公開!!新潟市民芸術文化会館の大ホール

コレが芸文外観!周囲まだ工事中・・・1998年10月3日(土)
horakaは新潟の新しい音楽ホール、
『新潟市民芸術文化会館』のプレコンサートに行って来ました!
ココは、ムカ〜シ新潟市公会堂という施設のあったところで、左右のお隣には新潟県民会館と新潟市音楽文化会館があります。
「新潟にも本格的なクラッシク音楽のためのホールを!」という、音楽関係者以外からみれば、「なんだそりゃ!?」といいたくなるホールです。
設計に当たっては賛否両論が飛び交い、ちょいとばかり問題になったりしました。
ココにはオケ演奏向きの「コンサートホール」のほか、オペラや演劇向きの「劇場」と、檜の香り漂う「能楽堂」があります。
今回プレコンサートが行われたのは、「大ホール」でした。









パイプオルガン設置の大ホールです!そして大ホールには御覧の通り、スペイン・グレンツィング社製のパイプオルガンが設置されてます。
一月かかって船で送られてきて、やっぱり一月かかって組み立てられたものです。(もちろん制作にも時間がかかったことでしょうが・・・)ストップ数69、パイプ数4843本・・・つまり隠れたところにパイプぎっしり!ってことですかね。
パイプオルガンの前にも客席がありますが、演奏時は退去させられてしまいます(泣)
ホール自体はすり鉢構造でして、正面席はともかく、左右からは見下ろす形です。
それから写真では解らないですが、天井のライトの部分に、透明な反響板がありまして、響きの調整で上下させられます。
そんなわけで、プレコンサートでは、残響測定を行いました。
客席にある程度お客が入った状態で、残響がどの程度になるかのテストです。
でも必ず誰かが音を立てたり、咳をしたりで・・・ちゃんとテストになったのでしょうか?
コンサートは地元新潟交響楽団が演奏。
『がた(潟)響』さんは、ここで定期演奏会をするそうです。
ニュルンベルグのマイスタージンガー 第一幕への前奏曲(ワーグナー)、交響曲第八番ト長調(ドボルザーク)の2曲を演奏。無料で聴けたなんて、本当にラッキーでした。











客席は、こんな感じ・・・3階席まであるこのコンサートホール、1884席あるそうです。車椅子席は6席。立ち見席まであわせると、2000人収容可能だそうです。
1999年の1月10日には、新潟県吹連主催で「2000人の吹奏楽の祭典」が行われる予定です。この2000人という数字はどこからくるのだろう?と思っていたのですが、要は2000人入れるホールだから・・・安直!
段が多いから、バンダどこでも使えそう(^-^;)いざとなったら客席で吹け!とも言われるという・・・。
地元の雄「新潟ウインドオーケストラ」さんが、パイプオルガンを使った曲をやりたい!と表明してるとか・・・?(曲名は知ってるけど・・・あえて言わない)会館専属のオルガニストがいるので、そんな構想も可能なのです。
柏崎市吹は第一回定期演奏会で演奏した、俗称「ばんみん」をやります。(あぁ、知ってると思った方、笑ってください)後、他の曲でバンダも使う予定です。
でも、horakaの聴いた感じ、とってもオケ向きのホールなので、吹奏楽だと音があふれそうな気がしないでもないです。

話は前後しますが・・・プレコンサートではパイプオルガンの演奏も披露されました。
目覚めよと呼ぶ声が聞こえ、前奏曲とフーガト長調(2曲ともバッハ)です。
10月22日にオープンコンサート。以後東京交響楽団が来県して、フィンランディアやカルミナブラーナ、ローマの松もプログラムされてます。
プレコンサートではオケとの共演無しでしたが、これからはどんどん豪華なプログラムが入るでしょうね。






夜はライトアップされる・・・デートスポット?夕方4時からのプレコンサートだったので、帰りは真っ暗!
でも周囲はライトアップされてとっても綺麗なのでした。
隣の県民会館の鳳凰モニュメントも綺麗でした(地元民しかわからない・・・すいません)
ここしばらくはこの新潟市民芸術文化会館が注目されるでしょうが、最初にも述べたとおり、お隣に県民会館などがあり、一大文化施設地域となってるわけでして、あわせての発展を祈るばかりです。
郊外に新潟テルサというホールがあるので、何かだぶついてるような気もしないではないですが、せっかくの施設を有効利用できるよう、演奏会の主催者も、聴きに行く聴衆も、協力していきたいですね。
それにしても・・・horakaの地元からは遠いので、時間も財布も厳しいのでした・・・ちゃんちゃん!










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