柴田杏里プロフィール
(ギター)


1951年生まれ。音楽家の両親のもと、3才よりヴァイオリン、ピアノを始める。
 14才の頃ビートルズに憧れ、エレキギターを独学で始める。高校2年よりクラシックギターを奥田紘正氏に師事。高校卒業と同時にスペインに留学。マドリッド王立音楽院ギター科を主席で卒業。成績優秀者による主席決定コンクールの審査員であったナルシソ・イエペス氏のアドバイスにより、同氏に師事。82年の帰国までに第4回マヌエル・パウラ・ギターコンクール、第12回F.ターレガ国際ギターコンクールに日本人として初めての第1位入賞を果たしヨーロッパでの邦人ギタリストの評価を格段に高めるとこになる。
 留学中には、R.S.デ・ラ・マーサ、J.アリサ、J.L.ゴンザレスの各氏に長年にわたって師事し、帰国後はソロ活動と共に邦楽アンサンブルとのセッションや、クラシックに限らず、ほとんどあらゆるジャンルの楽器とのアンサンブルを展開中である。ニューヨーク・カーネーギーズ・ウェイル・リサイタルホール、ロンドン・ヴィグモアホール、リオ・デ・ジャネイロ・ヴィラロボス博物館、ワルシャワ音楽大学ホール etc へ招待演奏をおこない、国際的にも評価を博している。
 現在迄に3枚のソロCDをフォンテックより発表、それぞれに編曲のユニークさと解り易い解釈の演奏によって話題になっている。特に本日のプログラムの大半を占めている3rd CD <エルメスティーソ>は、レコード芸術誌でも特選盤と評価を得た。6月17日からは、4枚目のCDの制作に入る。又伴奏ギタリストとしても評価が高く、スペインの歌曲の柳貞子、マンドリンの中野 薫、フルートの青木 美咲などのソロCDをギター1本で支えているのも興味深い。



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