6.新直轄方式だから行う「道の駅・ヘルシーテラス佐久南」


大きな可能性を秘め、高速道路としての機能も果たす「道の駅・ヘルシーテラス佐久南」。

新直轄方式で佐久小諸JCT(ジャンクション)から八千穂高原IC(22.4㎞)までは整備がなされました。
残りの長坂JCT(仮称)までを新直轄方式で整備することが大きな課題であると前述しました。

歓迎すべき整備方法なのですが、建設コスト削減のメニューが具体化されました。
そのことにより新直轄方式では、SA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)は設置されません。

佐久小諸JCT?長坂JCT(仮称)間約57㎞には、SA・PAが設置されないということになります。
つまり、この区間では食事やトイレ、買い物、給油が出来ないことになってしまいます。

これでは、あまりにも高速道路としての機能を果たせないことから、佐久市では佐久南IC出入口に『道の駅・ヘルシーテラス佐久南』を建設することとしました。

佐久南ICを選択した理由は、この約57㎞区間で最も交通量が多い地点が佐久南IC前だか らです。
国道142号の1日の交通量は18,200台(H25調査)。
そこに中部横断自動車道からの流入予測交通量は14,300台(H42推計)と推計されております。

この場所に道の駅を建設すると周辺SAとは以下の距離関係になります。

佐久南~横川SA 40㎞
佐久南~東部湯の丸SA 25㎞
佐久南~八ヶ岳PA 52㎞
佐久南~双葉SA 72㎞

他のSAと競合することはなく、大きな可能性を持ち、今年の7月にオープン予定となります。
この道の駅は、地方創生の核となる、特に優れた取組みを行う道の駅を重点的に支援するために国が指定する「重点道の駅」に選定されています(H28.1.27)。

野菜の直売所も朝採りは朝、昼間採れたものは昼に販売するというスタイルで、産地だからこそできる魅力ある販売方法だと思います。

またレストランも設置しますので、岸野、桜井はもちろん、無料の高速道路を利用すればインターチェンジのある中佐都方面、切原・臼田方面の皆様にもご利用頂けると思います。

柳田清二

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