7人のアロハ侍

100KMちゃりんこレースアロハ隊の軌跡



無責任男の能書き
今回の100kmレース。元はといえばこの俺が出たかったのである。
100kmを突き抜けた向こう側に快感が見えたのである。
でもアスリートな健全コンペチャリダーに混じって走るのはけっ!けっ!けっ!で
ごめんこうむりたいのである。
だから巻き添えがほしかったのだ。
毒々しいエネルギーの渦をいっぱつおみまいしてやりたかったのだ。
だから文化祭リターンズ発進なのだ!
ところがちゃりんこ嫌いはいるわ、そもそもMTB自体持ってなかったりするわ、
でも青ちゃん言うならしゃ〜ね〜なぁ〜とみんな渋々腰をあげてくれた。

そんでもって当の本人の俺はと言うと、張り切ってトレーニングを始めたはいいが
やっぱ退院したての病人のやることじゃね〜わ。
気持ちとは裏腹に体は正直で、やっぱチト無理があった。

「文化祭リターンズは全員アロハ着用の事!」と指示を出すと自分はすごすごと出場を
辞退したのであった。
とかくこの世は無責任なのだ。



「苦虫店主ぼろもうけ!・・・・・かぁ?」

  
まあ小姑みてえに小うるさく、ある意味アロハとは対極なコンペの象徴的な存在であるが、
基本的には面倒見のいい、良い人である。
今回は店主の存在無しにはこのお祭りは語れないだろう。
いつもはレーシングムード漂う奴の自慢のピットも今回はビール臭い与太者の集会所
と化し、かな〜りイメージダウンをさせたようだ。


「文化祭リターンズ集合!」


 

「シゲとナオ」


世界中を単車で旅したカップルはしょっちゅう痴話ゲンカをしている。
この日もナオの忘れ物が原因でスタートに1時間遅れ、村内でコースがわからなくなって
しまったらしい。迷走したあげく、道を聞いたおじさんが王滝村村長さんで、村長の先導で

コースインした。やることなすことが旅人である。




「文化祭リターンズ関西支部」

 
パリダカールラリーで総合10位に輝くラリー界のスターもチャリンコだとただの燃費
の悪い人で、いくら食ってもすぐ腹減って、負けず嫌いPOWERも半減。  

 


「おい、田代!くわえタバコでスタートするのはよしなさい!」


マンタの白いソックス&スニーカーが眩しい。
これから100kmの苦行が待ってるとは思えないすがすがしさなのだ。

 


 


「泣く医者」


ゴールするなり泣き出したドクター。
「青ちゃ〜ん、走ってるとき青ちゃんの事ばかり考えていたよ」と叫び
ちょっとリアクションに困ってしまった。
ところで皺と目の境がわかりませんこの写真。

 



「朝練CLUB副部長 大ちゃん」

ちゃんと朝練に参加してればもう少し楽に走れたものを、タイヤが減るのがもったいない
だの練習したってしなくたってどのみち疲れるんだから俺は練習しない!だのともっとも
らしい理由をつけて朝練CLUBを脱退した男。
でもツールド飯綱山の時はバイクでジュースを配達してくれたりと心ある人なのだ。
本番は案の定60km地点でリタイア。
もう絶対にちゃりんこのレースは出ないと確信したらしい。(歴史は繰り返す・・・・。)
 


「仁義無き戦い・・・・討ち死に!与太侍3人衆」


大ちゃんとともに60km地点でリタイアした3人衆。
さわやかなアロハマンというよりもどうみてもチンピラヤクザ。
リタイヤを決めてからその場で2時間以上ず〜っと下ネタで盛り上がっていたらしい。


「この男のPOWERの源ってのはこれとこれでしょう!」
 

「鷲の男」


服部泰、今年で40歳は単車でもって数々の修羅場をくぐってきた男である。
相棒(沼岩魚号)は1ヶ月前に中古の4万円を店主に用意させ、初めて買ったのである。
なにがあろうと相棒とともに必ず帰ってくる絶対あきらめない服部魂には泣かされる。
俺が出場辞退したとき「しゃ〜ねえ、今回だけは許してやる」と言われた。
夕方5時半。雨の中、タオルを姉さんかむりでゴールする姿に胸が熱くなった。


「キング オブ アロハマン」


マンタも服部さんも100km出場を決めてから、レース1ヶ月前にちゃりんこを買った人
である。
アロハもちゃんと着こなし、靴だってビンディングじゃなしにワークブーツやスニーカー
である。俺が求めていたイメージをそのまま実践し、100kmを見事突き抜けたのである。
七人の侍で死なずに生き残った侍である。


「沼岩魚号」


服部泰の相棒「沼岩魚号」に取り付けられた空き缶灰皿。


「医者と看護婦」


そんな服部さんの足の擦り傷を手当てするドクターとナオ。
現役の医者と看護婦なのだ。(信頼性は・・・・・???)
 

 

 

 






特別付録:
朝練CLUB レディース
(冒険の扉を開けた女達)



















今回、100kmと併催された40kmにうちの職場の女達が出場した。
ほんの2ヶ月前に店主んとこでMTBを買った。ママちゃりしか乗った事の無い
まるきしのビギナーである。
きかっけはダイエットだったり、旦那といっしょに遊べる趣味がほしかったとか
そんなんらしい。
さよちゃんは一児の母だしゆっきーは3児の母である。
主婦というのは悲しくなるほど自由になる時間が無い。
週末の早朝に集まって林道を走ることが彼女らの唯一の練習だった。
100kmを辞退しても彼女らの朝練には付き合った。
それが俺にとってのモチベーションでもあったからだ。

レース前夜、彼女らのキャンプに招待された。
彼女らの旦那さんちはみんなおとなしい人で「いつもお世話になっています」とレトルト
のカレーライスをごちそうになった。・・・恐縮した。

40kmの道のりを6時間半かけ、ボロボロになりながら旦那と子供達の待つゴールにたど
り着く姿を見たとき、これまた胸が熱くなったのである。


































 


今回、自分は競技に参加しなかったがいろんなものを見ることができた。
文化祭は大成功である。


おしまい
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