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(Today)
★「天からトルテ(8)」
ジャンル:コミックス
著者:近藤るるる 発行:アスペクトコミックス
初版:1999/10/6 購入:初版 価格:560円(税別)
本編は相変わらず美葉ちゃんが出てこないですな。最近はさくらが主役化してきているのがアレだ。
んで、今回ちと気になったのが用語集だな。なんかノストラダムスについての記述が大間違いっす。ミッシェル・ド・ノストラダムスとか、両親がユダヤ人だとか書いてる。五島勉とか川尻徹、池田邦吉などのオカルト系本しか読んでないってのがバレバレだな。まともな研究書を少しでも読んでくれ‥‥。
あと、用語集で思い出したけど、前巻(7)の用語集にあるレインボーマン関係の記述、岩佐陽一著文藝春秋発行「70年代カルトTV図鑑」にあるレインボーマンについての記述ほとんどそのままなんですけど‥‥。トルテ(7)のどこを見ても参考文献として書いてないのはまずいぞ。
★「てきぱきワーキン・ラブ(4)」
ジャンル:コミックス
著者:竹本泉 発行:アスペクトコミックス
初版:1999/10/6 購入:初版 価格:620円(税別)
今回は、ヒカルがヘルシンキとセバスチャンを預かるの話につきるでしょう。だんだん不機嫌になっていく じーく菜がたまらなくか〜い〜ぞ〜〜(笑)。
余談だが、俺の屍を超えてゆけ、家の現役の長刀使いの名前は「ばな奈」つうんですが、やはり竹本なねこが元ネタなのだろうか。うむ。
話し、つうかネタもそこそこ安定しているし、キャラも序盤に比べて立ってきたし、ゲストキャラがちょっともったいない気もするけどまぁいいか。
しかしな。なんか背景がちと飽きてきたな(笑)。「さよりなパラレル」みたいに、いろいろな背景・世界観が出てくれば文句ないのだが。う〜、今後に期待。つうかビームは危ないってウワサがな〜。まぁ、アスキー自体大分前から危ない言われてなんとか今まで持ってきたんだけど。
★「無敵戦艦-VALKYUREI-ワルキューレ(1)」
ジャンル:コミックス
著者:松沢夏樹 発行:ガンガンファンタジーコミックス
初版:1999/9/27 購入:初版 価格:762円(税別)
なんかタイトルの書き方が難しいっす。
★「観光王国」
ジャンル:コミックス・ファンタジー
著者:須藤真澄 発行:アスペクトコミックス
初版:1999/9/10 購入:初版 価格:880円(税別)
予定リストを見た時は、これも子午線を歩く人(後述)もお散歩系だと思っていたのだが、ところがどっこい(死語)初期ファンタジーの復刻版だった。うむ。よろし。
作品としては、海・水系作品の「いざや、波」「早苗と青い子供」「明けの気配」、ノスタルジー系作品「少年王に白い雲」「桜東風(さくらこち)」、日常ファンタジーの「ヒナタボッカー」「THE.ANT」「アスパラガス・ハイ」、そしておさんぽファンタジー「観光王国」と言ったところ。短編集と言うよりも、中編作品と1話完結の短編作品を併せた作品集。子午線〜と比較すると、日常的要素が濃い作品が多いかな。両方の初出を比べると、セレクションは初出順よりも編集者のセンスによる所が大きい。
さて、特筆するのは、やはり「いざや、波」と「明けの気配」かな。
兄、ナギの眠る海。海に居るモノ、魚、ヒトデ、そしてマリンスノー。ナミはそこに、空を馳せる鳥を、空の向こうに映る星を、空から降る雪を見る。海を。海と陸を隔てるものは波。海の空と、陸の大地を、それを隔てるものは、とわにながるる、たった一つの、そして無限の波。
海のそこに眠る兄と、波の縁に居るナミを隔てるもの。それは、死という永遠の時間と、そしてたった一つの海。海に、ナミは兄ナギの影を、そして存在を知り、海と戯れることで、その影と、存在と戯れる日々。
しかし、開発と埋め立てと。人間によって穢される海。
隔てるものは、既に波ではなく。隔てるものは、油の膜で引かれた結界。
海は。ナギは。決して解かれることの無い、永遠の穢れの向こうにある。それを感じたナミは、海へ、結界の向こうへ、永遠に戻ることの無い時間の向こうへ。海の底へ、空飛べる魚のように、消えた。
いざやナギ、いざやナミ。
されど。絶えて結界引く者の無かりせば−
★「子午線を歩く人」
ジャンル:コミックス・ファンタジー
著者:須藤真澄 発行:アスペクトコミックス
初版:1999/9/10 購入:初版 価格:880円(税別)
さて、訳のわからんたわごとを書いたあとでは真面目にいきましょ(笑)。
前半は、むしろ観光〜よりもディープに、命を、死を、誕生を描く作品が多い。中盤、例のエッセイ系が少し入って、後半は前半と背反するように日常ファンタジーが続いていく。
ちょっとディープに嵌まれる作品が少ないが、最後までさくさくっと須藤世界を堪能出来るのはよろしいかな。一作一作の質はむしろこっちのほうが高いと思うんだけど、ちょっと奇麗すぎる、とか言うのはアレかな?
