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★「世の中なまほう」

著者:竹本泉 発行:ミッシィコミックスDX ISBN4-87287-223-1

 同社から出た「ちまりまわるつ」を持っていない人は、「ちまり・」からゲットするのが吉。
 表題の「魔法」シリーズが3本と、圧力シリーズ^^;が二本、SFが一本なんだけど、作者は「へんなもの」コミックに分類しているみたい。個人的には違うとおもうんだけどね。
 氏にしてはめずらしい「同一設定世界の」「別主人公」もの。しかも、きいちご魔法店もメインに書かれている、めずらしいシリーズ。

★「サイゴーさんの幸せ(全2巻)」

著者:ふくやまけいこ 発行:大都社 ISBN4-88653-434-1

 東京物語よりも先の時代、終戦後の昭和が舞台のファンタジー物。
 全二巻が同時に発売。
 出だしの設定がすこし判りづらいため、中盤まで話が安定しないという感じがする。
 と言っても、ふくやま色がだいぶ出ていて非常に読みやすいため、そんなのを気にせずに最後まで読めるのが良い。
 ちょっとどたばた落ち臭かったけど ^^;
 短編集「妖精の秘密」も同時に増版されたため、一緒に置いてある本屋が多いので一緒に読んどくのが良いかも。

★「電波オデッセイ(2)」

著者:永野のりこ 発行:アスペクトコミック ISBN:4-89366-953-2

 永野のりこお得意の電波コミックの2巻。
 タイトルからも判るように、彼女の作品の中でも特に電波にテーマが置かれている。
 彼女の描く電波はねこぢるの「ネガティブ」で「カオス」な電波の対極に位置しており、「電波っていいよね」とちょっと思わせてくれるのが良いかも ^^;
 主人公は女の子なので、「アレ」な主人公が「ナニ」するのが好みの人には物足りないか?
 1巻に比べて電波は弱めになっており、そのせいでダークになるわなるわ、もう。
 永野慣れしている私ですら、ラストの似非のりこがなければ立ち直れなかったかも知れない・・。
 「とにかく笑えるマンガ」を脇において読むべし。

★「てきぱきワーキン(ハート)ラブ(2)」

著者:竹本泉 発行:アスペクトコミック ISBN:4-89366-951-6

 PC-FXで出た^^;(ホントか?)同名ゲームのコミック版。
 氏の「変なもの」連載「アップルパラダイス」が終わった影響なのか、1巻に比べて大分「変な話」が多い。
 ピカソの本名を検索したが、結局判らなかった。
 「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランチェスコ・ド・ポール・ジャン・ネポムチェーノ・クリスパン・クリスピアノ・ド・ラ・サンチシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」っていうのは本当なんだろうか?
 余談だが、今まで「AsciiCommic」だったのが「AspectCommic」に変わった。ちょっと違和感。

★「流星課長」

著者:しりあがり寿 発行:失念

いままでは、TechWinでしか氏を知らなかった私がはじめて買った単行本。
といっても、実は知り合いに頼まれてゲットしたもので、私もあまり読んでいない(って読んだんかい^^;)
ほげ。

★「墜落日誌(1,2,ペンティアム編)」

著者:寺島令子 発行:アスキーコミック

 言わずと知れたコンピュータ日記マンガの先駆け。
 「たった6年で、コンピュータってこんなに進化したんだ」と実感できる。
 というのは建前。
 あの厚さ・価格を、読み切るまでの時間と消費エネルギーで割ったコストパフォーマンスは、他のどの本よりも良い。
 某ジャ○プみたいに、厚さは有るんだけど内容が無い雑誌とは大違い。
 前は一冊一気読みできたんだけど、最近読み返したら 2/3で力尽きた。歳はとりたくないなぁ ^^;。
 ちなみに、ログインが月1になったせいで、次回の単行本は4年後とも言われている。
 まぁ、うどんランドも似たようなペースなんで良しとするか ^^;

★「小梅ちゃんが行く(全3巻)」

著者:青木光恵 発行:バンブーコミック

 カバー内側のゲストがめっちゃ豪華な単行本 ^^;
 ちゃいばら(西原りえ子)は一発で判ったとしても、他にも、吾妻ひでお、竹本泉、寺島令子、とり★みき、片岡みちる、赤井孝美、ひぐちきみこ、他(豪華って私にとってだろ、というのは置いといて ^^)
 関西(主に大阪)ネタが多いので、墜落日誌を読んで前知識を仕入れておくのがベター。
 光恵ちゃんにしてはおとなしい部類にはいるんではないだろうか ^^;
 この時期に描いてた他の作品が「えっちもの」という単行本になっているんで合わせて読むと楽しめるかも。
 単行本3巻に出てくる「ボンジュール社」について詳しく知りたい人には「ささみ・ストリート」を読むことを薦めます。

