2002 夏休み とーほぐ 流浪のCAMP   


     東北圏内で、自然が豊富で、水がきれいで、キャンプサイトが空いていて、カヌーができて、魚が沢山いる湖・・・・というのが今回のキャンプ行きの条件。
     北海道ならともかくお盆休みのハイシーズンにそんな場所あるのかなぁ?と思いつつ理想の場所を求めネットサーフィン。
     そしたらあったぞ裏磐梯。
     裏磐梯には磐梯山の噴火によって川が堰き止められて出来た湖が多くあるようだ。
     そして中でも一番奥まった場所にあり、観光的でなく不便そうな秋元湖が条件にピッタリと当てはまった。


     8/11 会社の夏休み突入。お盆にゃまだ早いけど墓参りを済ませておく。

     8/12 出発
     土砂降りの磐越道をひた走り、磐梯高原ICで降りスーパーマーケットで食材&酒を買出し、4時間半で秋元湖キャンプ場着。
     狙い通り、ハイシーズンにもかかわらず比較的空いている。
      キャンプではタープは張らず、寄らば大樹の影にテントを張る主義だったが、気持ち良さげな木陰のサイトは全部占領されている。
      なので木は無いもののガラガラに空いている湖畔のオープンエリアの一等地を今回の天幕地とした。
      このキャンプ場が何故に不人気か!?それは便所にある。ネットで調べるとどのキャンプレポートでも「便所が汚い!」と悪評価を受けている。
      しかし、ここならば便所にも遠いからバッドスメル攻撃を受けることはないし、カヌーでの湖へのアプローチも楽チンだ。オッケー!!
      雨は土砂降りまではいかないまでもシトシトと降り続いているが、さっそく合羽を着込みテントを設営。
      さすがにこの雨じゃ飯の支度もままならないので急遽ブルーシートをテントと車の間に連結し、即席タープを設営した。

                
                今回のキャンプ行きには、どう転んでも遊びまくれるようにと、カヌーにちゃりんこにと人力駆動系遊び道具を満載してきた。
                 が〜、ちゃりんこはいらなかった。雨じゃ乗れないし、晴れりゃ晴れたで暑くて乗る気になりましぇ〜ん。
                 結局持って来ただけの大荷物に終わった。

              午後の3時位になると雨が上がったので大山猫号で湖面をプチ探索。
                 夕飯は七輪で定番の焼肉(サイコロカルビ&豚トロetc)当然Beerと赤ワインいってます。
                 

     8/13 本日のメインイベントは秋元湖探検ツアー
     大山猫号に水、食料、釣竿、タモ網、水中眼鏡を積み込み、出動。
     
目指すは秋元湖に流れ込んでいる中津川のクリーク。花崗岩の天然ウォータースライダーがあるらしい。
     他にも秋元湖には大小の島が数多く点在している。だから無人島探検が楽しめるのだ。

                
        天気は曇天の病人日和だが油断は禁物。医者からは日焼けがひどいと再燃のきっかけになる!と脅されている。
         そこで冬山登山では定番となっている新素材ウェアに身を包んだ。
         上着はバイクレースでも着用しているクールマックスの長袖ジャージ。下は短パンの下にポリプロピレン製のももひき。
         いずれも発汗性が良く保温性もよい。肌触りが良く濡れてもすぐ乾き、日焼け防止にもOK。
         頭にはお気に入りの黄色いキャップにオークレイのサングラス。頬&首筋はホッ被りにしたタオル。
         なんだかカッコイイのか悪いのかわからない(いや本当はかっこ悪いです)
         スタンリーキューブリックのベトナム戦争映画に「フルメタルジャケット」ってえのがあるが、この場合言うなれば「フルサイエンスジャケット」だね。
         

       
       まずは島の中央の岩盤がパカッと割れた「割れ目ちゃん島」に上陸した。         割れ目の向こうには何がある?

                         
                              割れ目ちゃん島の生態系の観察。
                        箱めがねで観察できたのはブラックバスのみ・・・・・・う〜ん。在来魚はバテレン魚の餌になっちゃってんのかなぁ〜。


       で、中津川の流れ込み目指してえっちらおっちら漕いで行き、ようやく目的地、中津川の流れ込みに到着したぞ!!
       って本当にここかぁ????
       事前のネット調査の写真の感じでは、すげーーーーー綺麗で透明度抜群で潜ったりできる深くて大きな流れ込みのハズだったが
       目の前にある流れ込みは
藪に囲まれた浅〜い砂利底の小さな沢。
       水は確かに綺麗だけどさぁ、潜れる深さじゃないよぉ?秋には紅葉がすごい綺麗だっていう話だけど、ここらに生えてるの
柳の木だよぉ?
               
