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(Today)
★「天からトルテ(6)」
著者:近藤るるる 発行:アスペクトコミックス
初版:1998/2/5 購入:初版 価格:588円(税抜560円)
うむ。あいかわらず良い。
取り敢えず、今回の主役はエクレアですな。間違いなく。
以外と素直で真面目で、結構寂しがり屋で、と、表面的な性格とは正反対の性格が描かれていて、直線まっしぐらな他のキャラとは違う、ある意味素直じゃない性格が、なかなか魅力なキャラになって良かったんじゃないかなと。
で、既にメインキャラと化した、敵キャラ^^;のみさいル小野ですが、相変わらずアレでよいですな^^;。レインボーマンネタも、なかなか懐かしくてナニ。と言っても、今のファミ通読者でレインボーマンを知ってるのが何%位いるのかどうかはとても疑問だが。
今回の天からトルテ基礎知識は、ちょっとツッコミの甘さが目立った。アスキーの編集者であることに誇りをもって、バカやってほしいものだ。
さてこの巻ラスト、また新キャラ、ココアントローが出てきます。はっきりいって増えすぎっす。まぁ、ファミ通ネタも一通り終わったと言うことで、オリジナルなネタメインでいくんだろうけど、トルテの影は薄いし、使い魔連中に至っては、普段は画面に描いてすら貰えない有り様。ま、2話分主役を使い魔たちが張ったが、それでもキャラがダブってるというか判らないというのがグリとセイロン。セイロンに至っては、使い魔主役話しでたまに画面にも入っていないし。悲しすぎ。
ま、エクレアが案外いいキャラに育って来たことだし、主軸が多少変わっても作品の質自体はそんなに心配はしていないけど。
そうそう、コミックビームに「ミラクル高僧チベットちゃん」の読み切りが載ったらしいっすね。次回連載の主力候補No.1って所ですか。「ロリータ侍茜ちゃん(仮)」も捨てがたいが ^^;。
★「ヨコハマ買出し紀行(6)」
著者:芦奈野ひとし 発行:アフタヌーンコミックス
初版:1999/2/22 購入:初版 価格:499円(税抜476円)
この作品は、非常にジャンル分けが難しい。長編なのか短編集なのかすら、微妙に言い難い。確かに全体を通してみると、ストーリー(時間)の流れは確かに(そして確実に)あるのだが、一冊だけではそれが殆ど感じられない、短編の集まりな作品である。
作品世界のバックグラウンドには非常に大きな設定があるのだろうが、実際に触れることができるのはそのうちほんの少しだけ。主人公を通して見た事だけが、読者に与えられる唯一の情報。その先は、たっぷりの時間と、ほんの少しの空想力が、「くれゆく世界」を感じるために必要なもの。
「夕凪の時代」。この作品ではその時間をそう表現している。
終わる世界に鎮魂歌を。
世界の終わる時を、穏やかにすごせるように。
★「HUNTER×HUNTER(4)」
著者:冨樫義博 発行:ジャンプコミックス
初版:1998/2/9 購入:初版 価格:410円(税抜390円)
どうやら、冨樫義博と竹内直子が結婚したという噂はホントクサイ。
いや、まぁ別にどうでもいいことなんだけど、ちょっと小耳にはさんだもので・・・。
さて、四次試験「ゼビル島」の後半と、最終試験の中盤までを収録。最後はキルアの「兄・・貴」で終わってます。
んで、私は本誌の方を読んでいないんで、この先全く知りません。めちゃめちゃ気になります^^;。そんな訳で、ちょっと外れて「この先の展開予想」なんぞしてみます。本誌読んでる人、違っててもあんまり笑わないように^^;。
