2003/3/21 タペット調整記録

タペットの調整は2回目。今回は記録をとったさ。


1.うまをかける方法
ロアアームの平らな所に、フロアジャッキを掛けてジャッキアップ。サイドのジャッキアップポイントにうまをあてる。この後、オイルを抜くのに、車体を平行にした方がいい為フロントをジャッキアップ。
2.オイル抜き
オイルタンクのオイルドレンを15mmのスパナで緩める。熱いので注意。結構な量が出るので、大きめの受け皿を用意。ボクはバケツ。次に、クランクケースのオイルドレンを緩め、廃油を出す。ちなみに、普通の964は、まず、アンダーカバーを外すが、面倒なので、数年前から、アンダーカバーは外しっぱ。


3.1晩寝かす
エンジンが完全に冷えている状態で、0.1mmのクリアランスなので、このままの状態で、1晩寝かすさ。なんか、ホイールの盗難にあった車両みたい。
4.マフラーの取り外し
まずメインマフラー。メインパイプの結合部を緩め、(13mm)メインマフラー前方の、2本のナットを緩める。そのままだと、マフラーが落っこちてくるので、支えながら緩める。次に触媒。O2センサーを外す。固着している場合が多いので、CRCをたっぷり掛けてしばらく放置。メインパイプの結合部を緩め、前方の4箇所(13mm)を緩める。メインマフラーと同様、支えながら緩めるさ。




5.サイドのカバーの取り外し
サイドのカバーのボルトを緩める。(10mm)とにかく外す。これを外して、吸気側の調整を下から行なうさ。
6.エアクリーナーの取り外し
エアクリーナーを外す。ボクのは、キノクリに交換済みの為、はずさなーい。

7.ブロアファンの取り外し
まず、バンドを緩めて、ダクトを取り外す。変てこなセンサーが付いているが、引っ張ると外れるさ。(ちなみにこの部品、前にリコールで交換対象部品となった)ファンを固定している、2本のネジを外す。(10mmのソケットレンチ)シェラウドとつながっているパイプごと、外れるさ。
8.プラグソケットの取り外し
古い車なので、そ〜っと抜いてやる。以前、デルタのプラグソケットを外そうとしたら、線だけ抜けていやな思いをした事があるさ。エンジンにプラスチックのクリップで留まっているけど、取ろうとすると、すぐ割れちゃいます。こんなの割れてもいいです。



9.エンジンカバーの取り外し
これまたたくさんのナット、吸気側6個所、排気側11箇所(10mm)で固定されているので、ひとつひとつ丁寧に取る。固着してたら、軽く叩いてやると簡単に外れるさ。オイルがポタポタ垂れるので、新聞紙を敷きましょう。反対側や、吸気側のカバーも同様に外すさ。
10.上死点?をだす
オルタネータファンにレンチを掛けて、切りかきを合わせる。ただ回しただけでは、空回りするので、ファンベルトを押しながら回すさ。切りかきを合わせると、どこかが調整可能になっているらしい。


11.調整
12個のうち、どこかをを手で揺すぶって、動く様なら、調整可能。ナット(13mm)を緩め、間にシムを挟んで、マイナスドライバーで調整。ここからが、腕の見せ所。シムを動かし、軽く抵抗がある位でナットを締める。が、ナットと一緒に元も回っちゃうさ。だから、少し緩めで調整し、ナットを締める。何回もする。元が締まっちゃうからといって、ナットを緩くしちゃいけません。自分で納得がいくまでやるさ。もう一方の?番も調整可能になっているはずなので、そこも同様に行なう。終わったら、ファンベルトを回して、繰り返し。排気6、吸気6の合計12個所を、根気よく行なうさ。今回は、12個所の内、2個所が狭め、3箇所が広めでした。一通り調整し終わって、試しにもう一回確認しようとしたら、ここで問題発生さ。ゲージが壊れちゃったさ。一応一通り調整したから良かったものの、ちょっと不満。でもめんどくさいからこれでやめちゃったんさ。
12.プラグの確認
車載工具のプラグレンチを使い、外してみる。とてもよい焼け具合。さすがF1テクノロジーが凝縮されたプラグ(チャンピオンプロジェクトゴールド)。これなら、まだまだ持つでしょう。という事で、プラグ交換は次回に持ち越しさ。
13.エンジンカバーの掃除
ガスケット(ただのゴム)を外して、お掃除。油汚れに断然つよい、これを使う。



以下、反対の手順なので画像なし。


14.エンジンカバーの取り付け
 ガスケットは傷んでいないので、このまま流用。ナットは新しいのを使えとあるが、そのまま流用。締め方は、必ず対角線に。全体を均等に締めていくさ。


15.プラグソケットの取り付け
 ソケットの中に、CRCを吹き込んで、しっかり装着。


16.サイドのカバー取り付け
 外した時と逆の手順で取り付け。


17.メインマフラーの取り付け
 重いので注意。先にメインパイプ側に仮固定して、前側のナットをつければ具合がいいさ。


18.触媒の取り付け
 触媒も外した時と逆の手順で取り付け。O2センサーは、予め緩めた方向に回してから、取り付け。そ〜しないと、締める時、配線がねじれちゃうからね。


19.マフラーの締め付け
 全体の仮組みが出来たら、揺すぶって、各ボルトの締め付け。雑な組み付けをすると、排気漏れして、バリバリ辺な音がしますよ。


20.エアクリーナー、ブロアファンの取り付け
 ブロアファンのダクトを取り付ける時、なかなか付かなくていじれたさ。


21.エンジンオイル補給
 まず、8L入れます。大きなジョッキが無いので、何回もやります。調子に乗ってドブドブ入れると、給油口からオイル溢れるさ。そ〜っとね。


22.エンジン始動
 エンジン点火。さっきまで、内臓剥き出しだったエンジンが動いてます。かなりなめらかになったエンジン音。(気持ち)油温計のメモリが上がったら、オイルのレベルを見ながら追加。500ccの追加で、油量計の針が水平。長〜いディップスティックもいい感じ。


23.感想
 朝9時から始めて、夕方5時の8時間労働。4年前に同じ事をした時はなんとも無かったが、今回はかなり腰にきてるさ。歳とったって事?
 あと、写真とってみて思ったけど、ボクの車、汚い・・・