5月13日up
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2002年6月、信州の田沢温泉の元湯の(開湯は古く、飛鳥時代の後半、役の行者によって発見されたと、伝えられる。) 遠州作と伝わる古庭園が壊されてしまった! 復旧して欲しいとの連絡があり!!!
駆けつけてみると、蓬莱石組なのか、歯抜けのように石が抜かれ、つつじの根に包まれていたためか、 石組の跡がくっきりと無残な姿でした。石橋や灯篭も不自然な位置に移動している! どうしてこんな無謀なことをしたのだろう? と私の概念から見れば考えられる理由は見つからない。 もしこの庭に手を入れた庭師がとてつもない作家であったなら、 その意匠のすばらしさが人の心を打つことでしょう。 でもそれはあり得ないことです。なぜなら、この 庭に手を入れた庭師の作意があまりに乱暴であったからです。
それから数ヶ月月日が流れ、旅館の新築工事が大詰めを向かえまして、 オープン前の瀬戸際を乗り切ろうと肉体を完全燃焼させ手を尽くしてきました。 大雪が白一色に庭園を包んでくれました。遠州作の古庭園といえども、まばゆい雪の白さの美しさの庭園は最高のものでした。 ![]()
そして春になり、雪が消え、仕上げをせねばなりません。 仕上げといっても見苦しいものを整える、それが主の仕事です。 暗渠排水を施し、余計な土砂や石を取り除き、かつて だったであろう姿に近づけること! 春になり
この庭の基盤は大きな特色があります。 それは約2400万年ほど前、海に堆積した黒色頁岩という岩からなり、 その岩の路頭の中に蓬莱石組や三尊石組、そして心字池と組まれ、 世になり護岸石が流出してるようですが、その構成のすばらしさは 脈々と伝わってきます。
田沢温泉和泉屋旅館の坪庭 当元湯の庭園は天然の地層の中に作られた大変珍しい構造だと言われます フォッサマグナと呼ばれる巨大な地殻変動により、このあたり一帯が数百メートル、数千メートルと海底に陥没し た時代があったようです。その時に海底深くに堆積した岩が本庭園の母体となっております。この岩はブラックシェ ルと呼ばれ、生物にとって厳しい環境であったようです。 それを見守るのが立石です。これは「十観山」あるいは 弘法大使あるいは元湯を開いた当旅館の開祖を象徴します。 横に伏した石はこの地の大地を表し、白いごろ太石は 海を表し、黒い石は大海を遊泳する生物のロマンを表現しました。
(坪庭)
☆約2500万年前この地は海の底だと云われています 真っ暗な深い海の底は酸素が少なく 生息できる生物はあまりいなかったようです。 わずかにゴカイ類やソコダラの仲間が底の餌を探っていたようです。 同じ頃の時代の地層の中からは、鯨やイルカの化石も出土しており、 数の多い化石はイワシ科の魚鱗化石です。 イワシは海洋を遊泳する魚で、鱗が取れやすく、酸素の少ない海の底で化石として保存しやすかったようです。 ほかにソコダラ科やタイ科の化石が出ました。ソコダラは深海の魚です。タイは岩場です。 この湯宿は鯉料理が自慢です、和泉屋旅館の皆さんの温和な心遣いが旅を癒してくれます。 信州へいらっした時、お立ち寄りください。 |
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