本館2Fロビーの唐獅子図屏風の原画は豊臣秀吉が狩野永徳(1543〜1590)に描かせたもので歴史の教科書などで広く知られた作品です。 当館所蔵のものはその模写で、豊臣家滅亡の後、毛利家が所有していた原画を江戸時代中期に天皇家に献上する際に手元に残しておくために狩野栄川・養川親子に模写させたものと伝えられています。 戦後、進駐軍による財閥解体により毛利家が手放した際に縁あって、当館先代が収蔵したものです。 本館3F泰山の間にこれと対になる小獅子の屏風が飾られています。