長野市松代に「海津城跡」があります。その南側に小布施の竹風堂が店舗と美術館が
オープンしたのは,平成9年の4月でした。
たまたま長野でのセミナーの帰りに知人に誘われるまま、行ってまいりました。
伝統の城下町、松代の街並みのなかで、伝統の中で育った近代美術館という感じでしょうか!
コンクリート壁の縦格子のデザインといい、収蔵庫の土蔵はちょっと高さがきついかと思わせるが、
H鋼の垂木には意標をつかれます。
棟をA角に合わせる店舗のデザインは伝統が育んだ近代建築、
そして、美術館の不等辺円錐形の屋根がみごとに融合しています。
店舗の玄関とアプローチをつなぐ錆御影石の踏み石、石畳、縁石と。石屋の感度の高さ伺われます。
美術館の玄関を入ると中庭が見える。瞬間の感じるものは「一本の緑が足りない」の一言でした。
しかし、あの強烈な景石は見事であり、シンプルなデザインが水面、州浜、
既存していたのだろう柿木の風着が、よそ者を受け入れがたい松代を飲み込んでいるようです。
美術館を一回りするとこの光景の逆側になります。ここでまた感動です。二つの景石は元々
一つの石であることが分かります。陰に陽に、天と地、男と女、これぞ池田満寿夫の
世界だったのでしょう。池田満寿夫の作品をみて、縦のデザインに気が付きます、
これぞ建築外装の縦格子のデザインだったのです。
私の見てきた美術館の中でこれほど完成度の高い美術館はないでしょう。
地域性、建物と外構、そして作品と作者のポリシー。これらが一体となっています。
日本の誇る、世界の美術館として拍手です。
参考までに裏側の駐車場から眺めてみます。
すばらしい建物は、裏側のデザインもいいですね。設計者にもう一度拍手です。
建物とパーキングスペース、もう少し緑の演出がほしいですね。
建物ラインと広大なパーキングスペースが気になります。
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