明治温泉・明治温泉旅館 （めいじおんせん・めいじおんせんりょかん）

落ち着ける山あいの静かな一軒宿

３月終わりの週末、日頃疲れた心身を癒すために、温泉に1泊することにした。春も近いということで、なんとなく春を先取りできそうな中南信地域の温泉を選んだ。 明治温泉は奥蓼科と呼ばれる八ヶ岳の麓に位置し、ビーナスラインが通る賑やかな白樺湖方面とは異なり、山深い山岳地帯である。 しばらく暖かい日が続いたため、路面にほとんど雪はなかったが、旅館へ下る最後の坂の日陰に雪が残っていた。

旅館の建物はそれほど新しくないが、シンプルで小奇麗。浴室だけは最近改築されたようで新しい。脱衣所は畳敷きになっていて、気持ちよい。 浴室は広く、内湯、半露天風呂、打たせ湯の３つの浴槽がある。湯温が２５度と低いため、打たせ湯以外は加熱されている。 内湯は循環・ろ過され、ほとんど透明で匂いもない。半露天風呂は鉄分を多く含んだ赤茶色をしているが、オーバーフローがないため、循環していると思われる。

食事は山菜などの山の幸が中心で、丁寧に作られている感じがした。量は多め。 一番美味しかったのは、「凍み大根のおやき風」。凍み大根（フリーズドライの要領で、極寒の屋外で凍結乾燥させた大根）を水で戻し、肉そぼろなどを詰めて焼いたものだが、食べたのは初めてだった。 リーズナブルな料金で、落ち着ける静かな宿だが、温泉が掛け流しであればもっとよかった。

Data

【所在地】　長野県茅野市奥蓼科 　【営業時間】　11：00〜〜18：00 　【定休日】　不明 　【料　金】　800円（宿泊10,000円〜） 　【駐車場】　約30台 　【泉　質】　炭酸鉄泉 　【掛け流し】　× 　【飲　泉】　不可 　【設　備】　内風呂・半露天風呂男女各1、 　【備　品】　洗面器・ドライヤー・シャンプー・ボディーソープ 　【最新入浴日】　2003年3月 　【泉　質】　Ｂ 　【設　備】　Ｂ 　【情　緒】　Ａ 　【総　合】　Ｂ

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