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(1999/3/22)

「ゲームコラム2」


★「Final Fantasy VIII」

ジャンル:コンシューマゲーム、RPG、プレイステーション
発売:スクウエア

 一応新作と言うことで買っては見たものの、ディスク2終盤で力尽きました。ってゆーかそこまで良く我慢したもんだ。

 一言で表現すると、「一本道なんだけど、道の幅が広すぎて進んでるんだか横切ってるんだか把握できないストーリー」「様々な要素が絶妙な不協和音を奏でており、どうにもこうにもうっとおしいシステム」である。
 どうやら世間では、このようなゲームを「クソゲー」と呼ぶのが一般的らしい。

 まず、今回のメインシステム「G.F.(ガーディアンフォース)」と「ジャンクションシステム」を見てみよう。
 といっても、この辺についてはあちこちで言われているように「めんどくさい」の一言。しかも、ストーリーの都合上、中盤は頻繁にパーティーが入れ代わるので、そのたびにジャンクションし直し。たまりませんわ。

 つぎ。今回のお遊びシステム、「カード」を見てみよう。
 序盤は弾不足でまず勝てない。中盤、G.F.カードが集まってくると、今度はごり押しで勝てる。世界中廻れるようになると、今度は様々なルールのドナーとなってルールの伝道を行う。
 問題は、このカード自体、本編とはなんの関係も無いってこと。ストーリーに飽きた時に気分転換を測れると言う意味では、あって悪いものではないが、無くったってどうでもいいシステム。
 カード自体は面白いが、本編の面白さには全く関係のないシステム。はっきりいってじゃまですな。
 前作にも「ゴールデンエリア」があったけど、アレはレアアイテムが手に入ったり、ゲーム内のミニゲームがまた出来たりして、本編とちゃんとリンクしてたので、まだ良かったのだが・・。

 次。ガーデンのネットワークシステム。満を持して開催したフォーラムではいきなりフレームが発生し、収まったと思ったらまた再燃。結局休止に追い込まれる事態になる。「学園祭のページ」では、セルフィの日記ページが公開されてたり、今の文化を反映してますな。
 序盤で一番面白かったのが、このフォーラムでのフレームなんだから、アレ(本編ももちろん含んで)。
 しかし、このネットワークも、ガーデン内の一部の場所でしか見られなかったり(せめて自室で見られれば・・)、まったく活用できない。

 世界のどのアイテムショップにいっても売ってるものが全く同じなので、RPGの楽しみの一つである「買い物」が全く面白くなかったり、「金はあるんだけど使い道が無い」「だだっぴろいマップにスロウでもかけられたかのように遅い乗り物」「ワールドマップの存在に気がつくまで、世界中を捜し回らないとたどり着けない目的地」「使い勝手が悪すぎて、ただ『入れただけ』がみえみえなチョコボ」「方向転換と視点移動が同期しないから、操作性の悪すぎるラグナロック」「どうしてメニュー内にこんなものがあるのか理解しがたいシード試験」etc.

 ストーリーについては、あえていわないっす。やってみれば判るから。「無理・無駄・無茶」の三拍子揃った、笑うしかないストーリーだし。

 友人は、最初のシヴァとケツァクウァトルを取らずにイフリートを倒し、イフリートとセルフィのフルケアだけで電波塔のクモメカ(仮称)から逃げ切ることができた(初プレイ)んで、恐らく持ちG.F.はイフリートだけでクリアできると思われる。つーか、絶対その方が楽しいと思う・・・。

 個人的には、ブラザーズが有れば後はいらない(色んな意味で ^^;)。