Mag2版 ISO9001 まちがいだらけのJIS規格 真意はここに!
ISO9001 認証取得・更新するならJIS規格にたよるな! 難解と思われているISO原文を平易に解説。企業にやさしいISOが見えてきます。目からウロコの適用実例も紹介。企業の担当者・コンサルタントに!

 日本規格協会によるISO9001の翻訳版(「規格」と言おう)は、『誤』訳を日本の企業に押し付けているかのようだ。真のISOに取り組みたければ、規格を敲きながら原文を忠実に文章化するところから始めねばなりません。原文がどれほど言葉を選んで分かるように文章を作っているか、それがそのまま解説書になっていることを痛感するはずです。
 ISOをこれから取得しようとする企業、認証更新が大変だと嘆く企業、そしてJISの誤訳のために意味のない作業を顧客に強いているコンサルタントの皆さんに。

 章単位、節単位で訳文を掲載していきます。また、JISの訳文に誤訳がない場合は【和文】は掲載しません

翻訳版掲載ページは こちらへ
 →  http://www.avis.ne.jp/~qpress00/ISO9001_2000/ISO_top.htm
Q&A 質問・ご意見への回答頁はこちらへ
 →  http://www.avis.ne.jp/~qpress00/ISO9001_2000/ISO_melma_QandA.htm

「JISを敲(たた)かにゃ ISOはわからんぞ」 全文対訳冊子申込

「JISを敲(たた)かにゃ ISOはわからんぞ part2」 刊行のお知らせ
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translation/新井 暢
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    第1回 メルマガ ISO9001 まちがいだらけのJIS規格 真意はここに!


【本文凡例】 【JIS】は規格の訳文、【和文】は著者の訳文、【Focus】は翻訳文の意味の分かれるところ、【Satisfaction/納得】は意味の深化、文中の文字をにした部分は、注意すべき単語及びセンテンス。


Introduction 序文

0.1.0 General 一般

The adoption of a quality management system should be a strategic decision of an organization. The design and implementation of an organization's quality management system is influenced by varying needs, particular objectives, the products provided, the processes employed and the size and structure of the organization. It is not the intent of this International Standard to imply uniformity in the structure of quality management systems or uniformity of documentation.

【JIS】 品質マネジメントシステムを採用することは、組織による戦略上の決定とすべきである。組織における品質マネジメントシステムの設計及び実現は、変化するニーズ、固有の目標、提供する製品、用いられているプロセス、組織の規模及び構造によって影響を受ける。品質マネジメントシステムの構造の均一化又は文書の画一化が、この規格の意図ではない。

【Focus】 is influenced by varying・・は「・・の変わるごとに影響を与えられる」と訳すべきであろう、is influencedはbyなくして「に影響される」だから、byを「によって(影響を受ける)」の訳語に動員すべきではないからである。

【和文】 品質マネジメントシステムの採用は、組織の戦略的決断であるべきである。組織の品質マネジメントシステムの設計及び履行は、ニーズ、特定の目標、提供される製品、使用されるプロセス及び組織の大きさと構成の変わるごとに影響を与えられる。品質マネジメントシステムの構成における画一性又は文書の画一性を示唆することは、この国際標準の意図ではない。

【Satisfaction/納得】 品質マネジメントシステムの採用が、何故組織の戦略的決断である必要があるのか? 品質マネジメントシステムの設計と履行が、現在のニーズ・目標・製品・工程・規模に左右されて成就し出発したにしても、将来に亘ってそれら諸要素が変化し続けるのは当然である。これに応じて品質マネジメントシステムのデザインを木目細かに対応させて行かねばならず、履行しなければならない。これを認識することが組織の戦略的意志決定につながるからである。


The quality management system requirements specified in this International Standard are complementary to requirements for products. Information marked "NOTE" is for guidance in understanding or clarifying the associated requirement.

【JIS】 この規格が規定する品質マネジメントシステムについての要求事項は、製品に対する要求事項を補完するものである。

【和文】 この国際標準において明示された品質マネジメントシステム要求事項は、製品に対する要求事項と補足しあうものである。情報マークつき“覚書”は、関連した要求を理解或は明らかにする上でのガイダンスである。

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Whisperより分かりやすい解説を掲載。ワンフレーズコメントの場合もあります。
 0.1.0 一般

 ISO 9001のこの冒頭文はISOの「殺し文句」がうたわれている。それをJISの序文は、冒頭にJIS自体のことわり文を書き込んで、この文を埋没状態、人目につかぬようにしている。けしからん噺だ。

何がそんなに大事か? 改めてJISと和文の違い部分を見直してみる。

JIS―「組織における品質マネジメントシステムの設計及び実現は、変化するニーズ、固有の目標、提供する製品、用いられているプロセス、組織の規模及び構造によって影響を受ける。」

和文―「組織の品質マネジメントシステムの設計及び履行は、ニーズ、特定の目標、提供される製品、使用されるプロセス及び組織の大きさと構成の変わるごとに影響を与えられる。」

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ISO認証取得は済んだが、期待どおりの運用ができない!
認証更新の自信がない!
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ISO原文は、すでにこれらの疑問に応えていました。
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