毎月1日発行[発行責任者:守 一雄]
「1212運動(1週間に2冊読む、1単位につき2冊読む(読ませる)」の普及を当面の活動にしようと考えております。第1号で【書評】となっていたのは「特に会員に奬めたい面白い本」という意味です。本号からはそのとおりの見出しに改めました。なお、本号よりハードカバー部門と文庫・新書部門との2本だてにしてあります。
会員(会費ただ)と「これは絶対面白い」欄への投稿(書名・推薦文)を募集しています。教官・学生とも歓迎いたします。
先日、あるアメリカ人と話していた時、イギリスの大学生に比べると、同じ年齢ならアメリカ人は高校生で、日本人は中学生だという話を聞きました。大学に入ってくるまで、教科書と参考書、それに学校からの課題図書ぐらいしか読んだことのない大学生がほとんどだという大学などめったにないこととは思いませんが、大学に入ってきて、何を勉強したら良いのか、何を読んだら良いのかを先生に教えてもらおうなどというのは、なんと見上げた心がけなのでしょうか。
ということで、早くDOHCが解散されることを願ってお祝いの言葉といたします。DOHC万歳!! (川島一夫)
昭和62年10月26日の読売新聞によると、日本人成人の37%は調査の実施された9月前後の1カ月間に1冊も本(文庫本を含む単行本)を読まなかったと回答している。5冊以上読んだと回答したのは9.5%であった。