★「Nonstop Megamix」
さて、たまにはフォーマットを変えて見ましょう。ここの所たまっているアレを一冊づつ書いていくのはアレだし(笑)。
まずは、最近見つけたギャグマンガの傑作「楽しい甲子園(1〜2) 大和田秀樹[角川コミックA]」が笑えるので読むように。この画風とノリはどこかで見たなと思ったら、題字が吉田戦車だということで多分アシスタント出身なんでしょう。でも、抑揚の付け方はもっと激しいので、私はそっちのほうが好き。んじゃギャグ物をもう一本「平次(壱) 加藤礼次郎[ワニマガジンコミックス]」いや、元はギャグじゃない気もするのだが、取り敢えず笑えることは確かだ。下らなすぎだ(笑)。なんかこれを読んでると濃すぎてアレなので、ちょっとぬるいところに「カイジ(13)(完) 福本伸行[ヤンマガKC]」なんつうか、予想通りに終わりましたな。いいかげんこの極太ゴシックのフォーマットも食指だったしね。ラストのくじ引きはちょっと引っ張りすぎだったかな。引っ張りすぎといって出てくるのは「HUNTER×HUNTER(6) 冨樫義博[ジャンプコミックス]」なんでこんなに遅れたんだろう、ってたまーに本誌をイレブン屋で立ち読みしてるから知ってるけど。いつの間に不定期連載になったんだろう(笑)。個人的には、P100左下のコマがすきやね。ジャンプの格闘マンガにありがちな、一般客のくせに妙に詳しい解説オヤジにメインキャラが突っ込みを入れることで、雰囲気を壊さなくしかもアンチテーゼを匂わせる。うまいね。この辺で、メインのアスキーコミックスに行って見ましょう。しかし、セガもヤバイ今、アスキーは本当に大丈夫なんだろうか。メジャーなのはファミ通だけだってウワサも、って事実やん(笑)。「金平劇場 金平守人[アスペクトコミックス]」まずは、Ionisationでのレビューを読んで見よう。いやー、相変わらず凄い読み込み方だな〜。わたしゃ心理学とか哲学系はそんなにやってこなかったんで、ここまで読めないよな。それでは実物を見て見よう。‥‥、うーむ、これは‥‥。実験マンガ、というにはあまりに本質からずれてるし、唐沢なをき・とりみき・島本和彦あたりが既にやってるようなネタが2/3位あるし、それに比べても大分センスが悪いつうかなんつうか。一般的にマンガに求められていることと、ちょっと違う部分を見てるのがコミッカーとかマニアとかおたくだけど、さらにそこからもずれたところにこの作者の焦点があるんではないか。まぁ、時代が変われば評価されるかもしれないから、頑張れ(笑)。気を取り直して、「天からトルテ(8) 近藤るるる[同じく]」新刊のほうにも書いたが、ちょっと基礎知識でのパクリネタが気になるな〜。あと、巻末のるるるバツゲーム企画、このファンって、実は「The Rururu Fan Society」関係のメンバーで、この日のレポートも掲載されています。実際には本人も会っていたという話し。しかし、本当に最近はさくらが主役ですな。さらにビームは続く「てきぱきワーキン(ハート)ラブ(4) 竹本泉[同じよん]」今回は、ヒカルがヘルシンキとセバスチャンを預かるの話につきるでしょう。だんだん不機嫌になっていく じーく菜がたまらなくか〜い〜ぞ〜〜(笑)。余談だが、俺の屍を超えてゆけ、家の現役の長刀使いの名前は「ばな奈」つうんですが、やはり竹本なねこが元ネタなのだろうか。うむ。話し、つうかネタもそこそこ安定しているし、キャラも序盤に比べて立ってきたし、ゲストキャラがちょっともったいない気もするけどまぁいいか。しかしな。なんか背景がちと飽きてきたな(笑)。「さよりなパラレル」みたいに、いろいろな背景・世界観が出てくれば文句ないのだが。う〜、今後に期待。つうかビームは危ないってウワサがな〜。まぁ、アスキー自体大分前から危ない言われてなんとか今まで持ってきたんだけど。ちなみに、ここは書いたけど公開していない新刊のほうから切り張りです。ネタを無駄にしない漫画家^H^H^H私だ。を、竹本泉が出てきたところで、なんかそれ系なアレを行って見ましょう「たいむSKIPらん♪ があさん[少年キャプテンコミックス]」この人を端的にあらわすと、(竹本泉+陽気婢+ゆうきまさみ) / 4かな?。いわゆる少年誌でのお色気担当だと思われるが、なんせ絵柄がほのぼの系だという所が。石黒曜子なんて、アップルパラダイスの西園寺京子そのままだし。いいけど。じゃもう一冊「だいらんど があさん[HARD COMICS]」聞いたことないブランドだな〜。