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of January

Saikan Sanyu

Three good companies in adverse circumstances

 

 

睦月の四字熟語

歳寒三友

四字熟語に秘められた先人の思い

 

copy by Ko Tamura

a staff writer of zuzu creations

松竹梅の上に描くは、歳寒の門と云う

歳寒くして然る後松柏(しょうはく)の凋(しぼ)むにおくるる事を知るなり

 えきしゃさんゆう(交わって益のある三友)

  

* * * *

谷文晁 たにぶんちょう(1763-1841)

大窪詩仏 おおくぼしぶつ(1767-1837)

酒井抱一 さかいほういつ(1761-1828)

take
「竹」 大窪詩仏

  saikansanyu

さいかん‐さんゆう
【歳寒三友】

(画題) 冬の寒さに堪える三種の植物。松・竹・梅、または、梅・水仙・竹。

さい【歳】
(呉音。漢音はセイ)
とし。年(ネン)。「―費」「―末」「―暮(セイボ)」「年年― ―」
時間の経過。つきひ。「―月」「―時」
年齢。よわい。「十八―」「万―(バンザイ)」
穀物のみのり。「凶―」
五星の一。木星。

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「畫松竹梅于上、日歳寒門」(高士奇)

「子曰、歳寒然後知松柏之後凋也」(論語)

「益者三友」 (論語)

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歳寒三友とは、松竹梅に捧げる賛辞である。

風雪や厳寒に耐えながら、年中緑を保ち、また長寿でもある松の持久力。屈することなくまっすぐ伸びてゆく竹の成長力。百花にさきがけて早春に開花し、ふくいくたる香を放つ梅の生命力。そのどれもが素晴らしく、またそんな苦境の中で友情を育む事ができる友人は何ものにも換えがたい。

そして、この言葉は、いかなる困難にも耐え忍ぶ志操堅固な人のたとえとなった。

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中国の金の時代に王澹游が描いた歳寒三友図、皇甫の松竹梅、元の時代にそれを題材にした張伯淳の詩があり、明になってこの3つが「歳寒三友」として文墨の間に流行し、そしてそれが吉祥を意味するようになっていくのである。

また日本では、門松に見られるように、年々歳々“慶び”のシンボルとして使われている。日本でもさまざまな時代の画壇の巨匠達が、歳寒三友をモチーフに描いている。

永称寺(台東区根岸・浄土真宗本願寺派)には、3幅対の松図(谷文晁)、竹図(大窪詩仏)、梅図(酒井抱一)があり、これらは台東区有形文化財となっている。

永称寺に、その3幅がどのように伝来したかは明らかではない。が永称寺は、根岸に住んでいた酒井抱一が出入りしていた寺院ゆえ、制作自体ここで行われたと考えられる。また抱一・詩仏・文晁の3人は、区内に居住し、各々に交際があったことが知られている。これら3幅は、文化・文政期(1804〜1830)の書画会を軸とした文人の交流の証でもある。

ume
「梅」 酒井抱一

今年の冬は寒さが殊の外厳しい。世情も不安定の道をたどる一方である。そんま時勢だからこそ、歳寒三友の意味を改めて振り返ってみたいと思うのである。

 

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