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of September

Ekisha Sanyu

Three Types of A Good Friend

9月の四字熟語

益者三友

四字熟語に秘められた先人の思い

 

Editorial and Comment by Ko Tamura

a staff writer of zuzu creations

August, 2009

 

孔子曰く、益する者に三友あり。

損する者に三友あり。

直(なお)きを友とし、諒(まこと)あるを友とし、多聞(たぶん)を友とするは
益なり。

便辟(べんぺき)を友とし、善柔を友とし、便倭を友とするは損なり。

* * * *

Confucius said;
"There are three types of a good friend. There are three types of a bad friend.
A honest one, a faithful one and an erudite one are good friends.
A vain one, a flattering one and a glib one are bad friends."

友とするにわろき者七つあり。
一つには高くやん事なき人、

二つには若き人、
三つには病なく身強き人、
四つには酒を好む人、

五つには武く勇める兵、
六つには虚言する人、
七つには欲ふかき人。

よき友三つあり。
一つには物くるる友。

二つには醫師、
三つには智惠ある友。

『徒然草』 第117段
吉田兼好法師

『徒然草』は、鎌倉時代の随筆。作者は兼好法師。出家前の1310年(延慶三)頃から31年(元弘一)にかけて断続的に書いたものか。「つれづれなるままに」と筆を起す序段のほか、種々の思索的随想や見聞など243段より成る。名文の誉れ高く、枕草子と共にわが国随筆文学の双璧。

     Jozen Mizu no Gotoshi

えきしゃ-さんゆう【益者三友】

孔子曰。益者三友。損者三友。友直。友諒。友多聞。益矣。友便辟。友善柔。友便佞。損矣。

*

今からさかのぼる事2,500年以上も前、中国の思想家である孔子曰く、「良い友人には3種類ある。悪い友人にも3種類ある。正直な友、誠実な友、博識な友は良い友人だ。見栄っ張りな友、媚びへつらう友、口達者な友は悪い友人だ。

親、兄弟、親族は選べないが、友は選ぶ事ができる。また選ばれて友となる。お互い刺激しあい、切磋琢磨しあえる友は素晴らしい。また道に迷いそうな時に苦言を呈してくれる友もありがたい。

学生時代兼行法師の徒然草の「友」を評したくだりをよく覚えている。『 よき友三つあり。一つには物くるる友。二つには醫師、三つには智惠ある友。』一番最初に物くるる友が来るのがとても面白く今だによく覚えている。

が、物をもらったりあげたりするのも気のおけない間柄にならないと、そうそう容易くない。第一にセンスが問われる。総じてもらえる事はありがたい事であるが。

さらに与謝野鉄幹曰く『 友を選ばば書を読みて 六分の侠気四分の熱』という。これもまた素晴らしいではないか。

*

こうし【孔子】
中国、春秋時代の学者・思想家。儒家の祖。名は丘。字は仲尼(チユウジ)。魯の昌平郷陬邑(スウユウ)(山東省曲阜)に出生。尭・舜・文王・武王・周公らを尊崇し、古来の思想を大成、仁を理想の道徳とし、孝悌と忠恕とを以て理想を達成する根底とした。魯に仕えたが容れられず、諸国を歴遊して治国の道を説くこと十余年、用いられず、時世の非なるを見て教育と著述とに専念。その面目は言行録「論語」に窺われる。後世、文宣王・至聖文宣王と諡(オクリナ)。(前551-前479)。

* *

人を恋うる歌

与謝野鉄幹 作詞
作曲者不詳

妻をめとらば才たけて みめ美わしく情ある
友を選ばば書を読みて 六分の侠気四分の熱

恋の命をたずぬれば 名を惜しむかな男ゆえ
友の情けをたずぬれば 義のあるところ火をも踏む


汲めや美酒うたひめに 乙女の知らぬ意気地あり
簿記の筆とる若者に まことの男君を見る


ああわれダンテの奇才なく バイロンハイネの熱なきも
石を抱きて野にうたう 芭蕉のさびをよろこばず


人やわらわん業平が 小野の山ざと雪をわけ
夢かと泣きて歯がみせし むかしを慕うむら心


見よ西北にバルカンの それにも似たる国のさま
あやうからずや雲裂けて 天火一度降らんとき


妻子を忘れ家を捨て 義のため恥を忍ぶとや
遠くのがれて腕を摩す ガリバルディや今いかに


玉をかざれる大官は みな北道の訛音あり
慷慨よく飲む三南の 健児は散じて影もなし


四度玄海の波を越え 韓の都に来てみれば
秋の日かなし王城や 昔に変る雲の色


ああわれ如何にふところの 剣は鳴りをひそむとも
咽ぶ涙を手に受けて かなしき歌の無からめや


わが歌声の高ければ 酒に狂うと人のいう
われに過ぎたるのぞみをば 君ならではた誰か知る


あやまらずやは真ごころを 君が詩いたくあらわなる
無念なるかな燃ゆる血の 価少なき末の世や


おのずからなる天地を 恋うるなさけは洩らすとも
人をののしり世をいかる はげしき歌をひめよかし


口をひらけば嫉みあり 筆を握れば譏りあり
友を諫めに泣かせても 猶ゆくべきや絞首台


おなじ憂いの世に住めば 千里のそらも一つ家
己が袂というなかれ やがて二人の涙ぞや


はるばる寄せしますらおの うれしき文を袖にして
きょう北漢の山のうえ 駒立て見る日の出づる方


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