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(2002/09/22)

「ライディングスクール参加レポ」


 モト・ヴィラ・コバヤシ主催ライディングスクールatドリーム昭和。

 開催日時 2002/09/22 朝 08:30〜 16:00。
 費用 5,000円(昼食・飲み物付き)
 特別講師 宮城光氏(HONDA契約レーサー)


 そんな訳で、朝からスクールのためにドリーム昭和まで行く。

 集合8:30で開始が9:10。
 50分 + 休憩10分のペースで16:00まで、1日のスケジュール。
 ちなみに、特別講師の宮城氏、ワシ、オンロードレース系のTV番組はあまり見ないのでよく知らないのですが、二輪・四輪レーサー兼、解説者として有名な人だとか。
#しかし、googleで検索すると、この人と一緒に「二宮 城光」という某カラテカの人が引っかかってきてまぎらわしいヨ(笑)

 参加人数は、ゼッケンで見ると36・7人ってところですか。でも並んだバイクを見ると、もっと大人数がいるように見えますが。
 バイクは、大型ネイキッド・ツアラーが5割、大型レプリカが3割。他に250ネイキッドの女性が数人と、アメ車・オフ車がそれぞれ2・3台づつという割合でありましたな。
#最小排気量はSEROWの223。最大が、GoldWing-GL1800(!!)アメポリカスタム。コイツがスラロームを行く様は圧巻の一言。


 午前中は、初・中・上級の3班に別れて基本の急制動・スラローム・低速バランス。
 午後に、今度はマターリ組とアタック組の二班に別れて、コーススラロームと応用低速・スタンディング、なスケジュール。


 そんな訳で、開校式やらをやったら講習開始。
 スクールは初めてなんで初級クラスに入りたかったのでありますが、あまりにそこに集中しててアレなので、勝手に中級クラスに入れられる‥‥。
#まぁ、結果的には正解だった訳でありますが。

 関係無いけど、特別講師の宮城氏が来ていた革ツナギ。HONDAとスポンサーのロゴが入っているのですが、この右肩のところにある「SANGARIA」がめっちゃ気になってたまりませぬ(爆)
 お昼にあった、講師に質問してみようコーナーで「サンガリアのウィスパー7飲んだことありますか?」とか聞きたくなったけど、そこはぐっと我慢の子(謎)


 急制動。
 普段どこぞでやっているのそのまんま。しかも40km/hで進入なのでめっちゃ楽。


 低速バランス。
 いわゆる、一本橋と波状路。

 一本橋は教習そのものだけど、目標タイムが30秒。

 波状路も大型教習そのものだけど、わたくしは大型持ってないのでコレが初トライでありますな。
 と言っても、ただの段差が等間隔で並んでいるだけなんで、オフ道の悪路に比べりゃ全くもって問題なくアレ。

 つうか、オフ車なら楽勝に決まってるやん。

 ‥‥‥‥、エンストしてコケたけどな(ダメやん!)


 スラローム。

 6m間隔で直線に配置されたパイロンが20本。これが初期配置。
 で、コレで数周したら、講師がどんどんパイロンの配置を変えていく。
 最終的には、パイロンの間隔が3m〜7mでバラバラ、しかも一部は直線上でなく左右に不特定間隔に開いたいわゆる千鳥配置になっていく、と、まぁそういう感じ。


 25人位で一列になってどんどこ行くのでありますが、アメ車やイタ車、ネイキッドにレプにオフとイロイロな車種が交じっていて、全員が全員同じペースでは走れない訳で。
 その辺は、適当なタイミングで抜きつ抜かれつ、バブルソートされて速い順に並び替わっていくわけですが。

 さすがにアメ車はキツイし、大型レプも意外と小回りが苦手。
 という訳で‥‥、XLR-BAJAにつつかれるCBX1100やX4という珍しい光景が展開されることに(爆)


