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(12/08/13)「TeamFKR Executive Circuit Party 2012でサーキットデビュー」


そんな訳で、Team FKR主催のサーキット走行会に参加ですよと。

個スポ枠で他に誰か走るかな、と思ってたけど、前日までコミケという強行軍日程で、個スポで走行参加はワシ一人。

一般参加枠で2人ほど+LMPスタッフで「チームイカ娘」がかろうじて?って感じです。


場所は富士スピードウェイのショートサーキット。レースカーデモランにはちょっと狭いけど、市販車でスポーツ走行するには十分なレイアウト。正直、レーシングコースはリミット付き車では結構ヒマなのね。110psクラスでも。

セッティングとしては、こないだ入れたプロμのB-SPECが効き出てきたのと、社内清掃のついでにエアクリの掃除、あと、ECUリセットと念のためオイルキャッチタンクの清掃。後は100%吊しですよ。


スケジュールはこんな感じ。コースを一日まるまるの貸し切りで、走れる時間は他の走行会に比べればかなり長め、らしいです。

さらに、当初は午前中は3グループで20分×3枠の予定だったけど、台数の関係で、2グループで20分×4枠で残った時間は午後の模擬レースの模擬予選ということでナンバーがない車主体のタイムアタックに変更。

走行時間も1枠ぶん増えるということに。


ブリーフィングの後、いよいよ一回目20分の開始。

Aグループはどう見てもオーバーパワー車揃い。吊しで300PS超えてるような連中と混走はお互いにゴメンです。


Aグループの枠が終わって、次はいよいよBグループの開始。最初の10分は慣熟走行ということで、先頭にフェラーリ・カリフォルニアの先導車(ドライバーはイカ兄さんだ)、その後ろに参加者が付いていく、のですが、コースインのタイミング的にワシが先導車の真後ろというちょっとカンベンしてください隊列ですよ。

後ろはナンバー無しのパンダにナンバー無しの106RSにとガチすぐるメンツの前でどうしろっちゅうねん orz


まぁ、慣熟走行が終わったらさっさと先に行かせれば良いかと覚悟を決めたところで、グリーンシグナルでコースイン。

実際にコースを見てみると、普通のショートサーキットに比べてアップダウンがマジかって位に強烈。特にA1ルート最後のヘアピンが上りながら曲がっているので、アクセル緩めると失速するしかといって吹かしすぎるとすぐアンダーステアで膨らんでいくという、実に難しいコーナー。

他にも、上り下りのせいで先が見えないコーナーが多いし、グリップを探りながらなのでゆるゆるの先導車がペースアップすると付いていくのが一杯一杯って感じ。


先導車がどいてフリーになったので、とりあえず後ろを前に出して最後尾にまわってから練習、ですがペースの作り方も判らず、道幅も贅沢にあるんだけどインベタに行くべきか真ん中を走るべきかの判断も出来ず、一般道では滑る気すらしないタイヤもこの速度域ではなんか早々に限界なんじゃなイカという感触で、ちょっとどこから手を付けて良いか迷いながら周回している感じ。

まぁそれでも、終盤にはブレーキ踏むべきところと踏まないところの区別、ヘアピンから先の走り方については当たりがついてきましたが、しかし、ホームストレートからS字→ヘアピンはまだ全然走り方が判らずヨロヨロと抜けてるだけだな、と思ってたらチェッカーが出て1回目の走行が終了ですよ。


さて、2グループなので20分というあっという間のインターバルの後に2本目のコースイン。

休憩時間にLMPスタッフ(名前失念)の方とちょっと話して、「ヘアピンで上手くライン取れないせいでその前のS字コーナーもどう走って良いか判らない」、と言ったら、「軽い車の場合、(クリップに付くのを)少し我慢して入っていくのが良いんじゃなイカ?」的なアドバイスを貰ったので、S字出口から直進的にヘアピンのクリップに向かわず、コースに沿って曲がりきってから一瞬我慢してからクリップにアプローチする方向で。


