知恵袋その11

 

わたしたちにできる「緑のダム」その一1 《マルチング》

 (2001年6月13日)

皆さんの近くにある雑木林へ行って見てください。落ち葉が積もり、

ふかふかな感触が足に伝わってきます。足の下には微生物がわんさかと生きているのです。

種類にもよるそうですが、およそ1センチ立方メートルの中におよそ1万匹とか1億匹といった単位でいるそうです。

 

 そんな微生物は有機物を分解し、植物の根が吸収しやすくし、土をやわらげ、土壌の保水性を高めます。

森に降った雨は、土壌がたっぷりと吸い込み、徐々に地面にしみこんでいきます。

何年も何十年もしてから、再び湧き水としてでてきます。

これが本来の自然循環であり、「緑のダムの基本構想」を支えている原点なのです。

(雑木林)

 

マルチングとは上記のような状態を人工的に作ってあげることです。

マルチングとは園芸用語です。土を覆う意味があり、土壌水分の蒸発防止・霜害防止・雑草の抑制などのために、

根元の地面に広げるわら・木の葉・泥などの混合物であり。

野菜づくりの農家が黒いポリを畑に張りそこで野菜を育てています。これもマルチングです。

 

要は、水分の蒸発防止のための根囲いをすることで、材料は何であっても良いということになります。

しかし、自然の雑木林のような状態がいちばん言いわけですから。

剪定した枝などを焼却せずに、細かく裁断して地表を覆ってやったらどんなに環境にやさしいことなのでしょう。

 

すでに東京都の公園では剪定した枝の処理を公園内でしているそうです。

最初はタバコを投げ捨てられ、火事になったらどうするんだと大反対の声が強かったようです。

しかし、論ずるより、生むが安しであったようです。

 

なぜ? マルチングするのか?


1. 雑草が生えにくい → 除草など維持管理の軽減

2. 保水性が高まる → 雨を地中に蓄える・植裁後の潅水が軽減

3. 砂塵が舞い上がりにくい

4. 菌根菌が増え微生物との共存関係ができる → 自然循環

5. 分解された栄養素を植物が吸いやすくなる

6. 園路に敷詰めると、クッションがよくなる → 快適環境

7. 剪定枝や刈り取った草の自家処理によりゴミの減量化になる → ゴミの減量化

8. マルチングの下に生ゴミを挿入することにより、生ゴミ処理のダブル効果がある

http://www.avis.ne.jp/~torebi/ecotop01.html

9. 融雪効果が高く、土中温度を安定させ植裁を保護する

10. また雨によるヌカルミ、日照による土の固化などを緩和させる

 

造園屋の考える剪定した枝のリサイクル

http://www.avis.ne.jp/~torebi/new17.html

 

剪定した枝を押し切りで裁断する 

細かくした枝を庭に敷く

市販されているマルチング材

敷詰める

 

(押し切り)

こんな道具であなたも「緑のダム」をつくりましょう。指の切断要注意です。  

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