SERP  Synthetic Environment Research & Planning Institute Co., Ltd.


巣覗き棒
 弊社の「巣覗き棒」は、携帯可能な仕舞寸法1m・伸長寸法≦20mのロッドの先端にCCDカメラを装着したもので、手元の受信機(兼モニター)からリアルタイムで、樹上に架けられた鳥類(猛禽類等)の巣の上や、樹洞に潜んでいる動物(ムササビ、モモンガ、フクロウ類等)の状況を確認・撮影(動画・制止画)する事が可能です。
 装着されているCCDカメラは、遠隔操作により撮影方向(仰角)を調整する事ができ、また、LEDライトの装着により暗い樹洞内を確認・撮影する事も可能です。


巣覗き棒を猛禽類の巣に向け伸長しているところ


上に架けられた巣の上を、ロッド先端に装着したCCDカメラで撮影

受信機のモニターに映し出された巣上の映像を確認

巣覗き棒で撮影された巣上のオオタカの雛(巣の中央に3個体が確認できる)
巣覗き棒で撮影された樹洞のムササビ



 落葉期(12月)に踏査を行い1の巣(古巣)を発見したケース。
 これらの巣について、想定される種(ハチクマ、オオタカ、ノスリ等)の営巣期にあたる春〜夏期に営巣の有無を確認した。
 猛禽類の営巣地の特定方法の一つとして、巣を発見しやすい落葉期等に対象となる地域を踏査し、次繁殖期以降に利用される可能性がある巣(古巣、複数の場合が多い)を予め発見しておき、営巣の初期段階(抱卵〜抱雛期等)に発見しておいた全ての巣を観察して、営巣の有無を判断すると言う手法があります。特に、地形的な条件から比較的踏査が容易な平地、丘陵地、山麓等に営巣することが多いハチクマ、オオタカ、ノスリ、サシバ等に対して有効な手法です。

 更に業務によっては、諸事情(関連する開発事業を効率的に遂行するにあたり、施工時期の検討・判断のデータとしたい等)により、営巣期の初期段階で各巣の営巣の有無を確認する事が求められる場合があります。この営巣期の初期段階における巣の観察で威力を発揮するのが、弊社の「巣覗き棒」です。巣覗き棒を使用すれば、地形条件等により双眼鏡や望遠鏡では巣上の状況を直接確認することが不可能な巣であっても、短時間で営巣の有無を判断することが可能なため、巣の付近に調査員を長時間にわたり滞在させて、親鳥の出入りや雛等を観察する必要はありません。従って、営巣への影響は、巣付近での長時間の滞在による観察に比べ、軽微であると考えられます。






※) 弊社が所有する「巣覗き棒」は、弊社による特製品で、販売及び機材のみでのレンタル・リースは行っておりません。
    ご用命の際は、弊社のオペレーターが「巣覗き棒」を使用する観察等の作業を行います。


〒399-0006 長野県松本市野溝西2-3-3
(株)総合環境研究所 担当:曽我
TEL 0263-27-5550(代) FAX 0263-28-3344
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