キルアvsギタラクル。ギタラクルは、実はキルアの兄だったと。ここまでは書いてありますな。んでその先。戦うなりなんやかんやで、キルアが負けます。その後、レオリオvsポドロ。前回のヒソカ戦で重傷を負ったポドロを前にして、レオリオが「ケガ人となんて戦える訳ないだろう?。まいった」と言うわけですな。其れを見た審査への疑問というか文句でいっぱいのキルア。
「なぜ、勝てる戦いを棄てるのだ?」「あきらめなかったのはヤツ(ポドロ)の方で、そいつが悪いに決まってるのに、なぜ勝ちを拾わないのだ?」「ゴンが云々・・・」などと独白。折りからいらだっていたキルア、最終戦、レオリオと対峙した瞬間、「プチ」と。
と言うわけで、死に死に予想は、レオリオに一票^^;。
話を聞いたゴンが駆けつけた時は既に遅く、ベッドで動かなくなっているレオリオ。そ、そんな・・・。
と、急に痙攣したようにに動くレオリオ。
「よう」。レオリオ、死んだんじゃ。
と、会長、「実は、やられたあともまだ死んではいなかったのだ。ハンター委員会の秘術^^;をもって手当てした結果、助かったのだ」
当然、「死んだと思っていた他の参加者も、実は全員が生きているのだ」
「うおおおー、レオリオー」
しかし、ハンター委員会の裏には、更に巨大な悪の組織が・・・って、それは何か別のマンガだろ^^;;;。
取り敢えず死んどけ、じゃない。読んどけ。
★「魔方陣グルグル(11)」
著者:衛藤ヒロユキ 発行:アスペクトコミックス
初版:1998/2/22 購入:初版 価格:409円(税抜390円)
うむ。相変わらずバカだ ^^;。しかし、バカなサブキャラが足りない。たらなすぎ。
オッポレは、概念は面白いのだが、それを増幅する媒体キャラがいないんで、イマイチ空回り気味。
新キャラもいまいちだし、旧キャラを使おうにもなんかタイミングが無いみたいで、敵・味方ともにキャラクターが完全に淘汰されちゃった。
まぁ、この漫画に「魅力的な敵キャラ」を要求するのは無茶だと言うことは判ってる^^;。けど、敵対する存在が消えると、キャラそれ自体の存在意義もなくなっちゃうわけだから。
あと、魔王ギリはどうなったんだろう。いいかげん忘れられているキャラNo.1かも ^^;。
(2/23)
★「Dancemania EXTRA」
ジャンル:CD-DA、DANCE
発行:東芝EMI intercode japan
初版:1998/10/07 価格2540円
さて、御多分に漏れずDDRにはまっていますが ^^;。
今月発売されたDDR 2ndMixで、大量に曲が追加されました。で、HEROとかBRILLIANT2Uもいいんですが、心の琴線をびんびんかき鳴らしてくれた曲、IF YOU ARE HERE。
コナミのDDR 2ndページで収録DanceManiaを調べて、さっそく買ってきました。
いや〜、普段はかないみかさんのCDかバロック系クラシックか高木ブーか柴犬しかかけてないのだが、なかなか、こんな世界もあったのだな〜ですな、ダンスミックス。
ヘッダ+全26曲のノンストップミックス、だそうだ。要は、嘉門達夫がやってるアレだな。後、マッドテープでも可。
さて、FREEDOMかっこええっすな。あの高橋ぴょん太似のアーティスト(DJ BOBO)と言い、流れるラップなボーカル、軽い響きでありながら存在感十分なコーラス。一押しですな。
IF YOU ARE HERE。そうか、こんな歌詞だったんだ^^;。藤田朋子ノリですな。こうなると、こすりステップは曲イメージにあわないな。歩きステップ(ヘンな言葉)で行ってみよう。後、単純な廻りもイマイチなんで、クイックターンを基調にした小気味いいノリで踊ってみますか。
HERO。ここに出てくるHERO、実はHERO HERO HEROだったりして・・・・。なんてぼけっと考えながらハードHEROを踊ってたら、なぜかアナザーのステップ踏んでて撃沈 ^^;;。しかし、あのぽえぽえっとした前奏、たまらんすな。
