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WordsWorth
of March

Onkotchishin

learning from the past; developing new ideas based on study of the past

an attempt to discover new things by studying the past

Quoted from "The Analects of Confucius"

 

3月の四字熟語

温故知新

四字熟語に秘められた先人の知恵

 

copy by Ko Tamura

a staff writer of zuzu creations

  

Confucius said, "Exploring the old and deducing the new makes a teacher."

  onkochishin

おんこ‐ちしん【温故知新】

論語為政ー11
「子曰、温故而知新、可以為師矣」

 

「古い事を熟知し、
 そこから新しい事を理解する。
  これなら、師となれよう。」
  と、先生はおっしゃった。

古い事柄も新しい物事もよく知っていて初めて人の師となるにふさわしい意。昔の物事を研究し吟味して、そこから新しい知識や見解を得ること。古きをたずねて新しきを知る。

おんこちしんしょ をんこ― 【温故知新書】
室町時代の国語辞書。3冊。大伴広公編。1484年成立。約12,000語を頭音によって50音の各部に分け、さらに乾坤(けんこん)・時候など12門に分ける。最古の50音引き国語辞書。

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「ふるきを訪ねて新しきを知る」このことわざは日本人であれば中学生くらいから馴染みがあるのではないだろうか? そんな聞き慣れていることわざも年齢を重ねるにつれその意味する重みもまた違ってくる。

伝統工芸の世界においても然り。永い歴史の中で先達たちから継承され、磨かれてゆく技。過去の先達たちの完成度の高さは、同じデザインや技法が今だにリピートされ、現代に生きる私達の目に新鮮に映っている事でも証明済みであろう。またそこに各々の新しい感性と創意がどのように加わっているのかを見極めるのもひとつの醍醐味である。 

たとえば宝石業界の老舗ティファニーなぞは、アール・デコ期の宝飾の代表的なデザイン・パターンを基に、自らの持ち味を加え次々に新作を発表している。日本の伝統工芸漆の世界にしても同様、器の美しいフォルムのルーツは、江戸時代だったり、明治時代だったりする。

ひとりの工芸品愛好家としては、基本をきっちりと踏襲した上に、そのひとならではの研ぎすまされたしかも温かみのある卓越した独創性を作品の中に見つける時、胸がときめく。そしてそこに「温故知新」の精神が芽吹いている事に感動を覚えるのである。

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