終了■ 6月30日(日)川田の北信土建の施設が住民に公開される
6月30日:早朝、佐藤次二さんから「今日、川田の北信土建の施設が
住民に公開される」と連絡があって、都合のつく人で出かける。
ここは、木の廃材にプラスチック(主としてPP)を混合して5mm程度の
粒子化し、それを加熱して溶融液化して押し出し成形機にかけ製品化する
施設である。プラスチックは別の処理業者から荒く破砕したものを購入する
とのこと。木片も荒く破砕したものだ。で、これを細かく砕き、混合してチップ化
する。ここの部分が特許だそうだ。
この混合チップに130度位の熱を加えて液化し押し出し成形機にかける。
成形機は全部で9軸あった。できあがった製品は、腰板状のパネル、窓枠
あるいはパイプなど、金型によって様々だ。理論的には10回ほどの繰り返し
成型ができるそうで、リサイクル率が高いと自慢していた。
さて、工場である。資材はほとんど空気圧による搬送。成型時に切りくずや
削りくずができるが、これらは下に設置してある吸塵装置からダクトを通って
集められ、再利用される。このようなエアーパイプは、それこそ縦横無尽に
走っているが、排ガス処理は杜撰だ。成形機の加熱処理する箇所からは、
ガスがでるようで、其処には圧力計らしきゲージがあって、そこから1つの
成形機ではパイプが出ていて下に水受けがついているらしい。説明でも、
水蒸気が出るのでこれを受けるといっていた。つまり、ガスは野放しということだ。
いささか気になる装置である。
1時間ほど見学した後、我々(山本、青木、新海)は松代の炭平の施設と
落ち合い橋袂の高沢産業予定地を見に行った。
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