日本語のサロン第5回

英語はどうして国際語となったか?

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 国際語(インターナショナル・ランゲージ)

 しばしばユニバーサル・ランゲージと呼ばれる。異なる母語を持つ人々が、相互にコミュニケーションを容易にするために使うことを意図された言語、さらにつけ加えれば、言語の違いから惹起される誤解と敵対を減少させるために使われる言語。

 国際語は通常、それが国際的なコミュニケーションを促進するにあたって、現在の母国語にとって代わるのではなく第2又は補助の役割を果たすために意図される。

 国際語にはいろいろ種類がある。これらには人工的な言語も含まれる。:国の境界線の外で使われる国語;そしてたいていは非常に簡略化した形に修正して使われる国語。

 人工的な言語とは、自然の言語のように会話社会で発達しなかった慣用句・成句をいう。しかしそれは能力ある人々によって、多様なデータから、たとえば実存する自然言語からとってきて考案されたサイン、エレメント、加工されたエレメントそして創作されたフォームなどのような、素材から組み立てられたものである。
 このような人工言語を作り出すために17世紀から数百の努力がなされただろうと見積もられている。
 17世紀の若干の哲学者、なかんづくフランシス・ベーコン、レニ・デカルト、ゴットフリード・ウイルヘルム・ライプニッツたちが、いわゆる哲学言語の構築を提案した。それは人間のスピーチによるというよりは論理による分類に基礎を置いたひとつのコミュニケーション・システムから成るものを狙ったものである。それはそれ故に伝達されるための事柄を表すためのサインを使うこととなった。

 数多くのこのようなシステムがその後さらに考案された、が、それらは多くの人々にとって使うにはより難しくなり、同様に、会話に適さないという深刻なハンディキャップをもつようになっていった。

 人工言語のもう一つのタイプ、それはもっとポピュラーに成功したものだが、それは実在する自然言語の要素或は修正された要素から形成された種類である。
 この種の最初の人工言語で、若干の卓越したものを持つていたのが、1880年に紹介されたボラプーク。それはゲルマン系ローマン・カソリック司祭のヨハン・マーチン・シレヤーによって創り出されたものであった。
 シレヤーはボラプーク用に、アルフアベット、グラマー、ボキャブラリーを、主にラテン語、ロマンス系諸言語、ゲルマニック言語に基礎をおいて考案した。
 ボラプークは初めは大流行したのだが、それが学ぶにも使うにも難しいことが証明されてからは急速に衰退していった。

 もう一つの人工言語、エスペラントはポーランドのドクター、ルードウィヒ・エル・ザメンホフによって考案され、1887年に初めて公開された。
 それは一つの国際語としてある程度認められるという幸運を得た。しばしば、例えば、国際的な会話や会議で使われることがあった。
 実際に8百万の人々がそれを話すためにしゃべったのだ。

 エスペラントのボキャブラリイは個々のルーツに様々な接辞を付け加えることによって型められ、主としてラテン語、ギリシャ語、ローマン諸国語、ゲルマニック言語を起源とした。
 文法はヨーロッパ言語に基礎をおき、しかし極端に簡略化され規則化されている。
 エスペラントは一つの音声のつづり方である。
 それはローマ字アルファベットのシンボルを使い、それぞれが一つの音だけで成り立っている。

 エスペラント語の簡略化された改訂がIdoで、Esperandido を短くしたものである。
 Idoは1907年にフランスの哲学者ルーイス・コーツラトによって提出されが、エスペラントにとって代わることに失敗した。

 なおもう一つの人工言語、インターリングアとして知られるものであるが、これは1951年に国際補助言語協会によって創られた。
 インターリングアは、文法と語彙を共にする英語とローマン諸言語から導き出されている。
 それは医学そして科学のミーティングに使われた。

 そのように多くの人工言語が語彙と文法をインド=ヨーロッパ・言語を基礎としたことから、非インド=ヨーロピアン・イディオムの話手はそれらを難解かつ不快なものとさえ見てきていた。

 早くから、他の国民によってその国の境界の外で使用された自然のナショナル・ランゲーイジが国際語として奉仕できたということが言われてきた。

 例えば、ラテン語は中世及びルネッサンスの期間中はヨーロッパにおける一つの普遍的な言語であった。

 フランス語はかつて外交のためのユニバーサル・ランゲイジとして知られていた。
そして英語は今日しばしば世界貿易においてそのような役割を満たしていると言われている。
 加工した結果が現存する国際語で極端に簡単化された型は一つの国際語たり得る可能性として支持されてきた。

 ひとつの注目に値する例は、Latino Sine Flexione(屈折なしのラテン語)、20世紀初頭のイタリア数学者ギウゼッペ・ペアノの考案、である。又の名を「インターリングア」(Interlingua) といい、本質的にはラテン語の非常に簡単化された型である。
 それもまた広範囲に及ぶ採択を得られなかった。部分的には、平均的な男性にとってその語彙をマスターするにはあまりにも詳細にわたり過ぎたせいもある。

 最近、ベイシック・イングリッシュ(Basic English )という劇的に簡略化された英語の型 form が、英語学者 C.K.Ogden によって、1925〜1932年の間に提案された。それは 850ワードに煮詰められたボキャブラリと複雑ではない文法を持っている。
 語彙は、 600の名詞、 150の形容詞、そして 100の他のワードで構成されている、他のワードには動詞、副詞、前置詞、代名詞が含まれる。
 ベイシック・イングリッシュは国際的な補助語にふさわしいいくつかの特徴をもっている。
 それは学ぶに容易であり、申し分のないコミュニケーションをするにも十分である:加えて、広く使用される簡略型であり、それゆえに非常に親しみある世界言語である。

                                                                                                                          

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