2006年3月定例市議会 永井巳恵子議員の個人質問

1.お出かけパスポートについて

 26番日本共産党市議団永井巳恵子です。
 昨年12月中旬より降った大雪で、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げますと共に、除雪等でご苦労頂きました担当課の職員の方々には、大変お疲れ様でございました。この大雪に対して、様々な市民の皆様から苦情や要望等をお寄せ頂いた事と、推察致しますが、今後の雪害対策のなかに活かして頂きますようお願い申し上げまして、私の質問に入らせて頂きます。

 先日、朝陽地域で社会福祉大会が社協の主催で行われ、80名位の皆様の参加でしたが、ワークショップ方式による討議で「朝陽地域に於ける地域課題を発見しよう」という内容で行われ「指導講師」にフリージャーナリスト、ボランティアセンター運営委員長の内山二郎先生をお迎えして開催され、私も一員として参加したところ、いろいろな課題が出され、大変興味深くて今後の地域を考えていく上に参考になることが多く出されていました。 長野県で二番目に公民館を作り、活動してきた伝統ある地区としての足跡が伺える大会であったと思います。
 今年は雪が多かったせいか、高齢者の雪かきの問題や、少子化社会での子育て支援の事、高齢化社会に向けての介護の事、交通機関利用の問題、道路問題、若い世代の自治体活動への参加について、教育問題等々沢山意見が出されていました。
 これからは、地域で力や知恵を出し合って、お互いに支え合いをしていく必要がある時代になってきていることが深く考えさせられた大会でありました。その中でも取り上げられた事の一つに、交通対策についての中で、何人かの民生委員の皆様から頼まれました事の一つですが、バスに使える70歳以上の方に出ているお出かけパスポートを是非電車にも使えるように何とかならないものでしょうか?とのことで何回か質問させて頂いておりますが、また、お伺いさせていただきます。
 長野市の交通対策は、大変力を入れて頂いている事には評価もし、感謝申し上げますが、何回か電鉄さんとも検討して頂いている事とは思いますが、是非、実現に向けての方向で検討して頂くようお願い致します。
 ぱていお大門、権堂商店街、中心市街地への活性化にもなると考えますし、何よりもお年寄りの皆様が、活動の範囲を広げて活き活きと生活が出来るお手伝いが必要かと思いますので、街の商店会や、交通業者行政との協働による新しい取り組みも含めての検討として市のお考えをお聞かせ下さい。


2.消防行政について

 次に、消防行政についてお尋ね致します。つい最近、南堀で火災があって二人の方が亡くなられるという痛ましい結果でしたが、この方は、普段は一人暮らしで、交通事故の後遺症で、病気がちでつい最近退院してきたばかりの男性でした。
 隣の方が気づいた時にはパチパチと火の音がして一階の家中に火がまわっていたとのこと、近所の男性が二人で急いで消火栓をもって火を消そうとしたが、凍っていて、すぐに水が出なくて悪戦苦闘していたところへ、通報から五分位で消防車が到着して、隣近所への延焼はほんの少しで免れましたのでホッとしましたが、その夜に一人の遺体が、次の日の現場検証で、もう一人の方の遺体が見つかり、大変胸が痛みます。その前日にも、古里地域で火事があって消防関係の皆様には、連日で大変お疲れでしたが、きびきびとした行動で、両隣りの家が殆ど離れていませんでしたのに、水浸しになることもなくて高度の技術で対応をして頂きまして誠に有り難うございました。
 そこでお尋ねをいたしますが、冬期の消火栓への凍結対策はどのようになっているのでしょうか?
 亡くなられた方は、一人暮らしの病気がちの男性で、周りに燃えやすい物が置いてあって、近所の人たちも常に心配をして心を痛めていたとのことでしたが、高齢者の一人暮らしや、病気の人の一人暮らし、身障者の方の一人暮らしなどの実態を消防局として把握しておられるのかどうかをお尋ねし、その対策をどのようにしておられるのでしょうか?安心、安全な住みやすいまちづくりのために、是非宜しくお願いします。


