7.高い評価 佐久の米・佐久の酒・佐久の鮒


高い評価を得ている「佐久のブランド」。

昨年、名古屋に視察に行きました。
「佐久の米が名古屋で評判になっている」という話をお聞きしていたからです。

スーパーマーケット「アピタ」。
資本はユニーで、名古屋を中心にアピタやピアゴなど215店舗あります。

販売価格は、¥2,180/5㎏

1俵(60㎏)に換算すると、\26,160(税込価格¥28,248)

一般のコシヒカリの販売価格が通常¥1,700/5㎏前後ですから、いかに市場で大きな評価を得ているかがわかります。

この米は、野沢・望月・立科で作られている特別栽培米です。
特別栽培米とは、化学肥料と農薬の使用を50%以下に留めた米です。

消費者の「安心できる、美味しい米を食べたい!」という志向は、今後強まっていくことから、この佐久の米の取り組みを支援していくべきなのです。

そして、農家の実収入増に繋げていかなくてはなりません。


日本酒と言えば「佐久」。
佐久の酒は、11蔵。
人口比でこんなにも酒造りが盛んな場所は珍しく、後継者が何れも若く、取り組みに勢いがあります。

佐久の酒

○千曲錦酒造
○戸塚酒造店
○古屋酒造店
○武重本家酒造
○大澤酒造
○土屋酒造店
○芙蓉酒造
○伴野酒造
○木内醸造
○橘倉酒造
○佐久の花酒造

どちらの酒蔵も、佐久の特徴を生かした評価の高い酒を造り出しています。

この特徴を生かし、佐久市議会では佐久市清酒の普及の促進に関する条例を制定。
今年のJRの信州DC(信州デスティネーションキャンペーン)でも大きく打ち出していきます。

今後は、日本酒と言えば「佐久」という佐久市の特色の発信を、小諸市や佐久穂町と連携し地域一体で推進していきます。


佐久の鮒づくりを大事にしていきます。

佐久の鮒は文化的食物ですが、現状は生産量が不足しています。
欲しくても手に入らない状況なのです。
扱っているスーパーでは1シーズン2回の売り出しを行っても、行列ができて、お昼までに完売してしまいます。

ご家庭ごとに鮒を煮る風情は、絶対に残さなくてはなりません。

農協とも連携しながら、新たな生産者育成を行い佐久市が水田鮒の生産拡大を支援します。


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