               誰がなんと言おうと我が家ではこの川 ↑ を中津川!と呼ぶ。 

            本当のところは三日月型した湖を漕ぎまくって、
中津川の流れ込みのある入り江はとうの間に通り越し、縦断しちまって対岸まで行ってしまったらしい。
                
                                                           で、腹も減ったってことで「屋台十八番」を煮る。


               帰りは向かい風!
                インフレータブルカヌー(空気入りカヌー)は風にめっぽう弱い。延々2時間漕いで漕いで漕ぎまくる。

               
                                                           でも、風は雲を飛ばし、青空が覗き、安達太良山が顔を出した。


ここらへんは温泉宿が豊富なので風呂に困ることは無し。晩飯の買出しの帰りに寄った温泉宿はお盆休みのかきいれどきのハズなのにお客はゼロ。
お風呂はもちろんガラガラ。宿の雰囲気もシュールでホンマもんの「リアリズムの宿」って感じ。
風呂から上がると夕立。あ〜夏なんだなぁ〜。
この日の晩飯はキャンプでは、やはり定番のビーフシチューを作る。買出しに行く前に七輪に仕掛けておいた鍋からイイ匂いが漂っていた。

8/14 天気は晴れ。
お盆休み突入でキャンプサイト周辺はだいぶ賑わってきた。
ここの噂の便所だが、やはり噂通り。強烈にパンチのある便所だ。なんてえか・・・・・ハエの養殖場。
妻曰く「あんなきったねえところでできるかっ!夜は電気もないしそのへんで済ました」そうだ。俺もだけど。
まあ、おかげでちゃらちゃらキャンパー避けになっていいんだけどね。

朝になると管理人のおっさんが利用料を徴収してまわるんだけど、かなりのお客に「インターネットで書かれてた便所が汚いっていう噂通りだね」と言われ
その都度おっさんは苦笑いしながら「来年は新しくする予定なんだ」と同じ言い訳をしてまわっていた。
おれが思うに来年も汚いまんまだね。きっと。
そのキャンプ場の利用料金なんだけどなんだかんだで1泊3000円。3泊したんで12000円取られた。
あの便所でかぁ?あの炊事場でかぇ?(まあほとんど使ってねえけど)
ロケーションは申し分ないけど。施設に対しては払う気になれない金額だなあ。


で、今日は天気もいいので水遊びの日とした。
キャンプサイト手前は遠浅となっていて遊ぶにはいいが、お魚ちゃんはいそうにない。
そこで大山猫号をキャンプサイトの対岸の人気の無いところまで漕ぎ出して、お魚ちゃんウォッチングをした。

対岸は切り立った山の斜面がそのまま湖に落込んでいる為、近深となっている。
シュノーケル付きの水中眼鏡をつけて潜って湖底観察するが、ちょい沖合いにでるとすぐに水深10m以上となり湖底が見えない。
時折、そんな底の見えない湖底から立ち枯れした巨木が水面下まで電柱の様にニョキ〜っと生えでてたりして、木の幹のてっぺんに立つと、遠目では水上に立っているように見えるんだ。
この湖は魚影が濃いっていう噂だったけど、あまり姿を見なかったなあ。いたのはブラックバスばかり。
湖底ってさあ、海や川と違って底に枯葉や泥が堆積して薄濁りしているせいか、潜っていてもなんとなく不気味。腐乱したドザエモンが沈んでいてもおかしくないような雰囲気。
「犬神家の一族」って映画で湖面から逆さになった両足がにょき〜って出てるシーンあるじゃん。(シンクロナイズドスイミングじゃないよ)あれ思いだすわ。

 
子供達が持っているのはプラスチック製の箱めがね。
本当は水中眼鏡つけて潜って観察っていうか魚捕まえるのが一番楽しいんだけど、これだけでも十分に世界が広がる。
ウォーターワールドを10倍楽しくするアイテムだね。もちろん大人が使っても楽しい。
右の写真は湖面からみたキャンプサイト。のんびりした感じでなかなか素敵でしょ?
俺思うにここは絶対に紅葉の秋がいいと思うんだな。
夏はなんだかんだ言っても混むしね。ここは焚き火もOKだし、犬もOK。来年は秋に来ようかな、釣竿もって。便所も綺麗になっているハズ?だし。


で、今日も午後になると磐梯山上空に積乱雲がモコモコって上がって暗雲が広がり雷雨。滞在していた3日間とも同じパターンだね。
きっとココは雷の通り道なんだね。
雨だし、ってんで車で裏磐梯の他の湖の探索にでかける が、びっくり!
裏磐梯では秋元湖の情報しかしらなかったけど実は裏磐梯ってすごい観光地なんだね。けっこうメジャーな避暑地なんだわ。裏磐梯で一番大きい桧原湖なんて
観光船はでてるはモーターボートにバスボートにうじゃらうじゃら!ひぇ〜!!って感じ。
キャンプ場もアスファルトと芝生でビシーーーーーッと区画整理されたコインシャワーにログの管理塔のあるオートキャンプ場が目白押し。
それがどこも混み混みときたもんだ。まいったね。
やっぱ便所が汚いキャンプ場ってのは偏屈キャンパーにとっては必要不可欠であるように思えるね。

晩飯は小さな日用雑貨屋で購入した野菜をふんだんに入れたスパゲティミートソース。
夜は雨も上がってさあ、そしたらホタルがすごいんだ。テントの周りをふわりふわり。
たまたまかもしれないけど、蚊はほとんどいなかったのは良かったね。でも小さなアブ(ヌカカ)が時間帯によっては出たなあ。
スケが噛まれちゃって、えらく足を腫らしていたよ。


NEXT