3.合併後の問題について

 次に、昨年一月一日に一町三村が合併して、中山間地が大幅に増加し自然観光資源が豊富になった反面、人口密度が低下したことなど、今後の市政運営にも多面的な対応が求められると考えます。合併して一年が経過しましたが、合併した地域からのご意見が寄せられていますので、質問させていただきます。
 大岡のことですが、舗装工事に伴う交通止めが頻繁に行われており、不便であること。常に片側が通れるように確保しておいて欲しい。合併で、浄化槽への補助金が減らされてしまったのはおかしい。54万円が45万円に、136万円が70万円になったと言う事ですが、いかがでしょうか?
 合併前には高齢者の一人暮らしの方の安全確認が行政から安全コールがあって、きちんとされていたのが、今は、行っていないと言う事ですが、その辺の対策をお尋ね致します。

 豊野などでは、公共施設、特に体育館がとりにくく、大変使う野に苦労しているとのこと。合併して本当に良かったと言われるようにこの点は、配慮していくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか?

 合併の際、共産党の議員団は、協議会や議会で一貫して指摘してきましたし、マスコミでも報道しているように、大岡でただひとつの大岡保育園は、五年前に15人だった園児数は、35人に増えました。その三分の二はI・Uターン家庭の子ども達です。2000年の国勢調査で、人口1544人と5年前に比べ58人減り、1995年の調査では、同じく151人減だったのに比べ減少傾向は改善しています。村のI・Uターン対策の成果といえます。
 ところが、長野市との合併で、順調にみえるI・Uターンに思わぬ障害が生じる可能性が出てきました。
 その一つが、保育料です。合併により大幅な値上げが行われる可能性が高くなっています。昨年度の保育料で比較すると、最も所得水準の高い世帯では、大岡村で月額1万8400円。これに対し、長野市5万5600円、戸隠村は、5万7500円。ほかの所得水準でも2-3倍の格差があります。それは、大岡村が昨年度まで五年間、国が定める保育料徴収基準額の八割近くを負担してきたからであります。
 合併協定書では、保育料について05年度からの統一を明記。大岡村だけは05年度から段階的に引き上げる事になってはいますが、その猶予も二年間。村は、四月合併を控えて五年ぶりに保育料を改定、一人平均年間約1万6000円引き上げました。さらに家賃など住宅の問題もあります。
 1990年代、過疎化・高齢化対策としてI・Uターン者を対象に一戸建ての村営住宅18戸を建設し、村内に家を購入して引っ越ししてきた50歳未満の夫婦に20万円、子ども一人当たり5万円の奨励金を贈るなどしてきました。村独自の施策も、合併協議会では奨励金の廃止が決定されたのです。
 村は「I・Uターン者は金銭面の優遇措置だけに惹かれて来た訳ではない、豊かな自然をはじめとした村の良さも大きな要素なので、合併によりコストが上昇してもあまり影響はない」とそれほど心配はしていなかった様子。  しかし、I・Uターン者の間には、暮らしを心配する声が出てきています。
 3LDK、広さ約百平方メートルで、家賃1万8600円のI・Uターン者向け住宅で暮らす女性は「家賃や保育料が今の長野市並になれば、通勤に時間がかかり、暖房費も多くかかる大岡に住む必要は減ってしまう。」「北アルプスの眺めの静かさは魅力であるが、それだけでは…」と言っています。この辺の対策を市としてどうお考えなでしょうか、お尋ね致します。


