Classic
11/19(土)
朝7時。
布団からむっくりと上半身を起き上がらせた反動でそのまま立ち上がり2歩前進し、北向きの窓を
ガラッと明けると同時に左斜め25°の方向に視線を投げ、飛び込んできたのはどよ〜んとした黒雲。
そして限りなく薄ら寂しい飯綱山。
げっ、・・・・・・寒そう。
北向きの窓はピシャリと閉め2歩後退し、下半身をぬくもりのせんべい布団に突っ込みその反動で
布団の中に倒れこみズビズボと潜り込む。

2度目の目覚めはその1時間後。
そして激務サラリーマンの休日状態で布団に埋没したまま即身仏の様に微動だにしないヨースケを
引きずり出したのが9時半。
カミサンはあんかけの卵焼きを作り置きし、コナツを連れてバト練へと出かけて行っていた。
既に冷え切っていた卵焼きはチンするのもめんどくさく、男2人で箸で突付きながらむしゃむしゃと
腹に納める。
「おいヨースケ、ちゃりんこいくぞ。いいか?」
昼は今週もソバだ。ジャンパー着ろ。ヘルメット忘れるな。じゃあ出発だ。

エスケープのルーフに2台のチャリンコを乗っけ、Familiar To Millionsをガンガンと流しながら
七曲をバードラインを飯綱山向けて走らせる。
陽が上がり雲が上がった山は薄っすらと雪化粧をした山がどんどん近づいてくる。
冬枯れの登山口に車を停め、チャリンコを降ろす。鳥居をくぐり抜け、木の根段差の登山道を100m
ばかしえっちらおっちら押し上げると林道とクロスする。
飯綱-戸隠Classic routeはここが起点となる。



唐松の葉っぱ絨毯地帯。
水溜りに張られた氷はバリバリと割られる為にある。


いよいよもって初冬を感じる景色となった。
空気がキンキン、リンリン、パキパキと刺さってくる感じ。



緩やかにアップダウンを繰り返す飯綱林道を7kmほど走ると目の前に戸隠山が
屏風の様に現れる。
山ってのはやはり雪を被ると断然かっこいい。


そのまま突き進むと中社に突き当たる。
先週の宝光社に続いて今週も参拝しとく。


宝光社周辺の蕎麦屋といえば「よつかど」だったが中社といえば「しなの屋」
ってわけでもないが、この辺は蕎麦屋が沢山ありすぎてどこがうまいかとか
全然知らない。
ただ、昔から
「しなの屋」に入ってしまうから今回も自然とそこに足が向いて
しまった。
しかし、寒い。手袋無しのヨースケの手はしもやけになっていた。



お通しで「そば団子」が出てくるのがうれしい。


またも豪華に本日は「天ぷらざる蕎麦」を注文。


蕎麦評論家は「とろろそば」を注文。
本来ざるそば好みの奴なのだが寒さに負けて暖かい蕎麦を注文した。
が、やはり蕎麦通としては納得いかなかったようだ。
「やっぱり、ざるそばにすればよかった」とポツリ。

さて、お腹も膨れたし、体も暖まったしと店を出たが、雪がチラチラ舞っている。
舗装路を下り始めたらものの3分で完全放熱。
ブレーキレバーを握る手がかじかむ。
再び山に入る前にスーパーに立ち寄り、80円で軍手を買いヨースケにはめさせた。
「おとーさん、あったかいよ」とにっこり。


復路は往路で走った飯綱林道の等高線で8コ分下を走る北信自然歩道で戻る。
先週はのどかにポカポカと走った道だが、たったの1週間で随分葉っぱが落ちて寒々しく
様変わりしていた。


丁度3時。大久保西の茶屋で休憩。
「チョコ生クリームクレープ」でしあわせのカロリー補給。
このあと体育館1個分の山越えをしなければならない。


クレープぱpowerと柔らかい日差しのおかげで元気が出てきた。
体育館のピークには一の鳥という松林に囲まれた気持ちのいい野っ原が広がっている。


「おとーさん、あとどのくらい?」
300mくらいだな」
「300mってどのくらい?」
「う〜ん、うちから肉屋までだな」

で、そうこうしているうちにゴール。
Classic route完走です。



おまけ

11/20(日)
血管も筋肉もぼろぼろで歩くことも、ましてやチャリンコなんてとんでもない状態で
暑い日差しに怯えながら家に帰ってきた東京合宿の退院日からちょうど丸三ヶ月が
経過した。
今日はどーしても走りたっかたというか筋トレのモチベーションでもあった豚山の山道
を走りに行った。
と言っても実際は中腹までカミサンに自転車共々ごと運んでもらってという柔な始末。
それでも残りの標高差300m
を漕ぎあがるのは十分に大変。

この後、山頂(標高1000m)から麓まで標高差650mのロングディスタンス・ダウンヒルを
噛みしめながら楽しんだ。
山は5年前とな〜んも変っちゃいなかった。


おしまい


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