★「青木通信(全2巻)」

著者:青木光恵 発行:リイド社

 某ゴーマ○ズム宣言に影響されたようなノリが序盤に見えるが(同じSPA!だし)、中盤からはまともになっていく。
 が、個人的に突っ込みたいのだが、
 「『あまりに一般化されて、既に意味が無い一般論』を、自分の周り(友人)と比較して『そんなやつってホントにいるん?』と言うのはナンセンスだとおもうねんけど」
 いいけどね。某ゴー○ニズム宣言なんてバカなもん描いた某氏に比べれば。(フォローになってへんやん ^^;)
 勘違いされると困るけど、この突っ込みは極々一部の話にだけだからね。

 しかし、こういうところで言われている「ヲタク」って、実際にいるんやろか?
 いたとしても、それはただの「キチガイ」であって、「ヲタク」とは別物やないんやろか。
 少なくとも私は「砂沙美(仮名)萌え〜」とか「桜子(だから仮名)萌え〜」とかマジで言ってる人って、見たこと、聞いたこと無いからなぁ。
 たしかに、TVアニメを毎回チェックして、OVAなんか買ってみたり、声優ファンクラブに入ってる(って誰のこと? ^^;)知り合いはいるけど(知り合い〜?)、あくまで「作品として」受け止めてるし、その作品が良いという「理由の一つである」声優さんのファンになったりしているんだよね。
 こういう置き換えは卑怯かもしれないけど、「新作ドラマ」を毎クールごとにチェックしたり、好きな俳優のグッズを集めたり、サインを貰いに言ったりするのとまるで変わらない世界なんだよなぁ。
 「所詮二次元の世界じゃん(小布施弁)」とか卑下する人もいるけど、所詮TVなんて対象が2次元だろうが3次元だろうが「下らない嘘っぱち」であることに大して変わりは無いじゃない。
 ドラマだって、裏には、話を作る脚本家がいて、演出家がいて、演技をする俳優がいる、所詮つくられた世界でしかないわけじゃない。

今日の締め
 「間違いが二つあったからと言って、正しさは証明されない」
言うことが違ごとるやがな! ^^;

★「晴れた日は学校を休んで」

著者:西原りえ子 発行:双葉社

 ちゃいばらと言えば「まあじゃんほうろうき」とか「恨ミシュラン」を思い浮かべる人には異色に感じられるであろう作品。
 彼女の「教育」に関する意見、というか恨みに近い、は半端じゃない迫力がある。
 が、まぁいわゆる「ゆ〜と〜せ〜」的な学生であった私には「学校(勉強)ってそれだけじゃないんだけどね〜」と思うところもあるんだけどね。
 でも「義務教育から足掛け11年やってダメなんだから、これはもう徹底的に向いていないに違いない」と言う意見にはうなずくな。
 「暗記はまずダメ」「字が汚い」「芸術関係全滅」な私は、今のようなコンピュータ社会になっていなかったら、まず完全な落ちこぼれだっただろうから。
 私は、未だに「アリア」と「パッヘルベルのカノン」と「チェロ・ソロ No1017」(以上EVANGERIONより)の区別が着かないから。1年近く聞いているにも関らず。多分、これから一生聞き続けても区別は着かないだろう。
 人間だれしも「徹底的に向かない」物が有るのが当たり前なんだから、「(学校の)勉強」がダメな人がいたからって、その人の人格すべて否定するってのは、いかん風潮だよね。(って話が違うか)

★「電波オデッセイ(1-2巻)」

著者:永野のりこ 発行:アスキーコミック

 思春期で揺れ動く中学生が直面する「いじめ」や「登校拒否」「恋」の悩みに、真後ろから「電波」を浴びせかけた作品。
 原、北森、トモ子ちゃんの所にいって、「学校と家庭の外に、世の中ってのは広がっているんだよ」と言って抱きしめたくなる電波が出ている ^^;
 というか、実社会でそれをやってくれる大人がいなくなったのが、すべての原因なんだろうな。
 「学校」に閉じ込められている子供に、「それが全てじゃないよ」と言ってあげられるのは、大人だけなのにね。
 学校なんて、「全て」のほんの片隅の、そのまた端っこにちょこっと立っているだけにすぎないのに・・。
「青い海と青い空に挟まれて飛んでいる白鳥が、この景色の中で、自分が汚れで有るように感じ、泣きながらうつむいて飛んでいる」
「でも、ふと顔を上げて前を見ると、青い海と青い空が目の前に広がっていて、『きれいだなぁ』と思ったんだよ、きっと」
「そして、飛んでったんだよ、青い空と海を見ながら。『この向こうには何があるんだろ』って思いながら」
以上のような電波が、ぴぴっとね ^^;

