| ■ 『新釈 眞田十勇士』のキャスト選考
『新釈 眞田十勇士』の第1次キャストが発表されました(作品の公式HPを参照して下さい)が、 その経緯について少々お話しておきましょう。 まず最初から決まっていたのは眞田信繁(=幸村)の郷田ほづみさんです。
言うまでもなく『銀河英雄伝説』外伝の「若き日のヤン・ウェンリー」です。 実は『銀河英雄伝説』の最初のキャスティングの時も、ヤン=富山敬さんというのをまず決めて、
そこからのバランスを考えながら他のキャストを決めていったのですが、もう一方の基準点となるラインハルトとキルヒアイスはオーディションで選ばせていただきました。
今回のもう一方の基準点は猿飛佐助です。テープ・オーディション(というのが慣用句になっていますが今はCD−Rだったりするんですが………)ではベテランから新人まで、沢山の役者さんの声を聴きました。その上で絞り込んだ10人ほどの方には実際に佐助を演じていただいています。それでも結局決まらず、もう一度候補を音響監督さんにリストアップして頂きました。その中から、再度何人かに佐助を演じていただき、結果さまざまな要因を考慮して決まったのが保志総一朗さんです。 次に決めたのが「十勇士」メンバーの最年長である三好晴海入道です。若手候補という案もあったのですが佐助=保志さんとのバランスや、他の「十勇士」が二人の中間の年齢という設定から、ベテランの玄田哲章さんにお願いすることになりました。『銀河英雄伝説』の質実剛健・ケンプとは180度違うコミカルなキャラですが、そういう面白みも加味してのキャスティングです。 ちょっと話を戻します。もう一人の「十勇士」三好伊三入道は石井康嗣さんです。『銀河英雄伝説』では(他の役もありますが一番印象的だったのは)外伝の『黄金の翼』のクルムバッハ憲兵少佐です。
晴海の玄田さんとは別の意味で180度違うキャラですが、音響監督・明田川さんが(前に手掛けられた)『ジャングルの王者ターちゃん』のアナべべのイメージが………ということで決まりました。同じように楓役の折笠富美子さんも明田川さんのご推薦です。 一方の「徳川帝国軍」のことも触れておきましょう。徳川秀忠の檜山修之さんは、実は最初は全く別の役の候補でした。更に佐助のオーディションにも参加していただいて最終候補にも残っていたのですが、一転して敵側に回っていただきました。凡庸な二代目というイメージが強い秀忠ですが、檜山さんの声で、新しい「熱い」秀忠像になるのではないかと思います。 最後にナレーションです。作品のトーンを決める重要な役どころですし、レギュラーは(多分)佐助とナレーションだけになるでしょう。これも色々な候補の方を検討した結果(それこそ声優界の重鎮) 内海賢二さんにお願いすることになりました。『銀河英雄伝説』ではシトレ元帥役で迫力と温かみのある名上官を演じていただきましたが、今回、時代劇としての重厚さを作品に加えていただいたと思います。 というような次第で『新釈 眞田十勇士』の第1次キャストが決まり、無事に最初のアフレコも終わりました。『銀河声優伝説』に負けず劣らず『戦国声優伝説』になると確信しています。残りの「十勇士」や、家康をはじめとする戦国時代の実在の人物たちを誰が演じることになるか、興味を持って見て頂きたいと思います。シリーズ開始時の第2次キャストの発表をお待ちください。 |