DUB-I-DUB。なんか急にアナザーが踏めなくなった ;-;。今までは平気で踏んでたのにぃ。ま、最近はアナザーよりもBASICが面白いんでいいんだけどさ。
KUNG FU FIGHTING。昇竜拳。
MOONLIGHT SHADOW。いい曲だ。でも、2ndで他の曲と曲調がダブってるのがいたい。
CAPTAIN JACK。DDRに入ってたら、行進ステップのいいターゲットになったのに。残念。行進ステップ難しい。つーか、かっこ悪いかも ^^;。
SANBA DEJANEIRO。DDRに入ってたら・・、すさまじかったろうな。サンバステップ・・どんなになるんだろう。多分八分の交互踏みで、あらゆる方向の組み合わせになるんだろうな。を、アナザーDUB-I-DUBで出来そう、サンバステップ。でも野郎はきっついぞ。
★「おさかなマーチ(全3巻)」
著者:都築和彦 発行:ノーラコミックス
ジャンル:コミック
初版:1996/2/6-1997/3/6 購入:初版 価格530(税抜515円)
ヒロイック・ファンタジーと魚の飼い方をミックスさせたストーリー。と、言っておこう。
個人的には、序盤から中盤までの、敵も味方のみんな大ボケ、な話しの方が好きだな。氏の場合、話が緊迫化してくるとだんだん露出度が大きく バキッ!!(-_-)=○()*O*)・・まぁアレ。
「あちら側の世界」にあるとある王国の王女が主人公。こちらの世界で人間が自然破壊、生態系の崩壊、などを行っているために、あちら側の世界にそれが跳ね返ってきて滅亡寸前になっている。当然あちら側の世界では人間を敵対視するのだが、主人公は、真実を確かめるためにこちらの世界にくる、と言うのが背景。
で、作品の中では魚(主に熱帯魚かな)の飼い方が非常に詳しく説明されていると。ためになるマンガですな ^^;;。
大概の「自然を護ろう」マンガが駄作であるってのが定着しつつある今日この頃だけど、この作品はかなり趣味に走りまくっているせいで、そんな匂いをあまり感じさせないものになっていますな。それがいいか悪いかは別として、だけどさ。
しかし、相変わらずながら、氏のCGイラストとペン画とのギャップには驚きを隠せませんな ^^;。いいけど。
★「アクアリウム」
著者:須藤真澄 発行:ゲーメストコミックス
ジャンル:コミック・ファンタジー
初版:1994/6/30 購入:1998/2/10 2版 価格530(税抜515円)
前々から書こう書こうと思っていたんだけど、なかなかいい言葉が見つからないので保留にしてきた作品。おさかなシリーズと言うことで書いてみましょう。
彼女のファンタジー作品、はっきりいってこのジャンルで彼女の右に出る人はそうそういない。「ゆずとまま」系の作品を知っている人には信じられないかもしれないが。
とにかく、「科白の無い」コマがうまい。たとい誰かがそこにどんな科白をいれたとしても、決してその「言葉にならない」科白には及ばないだろう。全てを語る表情、そしてそれと対照的にある意味記号化された魚(キャラ)の描写。
決して止まり・戻ることの無い時の流転の中で、めぐる「命」のストーリーを、その源である「水」とそこの住人「魚」に映し描く。
さようなら、いってらっしゃい。そして、ただいま・・・・。それがきっと生命の出会いと別れと、そしてきっといつかの再開。
ぜひとも、続編、もしくは中間編が読みたい作品だ。
うむ、どっかのページでも言われてたが、おさんぽ大王はいいからファンタジー物を書いてもらうと、こちらとしては非常にアレなのだが・・・。
比類亡き彼女の才能が十二分に発揮された作品。読め。
★「振り袖いちま-夢と野望の市松人形- (1巻、以下続刊?)」
著者:須藤真澄 発行:偕成社-ファンタジーコミックス
ジャンル:コミック・ファンタジー(?)