★「あいりん・ドリーム(全3巻)」

著者:猫部ねこ 発行:なかよしKC

 いまや貴重とも言われる学園コメディーもの。
 このジャンルに関しては、私の中のベースラインが「きんぎょ注意報」だったりする ^^;。
 で、猫部は、かたくなにこのジャンルにこだわってるんでよしとする ^^;
 「転校」をベースに話が展開するので、学園物に有りがちな「キャラが増えて収拾つかん」状態に為らなく、展開が軽いので、さくさく読んでいける作品。
 演出にもこだわっており(アニメを経験したからかな?)、従来の正面、バストアップが多い構図から一転、コマを無視して全身、後ろから横からという、非常に変化の有る構図で、紙面全体に動きを出している。
 ベーシックな花関係の演出も、かなり派手ハデで、「こんな書き込んでよく時間が有るもんだ」と思わせる ^^;。ま、その分背景を書き込まずにトーンで護魔化している感が有るのは否めないけどね。

★「さくらんぼ眠り姫」

著者:片岡みちる 発行:なかよしKC

 二年半ぶり位に彼女の新刊(夢のクレヨン王国)が出たが、本屋に平積みになっててびっくり。
 調べてみると、日曜の朝(長野ではね)アニメがやっているらしい。
 でん子ちゃんにかわった新キャラ「でんき君」(ねこぢるデザインらしい。実物見た事ないので不明)も見たいし、いいかげんTV見ようかなと思うのだが、一度見なくなるとなかなか復帰できないため、まだ確認していない。
#「インストール!」と叫んで変身する(らしい)メガレンジャーもいつのまにか終わってるし ^^;
 だから、夢クレ(アニメ)も保留^^;。 マンガで読んでりゃいいや ^^;。

 で、本題。
 なんでこの作品を選んだかと言うと、まあ単純におもしろいからだが、なんか大きなお友達ウケを狙ってかかれた部分が妙に多いな〜と言うことで ^^;

 やっぱり大根足だよね ^^;;;;
 ・・・・・ム〜。

 とまあ、その辺は置いといて。

 彼女は結構昔からX68Kでニフティーとか、同人活動とかしているんで、ひょっとしたらページ有るかな、とGOOとおたくページで検索したら「吉岡みちる」なる人のページを見つけて、勘違いしていってみたら「プ」で「18」だったと言う苦い思い出が・・

 なんか作品紹介にならんなぁ ^^;

 ハムスターが人間に変身、ってそれじゃ「内緒のハムスター」だ、変態するお話 ^^;
 薬品を投与して生体構造を変化させるんだから「変態」でいいんだよな、多分。
 WXGはいいと言ったんで信じよう ^^;

 彼女の作品は、他の作家のパロディが結構含まれてるんだけど、あの絵で描かれると誰も気が付かないとか、付かないとか付かないとか。

 何だか判らん紹介だけど、彼女の作品が好きだと思った気持ちは、本当だと思うから・・

★「こいつら100%伝説(全3巻)」

著者:岡田あーみん 発行:リボンマスコットコミック(RMC)

 なんか、妹の周りで再燃しているらしい。あーみんブーム。
 「おとうさんは心配症」「こいつら」「ルナティック雑技団」とあるが、個人的に「こいつら」がマイ・ヒットである。
 「極丸」はあーみん作品史上最高のキャラだとおもうのだが。
 少なくともこのマンガを読まずにギャグ漫画を語るやつは信用しないことにしている。
 ネタの構成がとり★みき著「るんるん・カンパニー」に近似している部分があり、ひょっとして元ネタか?と思える時が有る。
 近似ったって、その話の舞台が同じ場所ってだけで、それ以外は完全にオリジナルだって事を断っときます。

★「猫の島」

著者:小花美穂 発行:RMC

 ダークな設定・ハッピーエンドを書かせたら逸品な彼女の短編集。
 これじゃないけど、なんだっけか、確かショウちゃん(漢字失念)が出てくる作品で、りぼん本誌(普通にいうりぼん。ほかに増刊号とか、季刊の特別号があり、それと区別するためこう呼ぶ)でいきなり「おまえが欲しい」かました時は、やったなチミ〜と思ったもんだ ^^;

 最近は矢沢某とかが結構かましてくれてるんでいいかも ^^;
#最近たって、1年位前だな、たしか。

 表題作だって、どう考えてもハッピーエンドなんて無理(というか、したら失望)なんだけど、それでも、「折衷案」的な、それでいて「感動的な」結末に持っていくのはさすが。