 なんせ、オフ車だとリーンアウトでいくらでもオーバーステアに持ち込めるから、峡路だろうが千鳥だろうが大抵の配置を平気で抜けて行けて速いのなんの(笑)
 いや、大型でも事務経験者の上手い人には全然敵いませぬが、それでも、先頭の955RR(だっけ)に引っ張ってもらいつつ走ってたら、最終的にはこの2台がごっついペースになっていたらしい‥‥。
#イヤ、あくまで中級クラスでの話ね。上級クラスは‥‥‥‥、コレが、シャレにならん連中の集まりやから。


 つうか、めちゃめちゃ面白いんですけど、コレ。


 
 なぜかお昼は特別講師にQ&Aの時間。

 Q「バイクに乗る切っ掛けはなんでしょう」

 A「だって、正義の味方はみんなバイクに乗ってるやないですか。月光仮面も、仮面ライダーも」


 後で配られたアンケート
 「バイクに乗る切っ掛け」
 4.その他 (クウガ)

 ‥‥、まぁ、世の中そんなもんだ(謎)


 で、午後はいよいよコーススラローム。

 要は、教習所内の外周・内周・課題コース(S字・クランク・V字(?)、四輪用・二輪用共)をマーカーとパイロンで周回コースに仕立て上げ、そこをひたすら走り込む時間。
 ちなみに、組み分けはマターリ組ね。

 講習によってはコレでタイムアタックをするところもある様ですが、今回のマターリ組はひたすら走り込むのみ。途中で講師や特別講師のアドバイスもありまするが、基本的には自分で考えてイロイロ試して楽しむのがメイン。


 なんというか、コレがまた、ホットにしてもたまらない面白さです。
 バイクってそんなに面白かったっけ? という感じです。
 これは超って言葉で(以下略)


 コース内に二ヶ所ある高速ストレート + ブレーキングセクションではさすがに大型に敵いませぬが、それ以外の低・中速セクションではオフ車の小回り性能が非常に強い。

 わたくし、コーススラロームは初めてなんで、さすがに先頭で後ろを引っ張りながら走るのはキツイのでありまして。誰かの後ろに付いて、前に引っ張ってもらう方がハイペースで走れましたな。
 つうか、気がつくと、午前中にスラロームで前を走ってた955RRとツートップで走っていた‥‥らしい。


 さて、リーンイン・リーンウィズ・リーンアウトと一通り試して見ましたが、やはり基本はリーンイン気味のリーンウィズが一番安定しますな。
 完全なリーンウィズだと、場面によってはステップが接地するまで倒すことになっちゃって、バンク角が足りない場面が多し。

 ただ、180度近く or オーバーを曲がるような低速セクションは、イン足が出るようなリーンアウトを使って曲がった方が速いのでありますが、思いっきりそれをやると先行者とラインクロスして危険なので、あまりトライ出来なかったのが残念な所。
#レースならいい追い抜きポイントなんだろうけど、こんな場では突っ込まれる確率が大で危険だす。


 さて、最後は高度低速バランス。

 マターリ組を更に二つに分けて、一本橋と低速コース(?)にトライ。

 低速コースは、青マーカで6m×6m程度の四角(完全な四角でなくて、かまぼこ型に近いか)を作って、その中に赤マーカをランダム(っぽく)配置したブツ。
 この対角に入口と出口があって、如何に遅く出口にたどり着くかをトライする、と。

 ついでに、パイロンの上に片足で立つ、というスタンディングのお遊びも一緒に。
#パイロンはゴム製。パイロンの上に片足を乗せているように見えて、実際は完全にバイクの上でバランスを取るのですが。

 講師は、シッティングでもスタンディングでも好きな方法でやってイイということを言ってましたが、さすがにコレはシッティングよりスタンディングの方が楽かと。
 あ、さすがにアメ車とかレプにはキツイので、使いたい人は教習車の400SFを使ってもOK、と。
#ちなみに、見本演舞では400SFを使って平気でスタンディングスティル4秒とかやってくれました。コースアウトしてたけどな(爆)