慣熟走行ではタイヤのグリップが判らなくて、少し滑っただけで飛んできそうに思えてたけど、タイヤも人間も暖まってきたのでバックストレッチで何回かチャレンジした結果、このタイヤはスキール音慣って滑り始めてからが本番、という、まさにセールストーク通りの挙動が実際の実感として理解できてきましたよ。

前RE11・リアRE01Rという組み合わせも、軸重の前後バランスに対して非常に合ってる。ヘアピン出口のキツい上りではさすがにアクセル開けてもフロントのグリップが足りないけど、これはLSDが入ってないオープンデフでの限界でタイヤのせいじゃないからしょうがないココロ。


コースに慣れてきてコーナリング速度も上げられるようになってくると、だんだんこの車は「アクセル踏んでる限り破綻しない」ってのが判ってくるわけで、公道ではちょっと憚られる様な走り方をしても怒られるどころかタイム向上して褒められる、というなんという天国だべさという感じで、まぁ、走ってて愉快でしょうがありません、ええ。

件のヘアピンも、色々ライン取り試してみたり、タックインからノーブレーキで突っ込んでみたり(さすがにそれはフロント加重が足りずに盛大なアンダーステアかましましたがw)、軽量アンダーパワー車ならではの無茶っぷりじゃなイカww


で、申込時に同乗走行希望の有無ってのがあって、一応希望を出しておいたのですが、2枠目の走行が終わったところで次の枠で兄さんが同乗走行するとの話が。

ワシが助手席、兄さんが運転席でコースイン。

え~、FF車は相当しばらくぶりだと言いつつ、他人の車で、一周目からまったく自重しないライン取りする兄さん。縁石どころかその内側でそこ走るとこ違うんじゃなイカ的なラインをがしがし走る走る。

前の車、ストレートではこっちより速いんだけどコーナーはこっちが速いので、S字とヘアピンで煽りまくる兄さん。ちょww 突っ込むwww


途中で交代してみて、みたいなこと事前に言ってたけど、結局20分の枠めいっぱい兄さんが走り込んで終了。

12SRでアンダーステア出してカウンター、とか、どうすりゃドライでそんなこと出来るんだ的挙動もしつつ、タイヤと車両のギリギリまで使ってタイム出す勢いです。


え~と、S字の入り口のライン取りをインカットすることで、ストレートエンドで減速というより車体の向きを変える程度のブレーキングでS字に突っ込む→S字出口からシケインへもなんかアリエナイ速度で突っ込んでちゃんと曲がっているという、もうね‥‥


ストレートエンドはそこそこマネ出来たけど、シケインの進入速度だけはどうしてもミリ。トラクションが全然足りないハズなのにどうやって抜けてたのかと。


午前の走行が終わったところで、同胞よりBIGイカちゃん投入。


午後はトークショーとレースカーデモラン、ファミリー走行、模擬レース。

トークショーは鈴鹿に向けての話。レースカーデモランは、F458チャレンジと911カレラ(?)のデモ走行&デモドライバーチェンジ。

ショートサーキットのいつものレイアウトだとストレートが全然開けられないので、ホームストレートを一番長く取れるコース設定にして、ストレートでなんとか全開。そこらのナンバー無し車両とはレベルが違う喧しさ。

こんな短いコースであの馬力でまともに走れるのか、と思ったけどさすが、ストレートではスロットル全開です。一般人じゃあんなの怖くて踏めません‥‥

デモドライバーチェンジ後、イカティ発進時にエンスト。拍手喝采ww


ファミリー走行は、ゼッケン付きでも一般参加者でもなんでもアリな隊列走行タイム。

先頭を兄さん+RQ×3人のフェラーリが先導、後は後ろに好きなように付いて来てくださいって感じ。

最初はマッタリペースでしたが、段々オイオイっちゅうペースに上げてく兄さん。

一般参加者の前にいるので縁石カットのライン取りは自重。コーナーでスキール音立てない程度に曲がれるペースで先導車が走ってますが、次のコーナーや次の次のコーナーが見えないコースなのでゼッケン付きと同じペースで飛び込めと言うのは酷なココロ。