初版:1993/1 購入:初版 価格880(税抜854円)
須藤真澄ファンタジーと言うことでもう一本。
どうしてこんな話を書くことができるんだろう、彼女は。すばらしいな、このクオリティ。
いちま(市松人形)のキャラクタ。一言で(適当に)言っちゃえば、「人形が人間に変身して繰り広げる夢と野望の物語」、適当過ぎだな・・。
この純和風な市松人形に野望満載な性格。この一見無茶な設定をここまで描ききるのは、さすがだ。
しかし、この続編つーか2巻は出てるんだろうか・・ム〜。
★「じーばーそだち」
著者:須藤真澄 発行:秋田書店
ジャンル:コミック
初版:1997/5/10 購入:初版 価格800(税抜762円)
もう一本、須藤さんの作品。
ファンタジーではなく、じーばー系コメディ4コマ作品・・うわ〜すっげ〜やな表現 ^^;。
主人公は、すし職人のじーちゃんと、放蕩ばーちゃんに育てられたじーばーっこの小学生。彼女の作品で「小学生」が主人公の話しって、珍しいな。
「ごきんじょ」は幼稚園だし、いちまは中学生、アクアリウムは、0才から25才までだからちょっと別枠。ゆずままはねこだしな、主人公^^;。って、よく見りゃ全部世代がちゃうがな。珍しいも何も無かったな、こりゃ。
ふ〜。アクアリウムを書いて力尽きたな。いや、私が ^^;。
(2/20)
★「2×1」
著者:陽気婢 発行:ワニマガジンコミックス
ジャンル:コミック・戌年
初版:1994/8/1 購入:1998/7/20 16版 価格509(税抜485円)
あ、今まで何気に書いてきたけど、戌年(いぬどし)って、成年コミック(18才未満禁止)の事です。一応伏せ字、じゃ無いか、響きが好きなんで ^^;。
最初、「これが戌年ってのはちょっと厳しいなぁ」と書こうとしていたのだが、読み込んでみると、かなりエスプリットな面でのえっちさってのが見えてくるな。
キャラクターの魅力とそのバランス。独特の「ほんの少しの非現実」とそれがゆえに感じさせられる「現実味」をもつストーリー。少し白に偏った画面構成。徹底的なまでにホワイトなストーリー。
傑作である。
この頃の絵と今の絵、一番変わっているのは、髪の毛の書き方だな。しかし、それだけで大分印象が変わる。今の絵もいいんだけど、この頃のさらさら感も結構好きだったりするしね。
しかし、最近氏は長編を描いてないな。最新作「世界ノかけら」も、確か3回位の連載だったと思うし。作品のペースや後書きなんかを読んでいると、かなり遅筆な部類に入る作者の様だが。
最近、なんかえっちもの関係ばっかり書いているな。まぁ、Delphi3 デベロッパーズガイドとかを書くよりはましだと思うが ^^;。しかし、Borland(現inprise)のヘルプの出来は伝統的によくないってのがアレだし。マニュアル書きは難しいっす(仕事モード^^;)。
★「贋作ひでお八犬伝」
著者:吾妻ひでお 発行:MAG COMMICS
ジャンル:コミック
初版:1998/9/24 購入:初版版 価格997(税抜950円)
さて、タイトルを見れば判るとおり、里見八犬伝のパロディです。う〜ん、パロディというか、原作の設定「だけ」を引っ張ってきて、後は好き勝手やっているってのが本当のところ。
で、この作品と、後は元祖実験マンガ「どろろん忍者」、あのシリーズ「無気味が走る」と収録ですな。
氏は、いい意味でも悪い意味でも量産型作家である。いや、あった。今はなき「奇想天外」を始め、数々のカルト誌で作品を発表している。
どうも最近は、作品が少ない作家をありがたがる傾向があるようで。作品一つ一つの質が高くても、量産が出来ないってのは、「プロ」として恥ずかしいよね。
(2/17)
★「ビッグ・スポット 長野徳間店」
ジャンル:新刊本、セルCD、レンタルCD・ビデオ、コンシューマゲーム、PCゲーム、アーケードゲーム
なかなか凄い棚がある。この本屋、いつからこんなに濃い棚が出来たんだろう?
