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(1999/5/12)

「ゲームコラム6」


★「Stepping Stage-ステステ」

 いろいろ弁護は有るだろうが、本質的にやはりDDRのパクリゲーだと言うことは否定できないだろう。パクリゲーはオリジナルと比べられるのが宿命だし、制作側もその辺の覚悟は出来ているだろうから、ここでは思いっきりDDRと比較してみましょ。

 まず、選曲はCOOL。選曲「だけ」は。別にDDRがUNCOOLって訳じゃないけど。DDRの収録曲に無いジャンルの曲を選んでいるから、ニッチ的な目新しさはあるな。
 譜面は相変わらず、VJの頃から懲りずに、ヘナヘナなだ。確かに「ここではこうしてくれ」という意図のは読み取れるのだが、結局それ以上のものを考え出せない、限定されすぎ。まぁ、FREEモードがあるからそれが救いだけど。つ〜か、BASICはすぐに行きづまるし。
 んで、最悪なのがクリアのシステムと難易度。クリアに必要なテンションゲージ(踏みが正確なら上がり、ミスをすると下がる)がノルマ制(ステージ終了時にゲージがある程度以上有るとクリア)なのは判らないことではないのだが、ゲージマックスから2つMISSするとノルマを割り込む難易度はなんとかならないんだろうか。しかも一度下がると戻すのに数倍のステップ数が必要だし。曲の1/3を過ぎた時点でゲージが1/3を割っていると、それからはパフォーマンスどころではなく、全力でゲージ回復しなきゃいけないのは、パフォーマンス命のダンスゲームとしては失格だ。BM98やってるんじゃないんだから。
 「減らなきゃいい」DDRと「増やさなきゃいけない」すてすて。パフォメインな人としてはどちらが楽しいか。言うまでもないですな。

 まぁ、色々文句はあるけど、いかんせん曲が楽しくて、結局やってしまうのが性ってものだけどね、このゲームは(笑)。ユーロビートばっかりで一部の楽しすぎる曲をクリアしちゃうと後はどうでもよくなるとか、所詮DDRに無いジャンルの曲を入れて目新しさを出しただけだとか、オリジナル曲が無いのがジャレコのサウンド担当の質を物語るとか、それらはジンギスカンで相殺して、Y.M.C.Aでちょっとプラスに傾くと言うことで(笑)。

 わ〜いえむしえ!ちゃちゃっ「ヒデキ!」
 わ〜いえむしえ!ちゃちゃっ「ヒデキ!」