日本一うまいりんごの花

私の好きな歌のひとつに島崎藤村の「初恋」があります。

高校3年生のころ、小諸の懐古園にて草笛を吹くおじさんに教わった歌です。

マサキの葉を指でつまみ、口元から奏でる音色は青春の想いに

「まだあげそめし前髪のリンゴのもとにみえしとき、

前にさしたる花櫛の花ある君と想いけり」

学生時代図書委員長になり、小諸高校との交流会に上田から出向いたおりに、

憧れの君は私の友人に恋をしていて、

私のやるせない想いがこの歌を私の記憶にくくりつけました。

 

信州上田菅平インター周辺は今「リンゴ」の花盛りです。

この地のリンゴは知る人ぞ知るヤマジョウマークの極上品なのです。

生産量こそ少ないが、味は日本一

どのリンゴ農家も「おらちのリンゴは天下一品」と

自慢のリンゴの花は白く、この可憐な美しさは格別です。

しかしリンゴ農家にとってこの花は少々憎らしいのです。

「4月27日撮影」 

それは「リンゴ」の花は毎年5月の連休のころ花が咲くからです。

みなさんから見たらリンゴ農家の人々が5月の連休ころリンゴの花に

埋もれている姿が羨ましく想うかもしれませんが、

この時期、皆さんが連休を謳歌しているときに、

リンゴ農家の人々はリンゴの花に「花粉付け」作業のまっ盛りなのです。

 

今年はいつもより早く花が咲き、耳かきのわたタンポンのような道具で、

リンゴの花を人工受粉させるのです。タンポンの先に早咲きした花粉を付け、

ポンポンと人工受粉させます。これはこの地の「風物詩」です。

「4月27日撮影」

家族総動員で作業します。というのは嘘で、私は一度も

花粉付けをしたことがないのです。老いた父親とお袋、そして嫁いだ妹が

よく手伝いに来てくれます。親不孝なバカ息子、この地が好きで

「この地への想い」に夢をふくらませております。

リンゴ農家の忙しい時ではありますが、

「日本一うまいリンゴの人工受粉」絵画と写真のコンクールをしてみませんか?

 

次のページ


what'snew風景の哲学暮らしたい街花情報庭師の時代地域づくりの提案らくがきノート

イズミック文庫ラピグッズ||ガーデンの知恵袋ラピクラブ漫遊記庭師の考えるリサイクル

ラピキャラリーイズミックガーデンリンク集どんな会社コラムTOP