「すいません。この棚のここからここまで、下さい」状態。
ざっと上げてみよう。
しりあがり寿「真夜中の弥次さん喜多さん(1,2)」「弥次喜多 in DEEP」「O.S.I.G.O.T.O」「流星・ひげ・マーケッター」、吾妻ひでお「贋作ひでお八犬伝」「格闘ファミリー」「メタル・メタフィジーク」、遊人「校内写生(超遊人)」「フォビア(全部)」「ANGEL(全部)」、陽気婢「えっちーず(1-3)」「フレックスキッド(全部)」「2×1」「彼女の自由」、松本零時「999」、他にも「AC版アリオン(全部)」「Split of Wonder」「ねこぢるうどん(全部)」、etc.。
「うを!!」ざざざ(見渡す)「手持ち・・・30オドリ(註1)か・・。給料日まであと8日。せめて16オドリは残しておかないときつい・・(註2)」
「うむ・・。『真夜中』はin DEEPを読むためには必須だし、でも1冊5オドリ。予算オーバーか、くっ」
「陽気婢はこないだ揃えたし・・って、『2×1』があるじょじょじょ(壊)」(ゲット)
「松本零時はどうでもいいや。大友某も棚に揃えているけど好きじゃないんでよし」
「なんか松本零時の字が違う気がするが、よくわからん」
「あ、てめぇ、なにビニール破って、立ち読みしてねん。汚い手で触るんじゃない^^;」
「をを!!・・・・」以下略
さて、ラインナップを見てもらうと判るとおり、「濃い」といっても、所詮セミ・マイナー。いわゆる「ミーハー系」です。本当に濃い、いわゆるオルタナ系は「ありません」。まぁ、私はあんまりオルタナ系ってはまれないので、いいとしよう。
給料日になったら、多分5,000〜10,000位まとめ買いするので、覚悟するように ^^;;
註1「オドリ」
金額の単位。1オドリ=200円。
註2「きつい」
もちろん、ここでの「きつい」とは「生活が」きついと言うわけではなく「これ以下しか踊れないのは」きついといっている。
(2/8)
★「ザ・ヒットマン (全3巻)」
著者:堀井覚司 発行:ジャンプコミックス
ジャンル:コミック
初版:1991/2/15-1994/12/8 購入:初版 価格390(税抜379円)
今回は、ギャグマンガシリーズです。と言っても、唐沢なをきとかに代表される「メタ・ギャグ」じゃなくて、いわゆる一般的に言われているギャグマンガでいってみましょう。
ツキだけで標的をしとめるという、最強の殺し屋「ラッキー・ジョウ」を主人公とする、ハードボイルドストーリー(後半ウソ)。
データ
ジョウ
本名:不詳
特技:変装。主に鳥類を主体とするかぶり物
GUN:Wildy、10インチバレル、45マグナムオート。ガス、オペ式装弾数7+1発
その他装備:猛禽類第一号「イヌワシ」、ほ乳類第一号「ウマ(アングロサクソン)」、スズメ、ペンギン(コウテイペンギン)、住まいの害虫シリーズ「しろあり(ヤマトシロアリ)」など
書いててなんだけど、実際読んでもらわないと判らん世界だな、こりゃ。
★「A.T.Lady(全2巻)」
著者:のむら剛 発行:ジャンプコミックス
ジャンル:コミック
初版:1990/5/15・1990/10/15 購入:初版 価格390(税抜379円)
実はこの作者、今は別の名前でジャンプ本誌連載中です。「地獄先生ぬ〜べ〜」の真倉翔・岡野剛ですね。この作品で見せた下品というかえっちな作風は、今も健在でアレ^^;。
う〜む、どうもギャグマンガを評するのは苦手だなぁ。
ちょっとギブアップ ^^;。
★「バトルサンダー 完全収録版(全2巻)」
著者:島本和彦 発行:KCフェニックス
ジャンル:コミック
初版:1998/12/18 購入:初版 価格789(税抜752円)
島本作品って、マイ・ジャンル分けでは、大部分がギャグマンガに入るんだよな。だって、他にどのジャンルに入れろと?