4.木工団地内の中間処理施設について

 次に、木工団地内の中間処理施設の件で質問させて頂きます。
 飯山陸送の工場の西南、ツカサウインドーやトラック協会を隔てて綿半のすぐ北に施設があります。狭い道で、「自動車は通行できません」と言う市の看板が出ている位のところで、道路を挟んで1.5メートルの所に南長池の住宅が隣接しています。
 この施設は、建築廃材の木材からチップを作る工場として地元の承認を取り、平成13年頃から操業しています。ここに改らたに工場が建ち始めています。地権者には、倉庫を建てるからと説明してきたのに、地元の人が、区長に問い合わせたところ次のようなことが分かりました。
 それは、平成12年6月に木くずの破砕の事業計画書を提出され、8月に地元の同意を得て、平成13年に操業開始。破砕量は木屑日量70トンで操業していました。
 ところが、平成13年5月に廃プラ10トン、木屑80トン、繊維屑2トン、紙屑10トン、石膏ボード20トン各日量の計画変更を地元に申し入れてきました。業者が、関係法令を厳守し、公害の未然防止に十分留意して作業を行う事を条件に地元では同意しました。
 ところがさらに、平成15年より、紙、繊維、廃プラ、石膏ボードの破砕をする工場の増設計画が出され、平成16年3月に地元と合意、環境保全協定を結びました。そして、平成12年の協定書に基づき、さらに細かく環境に配慮した内容で再締結したのであります。平成17年5月建築確認、7月12日廃棄物対策課より施設の設置許可が下りました。内容は紙くず12トン、繊維屑9,9トン、廃プラ5,9トンというもので、この事は、新区長は初耳で、8月に臨時総会を開いて24日説明会を行いました。
 南長池の住民は、道路を隔てた住宅の近くに、このような建物があって大丈夫かしらと心配でなりません。
元々住宅が建っているすぐ近くに、このような建物が建てられた事に対して市としては許可をされた訳ですが、このような所で住民の皆さんの安全がしっかり守っていかれるのでしょうか、ご見解をお聞かせ願います。


5.市営バスについて

 次に、去年の3月議会で私が質問し、「検討致します」と解答を頂いた豊野の皆さんからの要望の、市営バスを三才駅まで乗り入れるようにして欲しいという事と、バス停の位置を見直して頂きたいという件ですが、18年度から実施して頂けるのかどうかをお尋ね致します。


6.芹田小学校のプールの再築と「芹っ子広場」の保存について

 次に、芹田小学校のプールの再築と「芹っ子広場」の保存についてお尋ねします。
 都市計画道路栗田・安茂里線の建設に伴い芹田小学校のプールと「芹っ子広場」などが壊されるため、新プール建設の実施設計が予算化されています。原案では新プールは道路に沿って4階建て校舎とは斜めの位置で「芹っ子広場」を削り建設される計画とのことです。学校関係者からは、芹田小学校は、市街地にあり近隣に緑や遊び場が少なく「芹っ子広場」は子ども達が自然と主体的に関わって遊び、学ぶことができる唯一の場所で、子ども達の成長発達に大きな教育的な役割を果たしているとお聞きしました。
 多くの児童が、「芹っ子広場」のことを「生き物がいっぱいで、いろんなことが出来る大好きな場所」として上げ、「池ぼちゃ」という子ども達の合い言葉があるほどの宝の場所なんです。そのことは、この「しなの子ども詩集」や全校詩集「芽」に生き生きと表現されています。「芹っ子広場をなくさないで」と市長にメールも送っているとお聞きしています。また、多くの卒業生や保護者、地域住民にとっても大切な場所で残して欲しいとの思いが強いようです。
 また、プールの建設予定位置は、学校建設では例のない異常な配置といえ、心理学的にも圧迫感があるなど問題点を指摘する学者もいると聞いています。

 そこで、教育長にお訪ねします。
 芹田小「芹っ子広場」に対する子ども達の熱い思い、教職員・保護者・地域住民・卒業生の思いや教育的見地からみた役割について、また、校舎と斜めの位置へのプールの再築計画について、さらに職員駐車場も含めて、道路用地として失われる学校用地の代替地確保について見解を伺います。 そして、プールや「芹っ子広場」の再築については、児童はもちろん、保護者、地域、学校関係者が参加し、みんなの知恵を寄せ合って、一番良い方法を考え出せる協議の場を作るべきと思いますが、見解をお伺います。
 以上で質問を終わります。


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