良心屋、相沢君のおかげでもあります.本当にありがとうございました)
 さて、今回このコケッシーズ&お友達2人がネオンホールスタッフ・シノミヤ君と清水が間借りしている一軒家にお泊まりになられた.夜、打ち上げが終わって2時頃送っていったときは雨も降ってたし、皆さん疲れてぐったりって感じだったけど.. 翌日昼頃迎えに行くと、ソウルかなんか流して踊ってるやんか! 畳の上で踊り狂うべーちゃんに友人さん、眠そうにタバコを吹かすサミーさん、お茶をすするトミオさん、パンをほおばるティヨコさんと、半分寝てるカメラマン友人さん、..なんか前から6人でこの家でくらしてたみたい.その後しばらくコタツに入ってだらっとだべって、ぼーとしたままぽかぽかした陽気の中をシノミともども権堂の行きつけ喫茶店“奈良堂”へ、まただべる.
 ツアーで来てるバンドとは思えないくらいしっくりくる脱力ぶりに妙に嬉しく感心.最後はネオンホールの床に寝ころんだりして写真をとりまくってから別れました.うーん、ずっと前から知ってたみたい.こんなバンドが解散してしまうなんて.. とっても残念なような、別にどうって事ないんだよ、っていわれてるような.またまた妙な感じ.バンドってええなあ、何かを誰かと創り出すのってホントに楽しいなあ、楽しんでることがまた人を楽しませるんやなあ、としみじみ思わせてくれたコケッシーズ、ありがとう. ...(simizu)

■may.13.'99---いやー、今日は暑いね、長野のお嬢さん方。
やること山積みなんだけど、モーやる気が起きなくて、ちょっとサイクリングに出かけたら、汗がだーだ−っと出てきて、ビールをぷは〜っと飲みたくなったけど、それは家に帰るまでガマンしたところが、でれ〜っと疲れてしまって、気分転換のはずが逆効果の5月13日(木)の日中でした。久しぶりの書きこみでした、では。...(shinomiya)

■may.03.'99---一気に時間が流れ、じっくり振り返る事の出来ない日々が続く.羅列すると4/23、24、ライブの合間に前から計画していたマドンナ的撮影を無理矢理敢行.そのまま眠らす25日月曜日から怒濤の芝居「ガリガリ博士の犯罪」(作/寺山修司、演劇実験室カフェシアター公演)4連発にネオンスタッフ・シオミちゃんと共に照明音効で参加、その後またライブ、ボスダブ野外演奏、5/2はイベント“デッドロック”でお尻パフォーマンスなど.今日はこれから松本ライブハウス“ポアゾン”へネオンホール馴染みのSYNCHRO9、タイルマンのPAに出掛ける.共演はコケッシーズほか.明日5/4はGoggle-A主催のイベント「Normal2000」、チケット130枚完売済みのイベント.. 整理が着かず、ともかく前進だけををキープする状態です...(simizu)

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