でも、この作品はちゃんと「ヒーロー物」に入れていい逸品ですな。改造人間の宿命と悲哀を描いている点、そして悲しくもありすばらしいラスト。
石ノ森章太郎の流れを受け継ぐ、見事な作品だと言っていい。
でも、私が最初にバトルサンダーを知ったのは、実はあの名作「ワンダービット」内でだ。その作品は、「正義の味方とはなんなのか?」「そもそも正義とは?」「俺が正義で、俺に反対するのは悪だ」「いや、それでは悪の組織とほとんど変わらないではないか」「俺の家族を殺した組織に復習するのだ」「己の復習のために戦うのは、正義とはいえないのでは」「正義の味方とは、悪の組織と戦っているから正義なのだ」「でも、その組織が世界をよくしようとして世界征服をしようとしているんだったら、悪の組織とは呼べないのでは?」などというアイデンティティー論争が、今まで登場した氏の手によるヒーローに寄って繰り広げられるのだが、その中でバトルサンダーは、
「俺の故郷は悪の組織によって壊滅させられた。第二の故郷であるこの地球は、奴等の手に渡せない
と言って「おお〜」「過去に悪の組織によってやられたとはいえ、現在は復讐心で戦っているのではないと言うのがポイントだな」という評価を貰っているヒーローという認識。
なんか、支離滅裂になってきた。やはり風邪を引いている時は無茶だったか ^^;。
また書き直します。うじゃ。
(2/1)
★「フレックスキッド(全2巻)」
著者:陽気婢 発行:SCSpecial
ジャンル:少年マンガ・らぶらぶもの
初版:1993/11/10・1994/8/15 購入:1997/5/25 2刷 価格530(税抜505円)
某徳間(地名)のBigSpot、偉い。陽気婢棚を作ってくれるとは。マジっすか?。
でも、松本零次について「今年は松本零次が来る」とか言ってたが、こないと思うぞ・・・。
本題。
「性が変わっちゃう宇宙人の話し」です。ストレートやな。好意を持った相手の性とは別の、嫌悪を抱く相手とは同じ性に変化する体質を持った、中学生の(元)男の子が主人公のストーリー(1巻)。で、2巻が第2部、高校生編です。
氏のストーリー物としては、傑作の部類に入る作品ですね。1話が36Pの月刊連載だから。氏の単行本は短編物が多いから、長編はどうなんだろうと思っていたが、いいじゃん。もっと積極的に描いてほしいぞ。
もともと、中性的なキャラクターを書かせたらアレ界でも屈指の絵柄をもっている氏の絵と、それを十二分に生かす設定。ピシっと立ったキャラ設定。そしてお得意の変なもの系。今回は宇宙人がキーワードになっていますな。
そしてそして、これがまたらぶらぶなんですわ、ほんと。らぶらぶ。
いや〜、めっちゃ好きなんすわ、こういう話が。
主人公、元男なだけに、やっぱりある女の子が好きなんですが、いろいろな原因で女の子になっちゃったり戻ったり。女の子になっちゃうと、当然(か?)男の子が少し好きになったりとか、本当にも〜、らぶらぶっ ^^;。
さて、今まで書いてきたのは一部、つまり1巻の話し。二部からはまた気色がちがう、どっちかというとコメディ路線を走っていますな。なんからぶらぶ薄いし。オチもいまいちだし。まぁ、第2部と言うことでしょうがないか。うむ。
★「えっちーず(1-3)」
著者:陽気婢 発行:ワニマガジンコミックス
ジャンル:マンガ・えっちもの
初版:1995/10/1〜1998/4/1 購入:いろいろ 価格530(税抜505円)
ういっす。えっちです。多分、快楽天(後述)で描いた読みきり物だと思われます。
せかいノかけら、早く単行本化してくれ〜。