★「土田くんてアレですね」

著者:永野のりこ 発行:ノーラコミック

 表題作は、まあアレな主人公がナニする普通の話。
 お薦めは、後半「さかなちゃん」。
 不覚にもズビシっと泣いてしまいました ^^;;
 世界の滅亡萌え、個人の破滅はどうでもいい、私にとって、この中間「種族の滅亡と救済」がこんなに「くる」とは思わなんだ。
 庵野監督にも、あんなタコ小説なんて映画にしないで、この辺を撮って欲しいな、と切に願いませう。

★「オレ通A to Z」

著者:恋尾みなと 発行:ヤンマガKC

 このマンガの裏舞台を知っているんで、非常におもしろい作品。
 そのリアルさが ^^;、一部のハドラーに受け、またBBSを通じて宣伝してたんで、アンケートはよかったみたい。
 で、ちょっとばらしちゃうと、ファラオさんとぎょぴ小林さんのモデルってのは○○・・○さんで、声優の○○○○○さんにプレゼントをアレしたとか、そーいうこと ^^;
 ISDNを入れてからメロンパンBBS行ってないし、最近ページを更新してないみたいですけど、頑張ってますか?>Louderさん ^^;


(3/6)

★「ハイパーあんな(全3巻)・新ハイパーあんな(1-2巻)」

著者:近藤るるる 発行:アスキーコミック ISBN:4-7561-0905-5,1152-1,1189-0,1245-5,2720-7


 近藤るるるの出世作。ノーマルはアスキーコミックに、新はコミックビームに連載。現在も好評連載中。
 何かOVAになるらしい。シナリオがあの黒田洋介さんなのでとんでもない物になるのが必至 ^^;。

 表紙では絶対に判らないだろうが、格闘マンガ。新になって更に割合が上がった。
 ジャ○プとか、一般系の少年マンガにあるような汗臭い^^;物とは一線を駕す。まぁ、るるるさんが女性だというせいもあるけど。でもちゃんと恋愛マンガな要素もある。光恵×あんなだけど ^^;
 竹本泉パロディーもそこここにあり、そっちとリンクさせて読むと更に楽しめる。

 余談だが、黒田洋介さんは、著作「魔法少女プリティーサミー」の中でこのマンガのネタを幾つか使っている。そっちのファンも一読しておくと「どっちが長くボーっと出来るか勝負」とかに笑えるかも。

★「けろけろちゃいむ(1-3巻)」

著者:藤田まぐろ 発行:RMC ISBN:4-08-853874-9,856007-8,856052-3


 デビュー作から注目していたまぐろさんの、本誌初連載。
 連載が始まってしばらくした頃、非常にいやな予感にいっぱいになったが、数ヶ月後、やっぱりアニメ化された^^;
 過去、○ず○ん○ャ○ャがアニメ化されてプゲった時と同じ流れなので、めっちゃ不安になったが、声優以外は無難な作りで安心^^;。
 彼女の描くカラーページはなかなか好みで、「なか○しみたい」と言った妹に隠れてこっそり切り取って集めてたりした^^;。が、そのすぐ後妹はりぼんを買うのをやめたため、非常に困った^^;
 どこか画集を出してくれないかな。

 内容は、「ほのぼの系おひめさま冒険もの」
 ページが少ないためなのか、複線を引いたのはいいが処理しきれないままに為っているのが多いのがちょっと不満。
 細かいところを気にせずに楽しんで読もう。

★「突撃パッパラ隊(1-12巻)」

著者:松沢夏樹(ハリー松沢) 発行:ガンガンコミックス ISBN:4-87025-009-8(2巻以下略)


 軍隊ギャグマンガ。と思いきや、変態ギャグマンガに近いかも ^^;

 ちょっと、ここ2,3巻のパロディ物にはしょくしぎみかな。

★「魔女っ子戦隊パステリオン(1-4巻)」

著者:松沢夏樹(ハリー松沢) 発行:ガンガンファンタジーコミックス ISBN:4-87025-548-8(2巻以下略)


 ハリーのよくある物・パロディーが冴える作品。
 戦隊物なのに、全員が揃うのが2巻終盤だったり、魔女っ子と言いつつ男の子が混じってたり、段々敵が(自分もか)弱くなってったりなどなど。
 最近は闘ってすらいないかも ^^;
 それを面白く見せるのが彼の才能だな。

 個人的には、D-アーネには幸せになってもらいたい物である ^^;

★「ななこSOS(全5巻)」

著者:吾妻ひでお 発行:ジャストコミック増刊(初版)・マガジンハウス(リバイバル版) ISBN:(JC版はなし)


 マガジンハウスから出た物があっという間に本屋から消えてしまった ;-;
 しょうがないので古本屋を漁ってJC増刊でそろえた思い出がある(って去年の話だけど)

 内容は「超能力少女+マッドサイエンティスト+謎の生き物」物。

 四谷がうらやましいと思うのは、きっと私だけでは無いはずだ ^^;