切明温泉・河原の野湯 (きりあけおんせん・かわらののゆ) |
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秘境・秋山郷の河原の温泉 | |||||
長野県最北、新潟県との境に位置する栄村。ほとんどが深い山の中で、苗場山(2145m)と鳥甲山(2038m)の間を流れる中津川沿いの峡谷に集落が点在し、秋山郷と呼ばれる。 秋山郷は日本有数の豪雪地帯で、かつては、冬の間深い雪に閉ざされたため、陸の孤島とも言われた。現在は冬でも行き来が可能だが、積雪は3mを超える。 今回は、冬期閉鎖される志賀高原の林道から秋山郷に入り、中津川沿いに下流に向かって、国道405号を津南に抜けるルートで温泉に浸かりながらドライブすることにした。 |
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秋山郷最奥の温泉は、切明温泉だ。河原一帯(100mくらい)が源泉地帯となっていて、掘ると源泉が湧き出る。オリジナル露天風呂を作ることができ、温泉マニア以外にも憧れの地。 宿泊施設・雄川閣の横の道を下る。吊橋のたもとから河原へ。過去2回来た時は夜だったので気付かなかったが、河原沿いの山側の道が整備されていて源泉へショートカットできた。 自分で露天風呂を作るのが醍醐味だが、源泉が沸く場所に人が入れる大きさの穴を掘り、50℃以上ある源泉に川の水を流れ込ませて適温に仕上げるのは相当な労力と時間がかかる。 |
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河原には先客が作った石組がいくつもあるので、それを利用させてもらうのが手っ取り早い。いつも寝湯状態の湯舟に浸かっていたが、今回は肩までお湯に浸かれる湯舟を発見。 脱衣所なんてものはないので、近くの岩の上に服を脱ぎ捨て、湯舟へ飛び込む。尻の下から沸く熱いお湯と川の水の絶妙なバランスでちょうどよい湯加減。 湯に浸かると、横では同じ高さで勢いよく川が流れている。低い位置から、新緑の山と空を見上げると、自分が雄大な自然の一部になったような錯覚を覚えた。 |
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Data | |||||
【所在地】 長野県下水内郡栄村切明 【営業時間】 24時間 【定休日】 無休 【料 金】 無料 【駐車場】 約50台(雄川閣駐車場を利用) 【源泉名】 不明 【泉 質】 カルシウム・ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉 【泉 温】 不明 【湧出量】 不明 【掛け流し】 ○ 【飲 泉】 不明 【設 備】 なし 【備 品】 なし(雄川閣でスコップを借りることができる) 【最新入浴日】 2004年6月 【泉 質】 A 【設 備】 A 【情 緒】 A 【総 合】 A 【付近の温泉】 信州トップクラスの眺望を誇る秋山郷の温泉 「切明温泉・雄川閣」 秋山郷の濃厚な赤い温泉 「小赤沢温泉・楽養館」 秋山郷・栃川高原キャンプ場内の入浴施設 「栃川温泉・栃川高原温泉休憩所」 強烈な硫黄臭が嬉しい秋山郷の本格派温泉 「屋敷温泉・秀清館」 鳥甲山の岩場を眺める露天風呂 「和山温泉・仁成館」 貸し切り状態でのんびり 「中条温泉・トマトの国」 田んぼの中のプレハブ小屋温泉 「百合居温泉・百合居温泉仮設共同浴場」 納得の泉質、長野県境の湯 「宮野原温泉・宝山荘」 |
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