しっかし今飲んでるカクテル、ダークラムのホット+砂糖+バター+シナモンのホット・マイヤーズ、めちゃめちゃ効くな。うまいけど。私はビール飲めないのだが、その代わりこんなアルコール度数あるもん飲んでるし(生で40%強。割っても1:1)。まぁ、余ったらケーキを焼く時にでも使えばいいか。やっぱりウイスキーみたいにアルコールの味しかしないものより、こういうクセの強い物のほうがいいやね。でもやっぱり、ビールってめちゃめちゃ不味いぞ。
閑話休題。
氏の単行本「2×1」を探しているのだが、見つからん。一応戌年となっているから、それなりのところで探さにゃいかんか・・・。
本題。
うむ。らぶらぶだ。あまりらぶらぶじゃ無い話しもあるんだけど、この絵柄で描かれると、すべてがらぶらぶおっけ〜って感じ?^^;。
一話20Pの基本、読み切り。続き物でも3話までかな。もちろん氏のお得意妙な設定の話しもあり。えっちもの界の竹本泉と呼んであげよう(ウソ)。
さて、ここで無理矢理さっきの閑話と結びつけるとだ、絵柄、ストーリー共にクセの強いこのシリーズは、クセの無いアレよりはまりやすいと、そういうことだ。
どうやら、単行本も、久々に3月当たりに発売されるようで(未確認)。あと、次号の快楽天にも読み切りが載るみたい。
れ〜っつげっだんらぶらぶ、cmon!ってところで終わり。
★「快楽天 3月号」
発行:ワニマガジンコミックス
ジャンル:マンガ雑誌・えっちもの・ってゆーか18禁
初版:1999/3/1 価格330(税抜314円)
ういっす。えっちな雑誌です。せかいノかけら、連載前号で終わってたから、買った意味無し^^;
個人的には、快楽天星組 vol.5の名作パロマンガの幾つかが笑えたのだが。
うむ〜、しかし、この業界って、インターネットで以下に金を取るかを考えてますなぁ。海外のページでも、「会費10ドルでページにアクセス出来る」とか言って登録したら、1ヶ月10ドルの請求が毎月届くとか、いろいろトラブル(ちゅ〜かなんというか)があるみたいだし。コレばっかりはオフラインの方がいろいろと安全だと思うんだけどな〜。痕跡が残らないし ^^;。
さて、ホットギミック・快楽天の事でも書いておきますか。
4人め位までは簡単にたどり着くんだけど、その先がきついな〜。500以上、陽気婢デザインな娘さんまで、5-6人めを攻略するまで突っ込んだけど、ダメだった。くそ〜 ^^;。
★コラム
「へぼマンガの殿堂- Hall of famous」
このページでは、あまり嫌いなマンガってのは書いていません。辛口な評価があったとしても、それは期待していた作品の出来があまりに以下略だった場合であって、もとから好きじゃないわけでは無いですから。
しかし、いろいろな理由で、そんなへぼマンガを読んでしまうことがあるんですよ。大抵は「つまらん」で終わらせるんですが、あまりに作者がその作品に陶酔していたり、無視するにはあまりにだめだめな作品を、「へぼマンガの殿堂」に入れて、いろいろとチェックしてたりする訳ですな。
そんな訳で、今まで読んだ中で飛び抜けてアレな作品のランキング、上位3つ位を紹介してみましょう。
◆3位。じゃじゃん。
「変體累ヶ淵ネイキッド」KCモーニング。全3巻。
著者 米餅昭彦/原作 杉元伶一(多分。逆かもしれない)
モーニングの連載中に、雑誌で読みました。
一言「これ、マジで原作付き?ってゆーか、ストーリーと言うものが存在してないぞ」しかも演出は単調で、先を読みたいという気を全く起こさせない。
やたらにでかいコマ割。基本的に、ひとコマにかかれるのが一人。構図は顔アップ正面、バストアップ正面、全身正面、「のみ」。科白は、ひとコマ一行。叫んでるか、人の名前を呼んでるか、それだけ。
大体、同じ顔のキャラしか出てこないってのは、なんか間違っている気がするぞ。
はっきりいって、各話の区別が付きません。何話目を読んでも同じ。全て。