 そんな訳で、一度コースを下見したら、各自トライ。
 一回目はコースをぐるぐると周回しようとしたけど、思ったよりキツイ設定だったので途中で足つき。11秒(確か)。
 二回目は途中でエンスト。
 三回目、スタンディングスティルもどきがなんとなく上手く行き、何回か完全静止(0.5秒ほど(笑))を試みつつ無事にゴール、16だか19秒


 ところで、え〜、果敢にも自前のバイクでチャレンジしたCBR‥‥、出口直前でエンストして見事にコケておりましたが(爆)
 ついでに、入口でも400SFがコケてライダーが転がっておりましたが(爆)
#まさに、NR.asf状態(謎)


 しかし、アレを見て思ったけど、オン乗りってコケ方を知らないのですね‥‥。
 車体がペタンと倒れた時に、バイクにしがみついていて一緒にゴロンと転げるヤツが多いですよ。
 セーフゾーンのあるこういう場だからいいものを、もしも公道で対向車線に転がり出たら目もあてられない事態になります。

 確かに、ギリギリまで大切な車体を支えたいという気持ちは判りますが、ああいうゴロン転倒は二次災害に繋がる危険がとても大きいのでやっちゃいかんのです。
#オフの場合でも、林道をシングルアタックしているときなんか、ヘタに車体に巻き込まれて挟まれたりケガしたりガケから落ちたりすると遭難扱いになりますからな(笑)
#ヤバイと思ったら車体は捨てて安全な場所に飛びおりる。そうすれば、たといバイクが不動になったって、人間が無事なら押して帰れるし、最悪、車体はひとまず放っておいて人がいる所まで生還出来まする。

 まぁ、コケても車体のダメージはほとんど気にしなくていいオフ車乗りの理論かも知れませぬが(笑)
 わたくしの場合、コケるときって、大抵、躰をどちらかにひねって車体を背にする様に逃げるのですよ。車体と躰が平行だと、逃げるのに左右どちらかの足しか使えないので咄嗟に動けないし、人間は前後・上下の動きは片足でも出来るけど左右への動きは苦手という解剖学的な理由もありまして。
 もう一つ言うと、骨折・ねんざよりも、打撲・切り傷・すり傷の方が数倍早く治りますので、車体に挟まれるよりも飛び退いた先の石にぶつかった方が数倍まし、と。
 ‥‥、その辺には自転車時代からの痛い経験があったり無かったり(笑)

 まぁ、エンデューロやMXだと、コケた時に車体から飛退くと後ろから来たヤツに引かれますが(爆)


 一本橋。
 何度か自前のバイクで渡った後、全員、400SFでタイムアタック。
 タイムがトップの人には景品アリ。
 欲しがる様なブツでもなかったけどな。

 ‥‥はいいのですが、久々に400SFに乗った感想。

 なんじゃコリャ!?


 中型の教習って、こんなのに乗ってたんだっけ??


 ちなみに‥‥‥‥、最初、エンジンのかけ方を忘れてました(爆)
 一本橋は‥‥‥‥、二回チャンスがあったけど、二回ともおちますた。
 停めて次の人に渡すのはいいけど‥‥‥‥、サイドスタンドと間違えてセンスタをおろしますた(笑)


 その後ちょっとだけ乗り回して見ましたが、アレはアレですごく扱いやすい機体ですな。
 なんかもう、くるくるくるくる回る。ハンドルの切れ角はオフよりも小さいけど、タイヤが小さくて車体が短い?から、うまくやれば定常円旋回でXLRよりも小さい円で回れるんでは、と思えるくらい。


 ‥‥、ついでに、どさくさでCB750にも乗ってみたかったココロ。
 大型免許ないけどな(爆)


 ついでに、最後は寸評兼参加賞争奪じゃんけん大会(笑)

 アルミの水筒(そこそこ使える)と、宮城氏のサイン色紙(ワシの名前入り)があたりますた。

 ‥‥‥‥、で、どうすりゃいいんだ、コレ(爆)