と見たら、ヤングキング OURSですか。この丸顔人形の絵、めっちゃ合ってますな。合っているからこそ、主人公の「孤立性」を図らずも強調している。簡単に言えば、おとぎの国に迷いこんだ人間の話し。そこでわんだ〜わ〜るどとかけろちゃとか思い浮かべた人は、ちょっとストレート過ぎ。その人間は、やくざの鉄砲玉だったという、そんな話し。ちょっと気分を変えて、「電脳炎(1)マック版・ウィン版 唐沢なをき[ビックコミックスペシャル]」ちなみに、マック版とウィン版2冊出ているけど、普通の人は2冊買う必要は全くなし(笑)。作者を追いかけてる私みたいなのはいいけど。いかんせん違うのはラストの14Pのみ。しかも本編には何の関係も無し。そこで「詐欺だ」とか怒っちゃいけない。ちゃんと帯にだって書いてあるし、この作者が「なんでもあり」なのは自明だしね(笑)。ネタとしては、電脳なをさん系のコンピュータネタが多いが、ビックコミックという専門紙じゃない掲載誌なんでちょっと薄め。そんじゃ、濃いネタとは何かというと「電脳なをさん(2) 唐沢なをき[アスペクトコミックス]」なんで今さら手に入れてるんだというと、紀伊国屋BOOKWEBに登録してしまったから。やばいよ、今までは「手に入らなかったらしょうがない」だったのに「店になけりゃ注文しよう」だもんな。ま、そんな事はいいとして、今回の目玉は、2P連載なのに見開き×3回かな(笑)。相変わらず説明ナシの「判る奴だけわかれ」ってなネタでよろしいっすな。どおくまんとか細腕繁盛記とか林屋三平とかゼロワンとかレインボーマン(これは判るか)ダイアモンド・アイ(外道照身霊波光線と言った方が判るだろう)。と言っても、これは私が完全に判るのを適当に拾っただけだし、レザーフェチなあのマンガは前古本屋で見かけて買うかどうか迷ってるうちに無くなってしまったんで名前が判らないし、あらしとかヤマト(なぜ漢字よりも先にこっちが出るんだ(笑))とか999とかは言わないでも判るだろうし、怪獣物はちょっと知識にも限界があるし(リアルタイム世代じゃないから、マイナーで非カルトな物は全滅に近い。ミラーマンはまだ判るけど、マックファイトの元ネタとかはさすがに判らないや)。ふう、やはり焼きたての秋ジャケのムニエルはうまいな。蕩けそうなあぶら、かりかりの薄皮の下に閉じ込められた肉汁。フランスパンのガーリックトーストもいいな。市販のガーリックペーストはうまくない。自分で作ったものの方がやはりいいわ。後はトマトがあったら完璧だったのだが。さて、食後に残ったパンをトーストにして蜂蜜をかけて、新しく開けたアールグレイを楽しみつつ、食欲の無くなるコミックシリーズに行って見ましょう。「エイリアン9(1〜2) 富沢ひとし[ヤングチャンピオンコミックス]」ある小学校で、エイリアン対策係になった三人の女の子の話し。「なぜか」エイリアンに襲われる各地の小学校。それに対応するため、各クラスから一人づつ選ばれたエイリアン対策係。しかし、じつはそれは計画された襲撃。「ある」目的のためにエイリアンと戦わせているある組織がいて‥‥という、書き方へただなぁ、ぜんぜん面白そうじゃないや。でも、はやく食べないとお茶とトースト冷めちゃうしなぁ(笑)。さて、ちょと注意つうか。1巻だけ読んで「つまらん」という評価はしない方がよろしいかと。2巻の頭「イエローナイフ」編から非常にいい展開になっていくので。いい展開といえば、「弥次喜多inDEEP(2) しりあがり寿[アスペクトコミックス]」濃すぎ。時間を。空間を。そして、絶対的な死と生をも、完全に超越した世界。全ての「絶対」が絶対ではない世界。ただそこには、想いと、存在と、そしてお伊勢さんだけが、ただそれだけが。はぁはぁ、濃すぎだ。何も言えない。「無敵艦隊ワルキューレ(1) 松沢夏樹[ガンガンファンタジーコミックス]」ちとキャラの魅力に欠けるなぁ。「ひろみちゃん奮戦記(1〜4) MEEくん[PLAZA COMIX]」えっちだ(笑)「木枯らしタイツマン かるま龍狼[ワニマガジンコミックス]」えっちだ(笑)「Cat Shit One(1) 小林源文[WEB CIMICS]」えっち、じゃねぇよ。アメコミ風だけど、さすがに日本で出しているのにそんな大味な訳ない。多少兵器や戦略の知識が無いと十分理解できないのが難点だが、キャラがうさぎとねことその他なんで画面的にそこそこ楽しめるかな「二十一世紀科学小僧 唐沢なをき[文藝春秋]」読んどけ。