こんなストーリー、原作を作るほうも作るほうだけど、マンガにしてそれに気がつかない漫画家とか載せるの方にもいろいろ問題が・・・。
まぁ、みょうちくりんな作品ではあるが、そんなネガティブ面が強くないという意味では、上位二つとはかなりぬるめな評価ですな。つーか、これってマンガですか?なんかとても違う気がする。
だいたい、モーニングってOL進化論以外読む所が無いんだけど。気分は形而上は2回で飽きたし。
●2位。じゃかじゃかじゃかじゃ〜ん。
「美味しんぼ」ビッグコミックス。現69巻、以下続刊。
原作:雁屋哲作/作画:花咲アキラ
今までの料理マンガが「作る」事を追求しているのに対し、「語る」事をメインとしたいわゆる「グルメマンガ」の始祖的作品。
だが、それで収まっているうちは良かったのだが、「環境破壊を否定する、真のグルメマンガ」と言い出した(言われだした)頃から、暴走の様相を体してきた。
つーか、海原雄山って、ただのバカおやじだと思うのだが。
「愚か者が!!」 『それはてめ〜だろうが』
取り敢えず、普通の本屋においてあればいい。買わないから。でも、これを飯屋に置いておくのはやめれ。気分わるいわ。
農薬散布によって飛躍的に向上した収穫高。化学肥料によって格段に減った生産コスト。そしてそれによってもたらされた、十分な主食・副食の供給。それらが支えてきた日本の成長を「味が落ちる」の一言によって否定する権利なんぞ、誰にもある訳ない。
それによって化学物質漬けになろうが、農薬が体に害になろうが、そんなの自業自得。減らそうとする努力は無駄ではないが、代替となるものも考えずに「全廃だ!」「○○を使うのをやめろ」というのは、それこそエゴイズムの固まりで、後先考えないバカのすることだ。
★1位。どるどるどるどるどるどるどるどる
「ゴーマニズム宣言」(今はなき)SAP!連載。5冊くらい。
著者:小林よしのり
これを最初に読んだのは、確か高専の部室だったと思う。あまりの下らなさに、思わず本を床にたたきつけようか思ったわ。ま、他人の本だったから、そのまま本棚に戻して、炎の転校生を代わりに出してきて事なきを得たが。
一部では「トンデモ本」扱いする声もあるが、著者のバカさを笑う以外に笑う点がないんで、トンデモ本の称号にも値しないと思われる。
誰が何と言おうと、この本はエッセイマンガだ。しかもかなりつまらない。なんか一部にはこれにあてられたような奴もいるらしいが。
そりゃ、最初のうちは普通のエッセイマンガだったから、読めないことはないけどさ。なんか一巻の中盤当りから、だんだん訳のわからん文句をいいはじめたり、絶対やってはいけない「自分の作品で、議論を応募してそれを行う」を始めた当りで、「終わったな」だな。
「マンガだからといって思想を発表出来ないのはおかしい」「マンガと言う表現手段をみとめないのが云々」と言っている時点で、すでに既存の価値観に固執しているのは実は自分だと言うことを見失っている。新しい価値観を創造する能力が無い物だから、「既存の価値観が自分を認めないのは、既存の価値観が間違っているからだ」と言い出すんだよな。まぁ、所詮それだけの力しかなかったってことだな。
で、最悪なのが、読者からのお便り紹介で終わらせときゃ良かった物を、そのお便りとの議論を、よりによって自分の作品の中でやったこと。
議論ってのは、テーマ、意見、賛同、異議、すべての文がオープンになることで初めて「議論」としての意味を持つ物だ。送られてきた手紙のうち、いくつかを紹介して、それに対して自分の意見を書くのを「議論」と呼ぶのは、我田引水の極み。自分に都合のいい意見だけを引用したと思われてもしょうがない。事実そんな匂いがぷんぷんする内容だったし。
さて、こんなもんでしょう。