模擬レースはなんというか、ガチでこのために来ました的な参加者ラインナップ。

パンダに106RSにフェラーリが混走とか普通ないw


フェラーリと106RSが1・2グリッドですが、レーシングコースではまったく勝負にならない車格差だけどそこはショートコース、インフィールドでは車重が半分以下の106が煽りまくってストレートでフェラーリが引き離すというガチな展開。

クリーンに走ったらインフィールドで抜いてもストレートが馬の差でどうしようもありませんが、そこは10台が混走するレース、周回遅れが絡んでくるとストレートで詰まって全開出来ないフェラーリに対してストレートさえしのげばインフィールドで有利な106。

なんと、最終コーナーで周回遅れに詰まったフェラーリを106が躱して、周回遅れがいてストレート全開できない隙を突いて106が先にS字に侵入。そのままインフィールドで差を付けてそのまま逃げ切りという、「模擬」レースじゃないんか的な熱い展開ですよ。


その後は走りたい人は自由に走ってな時間。

元々、天気予報では天候大荒れだった中、10分ほど走っていると霧雨がぱらついてきた感じ。

少しピットインして様子を見て、路面が熱かったからすぐ乾きそう、ってことで、結局、フリー走行で40分の枠を20分ほど走行したところで、そろそろタイヤもキツいしこの後ウチまで帰る体力とタイヤを残しとかないとな、ということで走行終了。

ちなみに、フリー走行ではイカティがデモカーで同乗試乗中。さすがにレースカーほどのパワーはないけど足とエンジンがバリバリにチューンされたデモカーで自重しない1コーナー突っ込みをかますイカティ。


そして、パドックに戻って同胞と話してたら、ちょっと小雨が強く?‥‥と思った瞬間どかんと大降りですよ。

ドライで散々走った後にウェットなんてさすがに走れんな、と殆ど撤収ムードの中、一人、同乗試乗で自重しない突っ込みを繰り返すイカティ。同乗者はお気の毒様‥‥

そんなトラウマドライビングも、雨が更に強くなってきた処で終了。路面が云々以前に「前が見えない」のはさすがに、ね。


最後に、今日のタイム計測の結果を受け取って、スポンサー挨拶とかF458の新車をこれから納品しますよと思いっきり見せびらかされて、何となく終了という感じ。


本日のタイム。

自己ベスト 42.117。

兄さんのベスト 40.986


同乗走行なのに1.2秒早いとかどんだけバケモノですか、プロレーサーは。


同乗走行だった事を考えると、このセッティングで39秒台後半まではイケるんじゃなイカと。

‥‥、まぁ、プロレーサが出したタイムを目標にってのは無謀かも知れませんが、とりあえず今回は、タイヤが終わりかけなのと空気圧を公道用から調整してなかったので、新品のAD08に履き替えてさらに空気圧をベストに調整すれば勝てる、かも知れませんww


今年はSUPER GTには行けそうもないので、折角だから、で試しに申し込んだ走行会ですが、まぁ、無茶苦茶豪華な内容でしたよ。

あの参加費用であの内容は、前代未聞の豪華だったんじゃなかろうかと。

個スポ的には、兄さんの同乗走行(と希望すれば多分イカティも乗ってくれたんじゃなかろうかと)とか、トークショーとか(さすがにニコ生ほど自重しない内容ではないですが)、夏コミ4日目じゃなければ個スポイベントとしても十分戦えたんじゃなかろうかという感じです。


あ、スポンサーグッズとしてフェラーリのカタログを山ほど貰いましたが、先導車のフェラーリ・カリフォルニアが2,480マソか、そこそこ速そうだし次の車は‥‥、って買えるか!!ww